犬は歌わない

劇場公開日:2021年6月12日

犬は歌わない

解説・あらすじ

世界初の“宇宙犬”として知られるライカを題材にしたドキュメンタリー。1950年代、東西冷戦下のソビエト連邦は、宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の1つがスペース・ドッグ計画で、人間の宇宙飛行が可能か検証するため数十回にわたって犬を宇宙へと送っていた。モスクワの街角で暮らしていた野良犬ライカは、人工衛星「スプートニク2号」に乗せられ、地球生まれの生物として初の軌道飛行を達成したが、生きて戻ることはなかった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは現在も苛酷な現実を生き抜いている。いつしか街には「ライカは霊として地球に戻り、子孫たちとともに街角をさまよっている」という都市伝説が囁かれるようになっていた。ソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像を通し、犬たちを取り巻く社会を描き出す。ロカルノ国際映画祭でヤング審査員特別賞など2部門を受賞。

2019年製作/91分/オーストリア・ドイツ合作
原題または英題:Space Dogs
配給:ムーリンプロダクション
劇場公開日:2021年6月12日

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映画レビュー

5.0 2023年8月2日鑑賞 VODで鑑賞 2023年8月2日投稿 編集...

2025年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2023年8月2日鑑賞 VODで鑑賞
2023年8月2日投稿
編集
よく吠える犬は弱虫なんだぞ
ネタバレ注意
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二年くらい前に表参道の映画館で見た。
画面の位置が高かったが、一番前で見た。首が痛くなった.

チンパンジーは精神を病んで死んていく。ライカ達は所詮犬死。すべて国の威信だけが残った。
さて、現在、そこで暮らす人達はどんな運命をたどっているか。言うまでもない。また、猿も犬も亀も行けなくなった所へ、国家の威信をかけて人間が行く。でも、その前に火星には何を送るべきだろう。火星だけにタコさんなてとうたろ。勇敢だし人間に従順たし、EPS細胞があって再生するだろうし、知性が人間よりは低くて、経費が抑えられるし、亡くなったら、たこ焼きにして食べれば良い。まぁ、人間が行くのは、それからで良いんじゃない。でも、火星に何しに行くの?
ネタバレあり
この映画の最後に『ナイチンゲールの鳴く朝、子犬達は、、、、、。』と言う『クダリ』。意味する所は、この国の運命か?あの国の運命か?
二つの国の運命だと私は思った。
私にとっては、タルコフスキーの描いだ『カワウソ物語』だ。
追記
ガキの頃、科学技術館へ宇宙に行った犬を見に行ったのを思い出す。よく吠える惨めそうな汚い犬だった。我が父は『よく吠える犬は弱虫なんだぞ』って教えてくれた。我が父は他人によく吠えていた。弱虫野郎だとその時思った。

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チネチッタ

5.0 よく吠える犬は弱虫なんだぞ

2023年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

2.5 動物実験リアル?

2022年2月8日
Androidアプリから投稿

セリフ無し、ほぼ犬目線で淡々と進みます いきなり人間でテストする訳にはいかなかったのは理解出来ますが、体に及ぼす影響をみる為か、管を通したりとか目を覆いたくなるものばかりでした しかも亀とか猿とか日本昔ばなしですか、な選択 しかしちゃんと生還した犬もいたんですね 多分放射線の影響みる為に繁殖させたんですかね?犬と人間の宇宙飛行士選ぶのもさほど基準変わらないのでは?となんか悲しくなってしまいました。

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ゆう

3.0 撮影用の動物の扱いが気になった

2021年7月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

宇宙飛行実験の為に人間に利用された野生のサルや野良犬、カメの末路や現代のロシアに生きる野良犬の生態を描いた作品。
作中、野良犬が野良猫を噛み殺したり、毒入りの餌を食べて死んだ犬の死体が出てくるが演技や模型なんだろうか?と気になりなかなかテーマに集中できなかった。
冒頭の宇宙実験に使われる予定だったサル。人間に懐いた為に野生に帰れず、衣服を着て家畜(見世物)として一生を終えたらしい。
人間に選ばれた野良犬は、過酷な訓練や身体改造され実験動物に。
そうでない場合は、害獣として社会の片隅で駆除される。
そして現代の人間社会に於いても、生産性がある(有益)か否か?で人が人に優劣をつける世の中になっていると痛感する。
野良犬たちの末路は、明日の我が身かも知れない。

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