Ribbonのレビュー・感想・評価
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時間を壊した先に見えたもの
僕らの費やした時間はなんだったんだろう
ひたすら没頭したのは
何の情熱のためだったんだろう
何かとてつもないお金ではない価値が
そこに潜んでいる
現れている、歌にのせて
叫んでいる
あとあの爽快感はなんだったんだろう
消滅していく絵と心が再生していくのが
同時に起きている
のんさん、映画素晴らしいです。
ちょっといい歳して感動してます。
映画監督のん恐るべしです。
コロナ関係なくこれからも
のんの世界観を
日本全国に
かましてやってください!
公開するべきタイミングが遅い
何度か公開が延期されたでしょうか?2021年は月には海外の映画祭で公開されていたようです。
コロナ禍で全員がどこか異常で、各キャラ、なんでそんなことやるのか?なんでそんなこと言うのか?引っ掛かりが多くて、なんだこいつ?と不快に思えました。
作品捨てて謝らない
自分は手も洗わずアルコール撒く
とか。
途中から、多分狙ってこうなってるのか、と思ってから、ちょっと切ないと思えました。
予告通りではありますが、「コロナ禍で大変だけど頑張ろう、いつか良い事がある」というメッセージの強い映画です。
観る人がコロナ禍で絶望しているほど刺さると思いますが、これだけ異常に慣れてしまっているし、世界的にコロナ禍がひと段落つきそうな(希望的観測)時期に公開されても、そのメッセージは刺さらない。
映画を作った時の熱と、今とではちょっと違うのかと。
個人的には、最後のエンドロールがいちばん感動。そうか、これだけの人の熱い思いが「あったのか」と。
2021年に観たら泣いていたかも。
普通に、のんは多才でかわいいなぁ、、と思ってしまった。
余談ですが、配給がイオンエンターテインメントなのに、イオンシネマでは公開されないのは何故だろう。仲が悪いのか?こないだも思いました。
イオンの本社のある千葉市幕張には、おおきなイオンモールとイオンシネマがあるのに、幕張の違う映画館で鑑賞でした。
映画とは関係の無い、配給の都合が残念。
企画、脚本、監督、主演、編集、のん大変だったろうな。
コロナ禍に生きる人達にエールを送りたい制作者達の気持ちが伝わってきます。
のん演じる、浅川いつか は卒業式間近の美大生。みんな卒展に向けて頑張って作品を作っていたのに、突然中止に。学校も休みに。やることが無くなったいつかはモチベーションを無くしダラダラ生活の毎日。山下リオ演じる、できる親友の平井も平常心ではいられない。彼女は絵を描くために学校に忍び込んでいたことがバレて、退学になりかねない状況に。いつかはデザイン会社に就職の内定を取り消され、これまでやってきた自分の努力が無駄だったと感じてしまう。
おっさんの自分には実感は無いけれど、今はそんな学生だらけなんだろうなって思った。
後半、なぜ絵が好きになったのかを思い出させてくれる同級生との出会い。そこから、気持ちをプラス思考に切り替える展開が、とっても心地良かった〜。チョコチョコ出てくるリボンイメージ、こんなん見えてたら天才だよな!
かわいいバカが、どはまりの、のん。自分の事よく分かってるよね。
いつまで続くか分からないパンデミックだけど、何年後かに、こんな時代もあったよね〜って振り返る作品だ。みんな、頑張ろ〜!オ〜!!
初監督作とは思えない端正な作品
のんが初監督作として監督脚本主演を努めた、コロナ禍における創作、表現についての有り様を切り取った作品。
わたしは『あまちゃん』以来能年玲奈という女優に惚れ込んでいるので、どうしてもカノジョの作品に対する評価が甘くなりがちなんだけど、この映画については贔屓目なしに良かったと感じた。
コロナ禍という現実を創作に持ち込み、ただ閉塞感だけを描くだけでなく、それなりの幸福感のある人間関係も描きつつ、それでもやはり現実のやりきれなさが、表現という手段への向き合い方として描かれている。モチベーションの喪失と回復の過程が非常に良い。また、エピローグで提示された「作品」は、その過程からの結実としても美しいけれど、単に美術作品としても良いものであった。
それにしても、冒頭の感想に立ち返るけれど、初監督作品にしてこの堂々たる仕上がりぶりは称賛に値するものだと思う。ずっと目の片隅で追いかけてきたものとしてはむしろ誇らしささえ覚える。
のんちゃんの魅力満載の映画でした。
これまでの のんちゃんの主演作品 「私をくいとめて」や「星屑の街」を見ても感じるところですが 、のんちゃんは怒りを出して 表現するシーンが魅力です。
怒るということを演じさせたら 今の日本の女優の中でダントツの様に感じます。
コロナ禍で ぶつけることのできない状況化への怒りを 美大生という自分の作品発表の場を封じられたことや どこにもぶつけられないところで表現する様子は のんちゃん自身の現実の怒りのやり場と相まって作品に仕上げられています。
脚本、監督に主演をこなし 編集まで仕上げたのんちゃんの才能は「すごい」と感嘆させられる映画です。
心の内を リボンの動きで表現し、見ている人を引き付ける演出は面白い映画でした。
サンボマスターの主題歌「ボクだけのもの」のメロディ―が映画を見終わった後も耳に残る作品でした。
この映画の為に 多くの人たちが 応援団としてリボンを作ったことには拍手を送ります。
観ようか止めようか迷ったが観て良かったです。
自分が、そのときは、大切だと感じた出来事・物に時間を費やしたことが、ある日突然、ゴミのように、無駄に感じでしまうことは誰にでもある。
人は100%の自信と勇気を持って生きている(活きている)訳ではないのだから、自分の軌跡に満足したいと思う気持ちと後悔する感情が綯い交ぜになるのは当たり前で、その日、その時の自分の心の有り様で、負のマインドになったりポジティブになったりRibbonが形を変えるように移ろう。
なんでもないようなことがパワーになったり心の拠所だったものが崩れ去り自暴自棄になったり、人間は本当に複雑な生き物なんですね。
この映画はその複雑な感性をうまく表現しているな〜ぁと思います。
初監督作だからこれぐらいの評価だとか、そういう物差しではなく、自分の、自分自身の良し悪しの物差しで評すると、素晴らしい作品であると断言できます。
是非、機会があれば、ご鑑賞くださいませ。
未完成
2020年コロナ禍で卒業展覧会が中止になった就職内定済の美大生の話。
コロナ禍で学校そのものが閉鎖となり卒展も中止で、泣きながら作品を壊すデザイン科の生徒達を後目に一応は完成しているという絵を持ち帰った恐らく絵画科の主人公。
そして作品が大きくて持って帰れなかったことで、ちょっと主人公に妬みを言う友人。
休校中、自宅で描き足すと言い絵に向かうけれどなかなか筆が進まず…。
母親との件はまだ良かったけれど、父親からメロンパンまで創作意欲が湧かない主人公の暇つぶしをみせていく展開は、どんどん脱線幅が拡がる感じで、ちょっとコミカル&ホンワカ空気で楽しいけれど、何をみせられているの?w
平井平平平平…から話が動き、脱線パートも一応は?使っていたけれど、やっぱりそこにそんなに時間割かなくても良かった様なw
結局のところ平井はそれで良いけれど、主人公はこれじゃ終われていないんじゃ?という感じがして、もう一声、せめて決意ぐらいは欲しかったかな。
もう驚かない
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