バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のレビュー・感想・評価
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我が家の奥さんのお気に入り
おディーン様を、見に行きました。
うちの奥さん評価、結構厳しかったです。
そもそもシャーロックの名前が似合わないと。
冒頭のクリアボードへのサインのシーンがない
期待してたバイオリンを、弾くシーンがない
CB400Fが出ない。(これは私の意見)
都心のオシャレな感じが全く無い
おディーン様のファッション、タボダボなだけ
他にも・・・・
冬とは言っても瀬戸内海、ダウン着て凍死?
帰りのクルマ、決めつけないで助けに戻れよ!
地震の後でも、崩壊してないし。
他にも言い出したらキリがないけど、かなりザツな感じがしてて、なぜこのタイミングで、この作品を出したのか?
ドラマを見てなかった方には及第点って感じかも知れませんが、シャーロックファンには物足りなかったのかも知れませんね。
期待未満でした
最初の前半部分は退屈で、後半部分の謎解きもあんまりしっくりこないという印象。題材(赤ちゃんの誘拐)は悪いとは思えないので、全体構成が悪いのだと思います。登場人物の内面にもっと鋭く切り込んでくれた方が良かったと思うし、殺人自体ももう少し緻密さが必要だと思いました。探偵側ももっと鮮やかに解決してほしかったです。
見応えあり!!
ドラマの映画化でしょ…と軽い気持ちで鑑賞しましたが、予想を遥かに上回る面白さに、気づけば没頭していました。ラストはしばし客席で虚脱してしまったほど。
霧深き夜の不気味なスリラーから始まり、まさかこんな壮絶な人間ドラマで結末を迎えるとは想像もしていませんでした。
ハッピーエンドではなかったかもしれませんが、じんわりと「でも、これで良かったのかもしれない…」と感じさせる、そんなラストでした。
ドラマを見ていなくても楽しめる、一本の硬派な作品として仕上がっていたのも素晴らしかった。ラストにドン、と出てきたタイトルが、ものすごく効いていましたね。
もう一度観たいです。次は細かな伏線に着目して鑑賞するつもりです。
バイオリン弾いてれば、0点にならなかったんじゃないかな、多分。
普段ドラマをほとんど見ませんが
たまたま見たドラマが面白かったので、
映画楽しみにしてました。
もとになったコナンドイルの小説は
読んだことありません。
娘と観に行きましたが、
映画のあとのお昼ご飯中も
帰りの車の中も
ずっとあーだこーだ映画の話をするくらい
面白かったです!
以下、ネタバレありの感想です。
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ユーチューバーが
「人殺しちゃダメでしょ」って、
1番まともな思考の人だったのが、
なんかよかった。
最後、そして誰もいなくなった的なエンド。
モヤモヤ。モヤモヤofモヤモヤ。
ちゃんと償って欲しかったなぁ。
償って、三人で生きてほしかった。
救いがない感じがして、つらい。
いや、本物の遺書は
紅ちゃんにきっと遺産は残さないだろうし
そう考えると、
埋まってしまってよかったんかなぁ???
うーん、やっぱりモヤモヤ。
紅ちゃんの生い立ちは本当に辛いし、
はすかべ家を憎むのも分かるけど、
計画を止められなかった本当の両親。
でも、赤ちゃんのとき、
見つけられなかった、とか眠ってしまったとか
どこか負い目があるから、
止められなかったのかな。
紅ちゃんも、はすかべの両親(?)から
愛情をもらうことなく育ってしまったから
まともに考えられなかったのかな。
彼女に思いとどまらせるような
支えになる人がいなかったんだなぁ、
と思うと、
地震学者の先生がもっと真っ直ぐに
愛を伝えていたら、
支えになったのかもしれない、、、
そんな風に思いました。
DNA鑑定で親子関係がわかって、
でも警察行かなかったのも、
過去のことで警察不信だからって思うと
よくできたストーリーだなぁなんて思ったり。
いや、マスコミに垂れ込めば、
社会的にはすかべ家は抹殺できるのではないか?
なんて、娘と盛り上がりました。
それにしても執事さん、、、(泣)
ともかくいろいろ切ない。。
赤ちゃん失踪事件で
二週間で打ち切った警察。
うわーって思ったけど、
ラストそう繋がるんかー!!
募金追加がじゃらじゃら小銭だったのは
(お札じゃないんかい!)
あの人らしくて笑えました。
で、「0点は俺だった」って、獅子雄のセリフ。
きっとね、
ドラマでは謎解きの時に
バイオリン弾いて思考をまとめてたけど、
映画では弾いてなかったでしょ。
だから0点になっちゃったんだよ。
考えをまとめる時間が必要なんだよ。
、、、なんて、結論に至りました(笑)
娘ともいろいろ盛り上がって話せたし、
演技も悪くなかったし、
私としては
ストーリーもよかったので、
ラストはもやもやですが、
楽しい映画時間でした。
シャーロック、またドラマやらないかなー。
映画続編でもいいよー。
とりあえず、
レビューでみんなが傑作だと言っている
コナンドイルのバスカヴィル家の犬、
読もうかな。
おもしろかった
犯人グループの動機には全く共感出来なかった
どんな理由であれ、最後の一線を越えるのは未熟
だから、終盤のシーンは怠く感じた
youtuberの「人は殺しちゃダメだよ」は大同意
それと地震が来たら高台に逃げるのでは?
ミステリー要素と映画要素は楽しかった
個人的点数を付けるのなら85点
そして誰もいなくなった
全体の足並みを乱す女がいて台無し。
「娘が居なくなって悲嘆に暮れる母親演じてます」感(演じれていない)
「この齢でこんなにキレイなの凄いでしょ」感(皮膚から老いが滲んでてキツイ)
「女優としての存在感を見せつけてやるわ」感(旬を20年は経過している上に全盛期でも寺田心以下の演技力)
広末が邪魔。リフォーム業者で顔出しした瞬間に冷めて作品自体が色褪せて見えた。
コイツをこの役にキャスティングするセンスで今作の品質が解る。
渋川清彦さんは好きだったから尚更嫁役は合ってねーわ。
最後に1つツッコミ
島の設定雑すぎ。初めポツンと一軒家みたいに屋敷を登場させといて、キャバクラの有る漁港を追加し、大勢の人で賑わうショッピングモール出して、なんやねん、この島。黒い犬の呪い?阿呆か?誰も信じとらんわ、そんなもん。今、令和やぞ。
余韻を残したエンディング
ドラマ版は見ていませんが予告編に引かれて観ましたが、予想以上におもしろいかったです。推理ミステリーというよりは人間ドラマに重点を置いたストーリーで一つの歯車のズレが全ての人の人生を狂わせ崩壊していく刹那な展開と、もしそのズレがなければただ幸せに生きていけたのにという儚さも味わえる演出は素晴らしかったです。
最後に全てがなくなった様に見えて、犬の遠吠えと共に実は‥という原作の様な余韻を残した終わり方もミステリアスで想像力を掻き立てるものでした。
何箇所か腑に落ちなかった点があるのでもう一度ゆっくり観てみたいです。
ドラマ未視聴でも楽しめました
ドラマの存在は全く知らず、というかここのレビューでドラマの続きなんだ……と知りました笑
予告で『この謎は解いてはいけない』という煽りがあって(別の映画だったかも知れませんが)気になり見に行きました。
ドラマ未視聴でもなんとなく設定は飲み込めて、特に不自由は感じませんでした。
謎解きもさくさく進んでいって、伏線もきれいに回収されていって見ていてストレスもなく。
執事が奥様の首に手をかけ、目を開いた奥様が全てを悟ったように瞬きする姿にはつい涙を溢してしまいました。
しかし、感動しながらも死を覚悟できるほど罪の意識があったなら自首して!!てか紅ちゃんにもっと優しくできたでしょ!?と突っ込むことを自分に禁じ得ませんでした。
死ぬことよりも主人が怖いのか。
まあ命じられて車椅子生活をするくらいなのだから、よほど恐怖なのだろうけど。
いやでもその罪の意識あったらせめて裏では紅ちゃんに優しくするとかさ、できなかったのか??とやはり腑に落ちません笑
よその子は純粋に可愛くないけど、悪いとは思ってたってことなのかなー。
腑に落ちないと言えばラストも、どうしてそうなった?という気持ちです。
復讐しても幸せになれないという暗示なのか、あれがあの家族にとっての幸せだったのか。
でもあれじゃあ碧海ちゃんがあまりに不幸なんじゃないかと思う。
楽しめましたが、腑に落ちない点があったため、星3.5です。
テレビ版とはちょっと違う
シャ~ロック!とかバイオリンとか無し。
シャーロックの性格もサイコっぽさ控えめ。
犯人はなんとなく最初わかってしまう。
せっかく馬場が命をかけて守ろうとしたのに
あのラストは納得できない。
日本人的な倫理観なのだろうけど。
うたた寝が結んでしまった「二つの悲劇」と言うことなんでしょうが…
シャーロックのテレビドラマシリーズは、観ていません。また、コナン・ドイルの原作も読んでいません。
予告編で突っ伏して慟哭する探偵の姿が出てきて、「この謎解きを後悔する」とナレーションが入る。ここは煽りとして心地好かったです。
恐怖に満ちた魔犬伝説の裏に隠された、愛憎と欲望の謎……みたいな、おどろおどろしいホラー寄りの正統派作品の予測で観始めました。
◉怖くない魔犬
あの魔犬の光る瞳は、ヤマネコかイタチにしか見えなかったです。視覚・聴覚・触覚などに訴えて、強烈に描かれていいはずの魔犬の恐怖が出てこない不思議な展開。黒い危険な生き物に仮託したホラーのイメージが全く膨らんでこない。犬の身代わり伝説とは言っても、墓地に恨めしげな犬の像はないでしょう。
そして廃鉱山は、この作品の重要なポイントであるのは分かりましたが、罠や野生動物、極寒の危険ゾーンに「深夜」に出かけた長男の真意は何? 鉱山の一か所に大金と遺言書が有ることはオープンになっているのだから、単独行の意味がよく分からなかった。
◉目が口ほどに語りすぎる
誘拐に紛らせて恋する相手を救おうとした、地震研究者の行動は、こうした作品にはちょうど良いエピソード。また最後、罪は罪だからとして地震に身を任せる親子の結末も、怨念の強い物語にはふさわしく感じました。
しかし、目は大きさが変化しないから、3歳児と若い女性でも同一人物と分かると言うのは、本当ですかね。洗面所で母である冨楽朗子が、生き別れになった紅に気がついたあたりで、観客としてちょっと置いてきぼりにされた感。
あの紅の狼形の痣は最初、話の流れにもふさわしくてドキっとしたのです。ここは、この痣から辿り着く展開にして欲しかった。
その紅の人格についても、事実が明白になって蓮壁家に対して恨み骨髄であるとは言え、財産も全て奪うのよと一気に戦闘モード。ここはためらってからにした方が、紅の不幸な境遇に対して、哀しみは増したと思います。
◉親ならば、うたた寝しないこと
幼児の事故死や誘拐と言った重たい出来事は、フィクション中であるならば因縁や愛憎に連なる素材ですが、この作品みたいな繋がれ方をすると、苦笑になってしまう。
うたた寝して子供を溺死状態にした母親が病院に向かう途上で、同い年ぐらいの幼子を発見。ここで先行する遊園地のシーンに重なって、そこにはうたた寝する冨楽の父親が居た。こんなドッキリみたいな展開!
◉俳優陣はミステリーらしく重厚
因縁、欲望、怨念が降り積む、渦巻くと見せかけて、裏でゴソゴソやっていただけと言ってしまえば、言い過ぎですか。
ただ、俳優陣は役柄の軽重や展開に関わらず良かったです。役者と物語が乖離していたと言う訳ではなく、皆さんミステリーの風をまとって演技していたように感じました。
ところで種明かしシーンで、いくらプライベートに近い案件とは言え、警察署長が応接スペースのテーブルに腰掛けて会話するでしょうか?
一つ。冨楽「朗子」は「狼子」だったりして。
泣きました&ワンちゃん可愛かった
完璧までは言えないが、なかなか完成度が高くて見応えがある映画なので応援したい気持ちも含め★4.5にしました。
映画全体的に無駄なシーンがなく、冒頭から最後まで事件に関係あり、ラストシーンも個人的にまさか寄付で終わるかと好きです。探偵事件の裏には悲しい物語は付き物ですが、監督の表現仕方が上手いなとも思いこの事件は本当にいくつの不幸な重なりで悲しかったです。うすうす犯人はあの人ではないかと分かっても実際に真実を少しずつ明かされた際驚きました。川の字のシーン思わず泣きました。
残念だと思ったのは謎より犯人の物語のほうが枠を取ったので(少なくとも体感的にはそうだった)、ミステリーには物足りなかったです。特に捜査シーンはかなり飛躍的で、肝心な会話はほぼ全部途中でカットされヒントもほぼ全部観客に伏せて、解説の時初めてその会話の続きは何なのか、ホームズやワトソンの目線で何を見たのか分かるから後で足した感が半端ない(^^;;)別にヒント見せてもいいじゃないか。そして解説されてもホームズはどうして最初からあの人疑ったのか、どうしてあの場所へ行けば証拠見つけるか分からなかったので、ちょっと説得力が足りなかったです。もう一度観れば見逃したシーンもあると思うが、続編があれば演出上ヒントや証拠の繋がりをもっとはっきり見せたらいいなと思う。
シャーロックのオリジナル作品について。映画には原作のメインストーリーの一つから派生された物語なので楽しかったが、ドラマのほうがシャーロックの特徴が表してると思う。ドラマのワトソン目線的な日記記述が好きだから、映画もそのまま使ってほしかった。
とは言えよくできた作品でした。
劇中の獅子雄のセリフが作品を総括してくれました
『30点。思わず感動しかけたけどな』
作中で獅子雄が総括してくれましたね。
『0点は俺だったか!』
いえいえ。60点はつけられますよ。
そこまで卑下しないでいいです(笑)。
大変フジの映画らしい豪華なテレビドラマでした。
役者個々の奮戦は素晴らしく、ディーンフジオカ(と岩ちゃん)という不世出のイケメンを余すことなく楽しめます。
おそらく、ドラマの最終回として、2回に分けて流れたなら最高だと思えたはず。原作自体が二部構成ですからね。
とっちらかってまとめ方がよくなかったのではないかと。
蓮壁家に始まる名前の日本語変換はステープルトンを捨井にしたまでは頑張っていましたが、バリモアはさすがに苦しかった模様。まあホームズとワトソンがイニシャルだけだから多少はね?
ディーンフジオカ相変わらずかっこいいな。 ドラマ見てないけど問題な...
ディーンフジオカ相変わらずかっこいいな。
ドラマ見てないけど問題なかったです。
個人的に自然災害オチはあまり好きではない。
#48 ひたすらディーン氏がカッコ良い
TVシリーズを観てないので何故ディーン氏があんなに横柄なのかわからないが、それを差し引いてもやたらカッコ良い。
特にコートだか麻袋だかわかんない上着姿が良い。
それはさておき娘が殺人にまで至るほど一家を憎んでいると感じ取れなかった。
子供を誘拐された夫婦のほうが憎むならまだしも、何故に彼女は弟を殺すほど一家が憎かったんだろう。
誘拐したほうも何故最後まで責任を取らないの?
そして准教授は結局どうなったんだろう?
最後の最後まで
結末は最後に明かされる。最近、広末さんは何か犯人役、黒幕が多い気がする。椎名桔平さんの役は奥様(稲森いずみ)と新木優子さんを守るため秘密を誰にも言わず、ちょっとかわいそうでした。がんちゃんは獅子雄とのコンビがぴったりだよね。また、続編があれば観るね。獅子雄さんのクールさとがんちゃんはイケメン最強バディだね。
市川崑ならどう撮るか
瀬戸内海の孤島で起きる猟奇的事件と言えば金田一耕助だが、シャーロック・ホームズの舞台になるとは思いませんでしたよ。
「パスガヴィルの犬」と言えば子供のときに読んだきりで、リンを体に纏って光る犬の描写があったように思いました(別の話かも)。なかなかのホラーだったように思いましたがあっているかなあ?
初めに褒める
ディーンフジオカや岩田剛典、西村まさ彦、稲森いずみなど、とてもうまい役者が揃っていて圧巻!
ヒロインの新木優子も、花を添えていた。
イケメンと美人が出ていても、みんな芸達者で良かった。
ところが最近は俳優不足なのか同じような俳優が出すぎているとおもう。ここでも、出てくる主要な人物に有名俳優を使うから、犯人も意外性が無くなっている。例えば椎名桔平を執事とか広末涼子をリフォーム屋とかにすれば、この人達なんかあるって思うでしょ。役が意外すぎるから。
最初の粕壁家の当主(西村まさ彦)が死ぬシーンは、それをモニター越しに見ていた獅子雄達がいるから犯人不在の上事件性がないと普通は判断されるはずだが、狂犬病なんて日本に存在しない病気を持ってくれば他殺って話になる。ここは、せっかくの密室トリックなのだから工夫して欲しかったな。
ドローンを使った魔犬よりリンで光る魔犬の方がよほど不気味。ドローンは音でわかりそうなもだし。
新木優子はいいねえ。長いまつ毛と大きな目、ナイススタイル。
市川崑の映画で言う、浅野ゆう子、大原麗子(獄門島)、桜田淳子(病院坂)、中井貴惠(女王蜂)、岸本加世子(悪霊島)みたいな役回りですかね。島田陽子を忘れていた。
やっぱり何となくスタジオで撮ってるのって思うくらいスケールが小さいと思うのは何故かなあ。テレビでいいでしょというのが視聴後の感想。
テレビドラマシリーズとは別物?
テレビドラマシリーズから大好きで、待ちに待った映画だった。
けれど、テレビドラマシリーズを特に踏襲することはなく、江藤はいつの間にかまた出世しているし、獅子雄と若宮は若宮がずっと獅子雄を待っていた筈の部屋ではなくもっと汚い狭い部屋に引っ越している。江藤の出世には二人の協力は欠かせない筈なのに、二人は貯金残高も蓮壁氏に100万振り込まれるまでたったの60,012円の貧乏暮らし。獅子雄のいない間には降格してしまった江藤刑事がまた出世していたのに?と、疑問がわく。
獅子雄が若宮に残した筈のバイオリンも出て来ず、ドラマとは全く別の話なのか?と思った。
事件の話。
個人的に、もうすぐ1歳になる女児がいる身としては、あおみちゃんが攫われるシーンも冨楽夫妻があおみちゃんを探し回るシーンも、大きくなったあおみちゃんが自分の本当の部屋に赤ちゃんの時からの全ての行事のための物を買い揃えてもらってあるのを見たシーンも、もう嗚咽を漏らすのを堪えるのが必死なくらい涙と鼻水でボロボロになってしまった。
全く落ち度がなかったのに赤ちゃんを攫われ、最終的には諸共死んでしまう冨楽朗子さんが可哀想で仕方なかったけれど、映画で若宮が「これからの人生で親らしいことをすべきだ」「たくさん名前を呼んであげて」と言っていたその表情や声音にはとても説得力があった。
たった一言、「お金なんかいらないから、3人で一緒に暮らそう」って娘を説得できなかったことが、冨楽夫妻の過ちなのだろう、と思った。
蓮壁家の人間に関しては、はっきり言って死んで当然!と思っていたけれど、やっぱりあの本物のベニちゃんが浴槽に沈んでいるのを見つけたシーンは何度見ても胸がギュっとする。
蓮壁夫人は夫に心身を支配された憐れな女性、という目になった。
馬場が死んでいるのを見つけた獅子雄の慟哭は、それだけ見たら感動的なのかもしれないが、テレビドラマシリーズから観ている身としては、そこまで馬場との関わりも無いのに、単に自分の推理ミスでみすみす死なせてしまったことを悔やむにしては、馬場の亡骸に触れるシーンが馬場自身への思いに見えてしまい、「えっ、何で?」と思ってしまった。
ずっと付きまとっていて、あまつさえその恋心を応援していた捨井相手だったらまだ分かったのだが。
心にずっしり来る、誰も幸せじゃない、皆がそれぞれに不幸を抱えていて、観終わった後沈んでしまう。
唯一、獅子雄と若宮の家のベッドにヴィルのようなぬいぐるみがいるのと、ペットのウェブサイトが開かれたPCに、ヴィルを忍ぶ若宮のために獅子雄が色々見ているのかな、と思いめぐらせてほっこりした。
テレビドラマシリーズ第2弾で、もう少しバディ感を見たい。
つまらなくはないよ
話は良く練れてるし、金田一っぽい舞台仕掛けも面白いし、最後に地震で全部放り投げるのもそれっぽいし、いいんだよね。でも、なんかシックリこないの。
何でだろうなと思ったんだけど、ディーン・フジオカ演じる獅子雄がどんな人なのか良く分かんないんだよね。なんか傍若無人っぽい人だなと思うんだけど、それ以上のものがないの。
岩ちゃん演じる若宮も良く分からないね。新木優子にすぐ惚れるから、惚れっぽい人なのかな。
小泉孝太郎も岩ちゃんも新木優子に惹かれる設定なんだけど、説得力がちょっとないの。金田一の時代だと、みんな綺麗な服が着れなかったりするから、お嬢様が着飾ってるとみんなポーっとなってしまうっていうのは分かるのね。でも今の時代だと、新木優子ばりの美人は若干見慣れてるから、容姿だけで惹かれるのは難しいかな。
それで、小泉孝太郎の役も良く分かんないんだよね。必要だったかな。岩ちゃんが間抜けな警官役で「犯人はこいつだ」とやるためにいる人みたいな感じだけど、いなくても話は成立しそう。
「キャラ起ちが甘かったなあ」と思ったんだけど、ドラマ版あったんだね。それを観てるとキャラが分かるから文句なく面白いのかな。
全57件中、21~40件目を表示