バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のレビュー・感想・評価
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魔犬の伝説によって…
ドラマ「シャーロック」の映画版です。
原作のものとは、違った雰囲気のストーリーでした。ミステリー要素よりも人間の卑しい部分を描いてると感じた。
人間の自己本位的な要素が誰かの人生を狂わせ、それによってまた自分自身も苦しむという螺旋の中に陥っていく。
最後の部分で地震によって、本当の家族が3人揃っていくシーンは、この物語の中で悲しくも美しい終わり方だなと思った。
ディーンフジオカ、カッコ良し!
コナン・ドイルの原作は読んでいませんが、ドラマ『シャーロック』は全話観ています。
ロケ地として地元が使われているので観たかったのですがチャンスを逃し、ようやくアマプラで観ることができました。
相変らずの主役のディーンフジオカのスタイリッシュさと新木優子の美しさが際立っていますが、この2人以外も豪華で美しいCASTが揃い踏みです。
特に椎名桔平と愛犬ヴィルがいい味を出していました。
暗い場面が多く場面が良くわからなかったり、島に似つかわしくない施設があったり、最後の地震での幕引きも少しスッキリしない部分もありますが、これだけ天災の多い今の時代ならこういう決着もアリかも知れませんね。
原作が読みたくなったし、このシリーズの続編もまた観たくなりました。
可もなく不可もなく
うたた寝はよくないぞ
探偵のキャラが立っていればだいたい物語として
成立します。
テレビ版は未見ですがディーンフジオカはいい感じ。
岩ちゃんは中途半端。
原典と全くストーリーが異なるため
それでもところどころ原典エピソードを持ち込み
上手く繋げたと思いますが
よっしゃー!おまえらの娘になったるわ。
俺あいつらからのけ者にされてたから嫌いやねん。
とあの状態でそういう心理になるますかね?
またのけ者になる→殺したろ、もそこまでするか?を
もう少し踏み込んでほしかったですね。
皆さんご指摘の通り
離島(ですよね)にショッピングモールやキャバクラの
存在には違和感が。
60点
1
イオンシネマ草津 20220702
最初は事件とも事故ともよく分からない事案でスタート。 猛犬の仕掛け...
お芝居だとしてもリアリティゼロでは納得できかねる。 「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案にしたらしいが、 突っ込みたいところだらけで楽しめる部分が全くなかった。
動画配信で映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」を見た。
劇場公開日:2022年6月17日
2022年製作/119分/G/日本
配給:東宝
ディーン・フジオカ
岩田剛典
新木優子
広末涼子
村上虹郎
渋川清彦
西村雅彦
山田真歩
佐々木蔵之介
小泉孝太郎
稲森いずみ
椎名桔平
共に長身の美人女優で
年も近く、活躍時期もほぼ同じなので
藤原紀香とよく比較される
稲森いずみだが、そのルックスが大きく変わっていた。
いい感じに年を取ったと思う。
他に気づいたことは
新木優子と広末涼子が左利きだった。
この映画は作品としてはどうだろう?
他人の子供を誘拐する動機としてこんなことはありなのかな?
わざわざ誘拐してきた子供を、そんな風に雑に育てるかな?
20年以上会っていない自分の娘が「目」を見ただけで判るだろうか?
執事が殺人をしようとする動機としてこれはどうだろう?
都合よくラストシーンで大地震かよ!
たとえお芝居だとしても、リアリティがゼロでは納得できかねる。
「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案にしたらしいが、
突っ込みたいところだらけで楽しめる部分が全くなかった。
映画が好きなので、
どんな映画もひいき目に見たいとは思うが、
この脚本でよく映画化したよね?
満足度は5点満点で2点☆☆です。
ちぐはぐ
劇場版というからにはTV版もあるのだろうが、あったことすら全く記憶にない。
もちろん未見。
まず、キャストだけでほぼ結末が見えてしまうミステリーってどうかと思う。
広末や椎名があんな端役で起用されるはずはないわけで、結果予想通り。
また、シャーロックだからワトソンも必要なのかもしれないが、岩田の役が全く効いていない。
元医師という設定も何ら活きていない。
誘拐事件の捜査が2週間で打ち切られた経緯もあっさりだし、
報復の仕方にしてももっとあるのに頭悪すぎない?
すべてにおいてちょっとずれていてちぐはぐ、ずっとモヤモヤした。
個人的には、もっと椎名の存在をクローズアップして
心に迫るストーリーにして欲しかったと感じた。
ある意味フジらしい映画だったかな。
シャーロックでなくても、、、
最後でようやく謎がとけた
70点
アーサー・コナン・ドイル著『シャーロック・ホームズ』を翻案したTVドラマ『シャーロック』の劇場版らしいが…、
いつドラマやってたの…??
同じホームズ翻案ドラマなら亡き竹内結子主演の『ミス・シャーロック』は知ってるが…。
こちらの主演、ホームズに該当する探偵を演じるは、ディーン・フジオカ。ワトソンに該当する相棒を演じるは、岩田剛典。
如何にもなイケメンバディだが、傍若無人で風変わりだが頭がキレる探偵役のフジオカはハマっており、受け身のガンちゃんも好演。
原作でも傑作と名高いエピソードを原案にして映画化。タイトルは聞いた事あるが、詳しい話は知らず。
言うまでもなくTVドラマは見てないが、西谷弘監督による和製ホームズと話の面白さ、その点にのみ惹かれて鑑賞。
瀬戸内海の離島。
資産家当主の不審死。
島に伝わる魔犬の祟り。
資産家の過去の罪、犯人の悲しき動機…。
まるで横溝ミステリーみたい。
そこに惹かれた。
いざ見てみたら、横溝ミステリーのようなおどろおどろしさには程遠い。
イケメン探偵がスマートに謎を解明していく現代的ミステリー。
期待以上ではなかったが、かと言って期待外れではなかった。
ちと難点はあるが、英国ミステリーを日本を舞台に置き換え、なかなか面白く見れた。
TVドラマを見てなくても一本のミステリーとして見れるのは有り難かった。
満点ではないが、70点といった所。
Wikipediaで原作を簡潔に調べてみたら、大胆翻案しているものの、一応基は沿っているよう。
“バスカヴィル”を“蓮壁”という性と飼い犬“ヴィル”に文字ったり、“ベリル”の名のリンク。
前半はワトソン=若宮メインで動く。彼が目の当たりにする恐怖の体験、第二の殺人…。
ホームズ=獅子雄は早々と別行動。独自の調査。
靴に執着する飼い犬、ある人物の入浴を覗いてみろ(実は、その人物のあるものを見せる為)、“説教タイプ”…これら“?”も後々のヒントに。
ぎくしゃくした関係の資産家家族。母親は息子に甘く、母親も息子も長女に冷たい…。
屋敷に出入りする地震を研究する大学准教授、リフォーム業者夫妻…。
獅子雄は早々と目星を付け、これらを鮮やかに繋げ解明していくが、名推理過ぎて、一体どのタイミングで確信に至ったのか…?
ちと腑に落ちない点もあったが、事件の真相=犯人の動機はこの手のジャンルならではの醍醐味があり、引き込まれるものがあった。
リフォーム業者夫妻。過去に幼い娘を何者かに誘拐されていた。
何年も何年も諦めずに探し続け…、遂に見つけ出す。
成長はしても目は変わっていなかった…。それが確かかは分からないが、親の執念を感じる。
娘は、資産家の長女として暮らしていた。
リフォーム業者として屋敷に入り、接近。密かにDNAを入手し、結果は実の親子である事が証明された。
歓喜する夫妻。
ある時遂に打ち明ける。
資産家の娘として裕福に暮らしていたから受け入れなれない…と思いきや、
受け入れる。夫妻の計画にも加担する。
その心境が不可解でもあったが、理由が明かされる。
暮らしぶりは裕福でも、幼い頃から愛されていなかった。孤独だった。
その訳が分かった。
私は他人の子。
蓮壁家を許さない。
誘拐したのは無論、蓮壁家。
罪でもあり、悲劇でもある。
当主が仕事で外出中、妻がうたた寝していた最中、長女が風呂で溺死。
愛娘を失った事、夫からの怒りを怖れた妻は激しく狼狽。
そんな時、偶然見かけた幼い女の子を連れ去る。父親がうたた寝している隙に。
愛そうとしたが、愛せない。他人の子だから。
妻と事情を知る執事の二人の絶対の秘密であったが、当主に知られる。名家の失墜を危惧し、口外を禁ずる。
やがて息子が産まれ、愛情は息子一人に。
疎外される“他人の子”に愛情を注いでくれたのは、執事。父のように慕う。
実の両親の悲しみ。広末涼子と渋川清彦の好助演。
資産家の罪。傲慢な西村まさ彦、精神不安定の稲森いずみ、ふてぶてしい村上虹郎。
振り回された娘。新木優子の魅力。
執事の苦悩。実直な椎名桔平。
ある想いを抱く准教授。ピュアな小泉孝太郎。
各々の思惑が交錯。キャスト陣のアンサンブル。
“魔犬の祟り”の由縁。墓地に初めに入ると祟られる為、黒犬を最初に殺して入れる風習から。
登場人物たちも何か悲しみを背負い、何か罪を犯し、誰かの為にそれを被った。
伏線張ってあったとは言え、ラストの大地震は唐突。だがそれは、
黒犬の罪深き者たちへの戒め、悲しみ深い者たちのせめてもの解放。
祟りをなぞるかのように。
コナン・ドイルではなくて横溝正史。シャーロックではなく金田一耕助だった。
原案はコナン・ドイルのシャーロック・ホームズの作品の中でも
名作の誉れの高い「パスカヴィル家の犬」。
テイストは「八つ墓村」or「犬神家の一族」だった。
「八つ墓村」の骨肉の財産争い、そして「犬神家の一族」の
息子が入れ替わる話がヒントになっていると思われる。
ディーン・フジオカの演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄は、
石坂浩二や古谷一行の演じた金田一耕助にそっくり。
まず衣装や髪型、雰囲気が似ている。
モジャ毛ヘアにダラシなくボロ布をまとっているような感じ。
「シャーロック・ホームズ」を読んでたであろう横溝正史。
成る程、何の違和感もなくサクサク見れる筈です。
それでワトソン役の精神科医・若宮(岩田剛典)はなんとなく
癒し系でした。
「パスカヴィル家の犬」
題名は横文字だが中味は縦文字って感じ。
実際には「蓮壁家(はすかべ家)の犬」ですもね。
若宮がリモートで蓮壁千鶴男(西村まさ彦)の依頼を受けてる最中に、
千鶴男が変死する。
依頼内容は娘の紅(新木優子)が誘拐されて身代金を要求された件。
千鶴男の変死を受けて獅子雄と若宮は急遽離島へ向かう。
それが資産家殺人事件=骨肉の悲劇の幕開けでした。
犬は重要なキャストで、狂犬病菌とやら、
長男の村上虹郎が薬学部なので・・・菌の入手も簡単・・・
とか、靴中にミミズの匂いを染み込ませて、
蓮壁家当主・蓮壁千鶴男(西村雅彦)の足に噛み付く。
などと、千鶴男の死因はどうも犬絡みらしい。
あと墓地に狛犬みたいな犬が大写しになったり、
うなり声、光る目など不気味だが無理クリ感あり。
もう一つ気になったのは、BGMの音量が大きさ。
喜怒哀楽、つまり音楽が感情を鼓舞すると言うか、
ここでは「怖がるんですよ」
ここでは「危険なことが起こります」
全てをBGMが先行して見るものをミスリードする。
音楽があまりに煽るので役者は演技をする必要がほとんどない。
ストーリーの大半を音楽が語る映画って、なんだろう!!
音楽に先を越されると感興を削がれますね。
脚本家の東村狭さんは横溝正史のファンなのは間違いないでしょう。
映画はテレビドラマ「シャーロック」の劇場版。
テレビドラマは未見です。
118分を飽きさせずに見せるため知恵を絞ったのは
分かります。
瀬戸内海の孤島の霞島。
岬の中腹にそそり立つ洋館。
車椅子の当主の美しき妻・依羅(稲森いずみ)
依羅とそりの合わない娘・紅(新木優子)
謎のリフォーム業者・朗子(広末涼子)
紅には出生の秘密があり、
この事件がこのミステリーの最大のポイント。
身が凍るほどの恐怖、
ストーリーの先へ先へと興奮して身を乗り出すほどの結末、
そのどれもありませんでした。
普通です。
面白さも恐怖も喜びも悲しみも同情も。
締め付けられるような共感とかも、なかったです。
中庸・普通・平均点。
そんな映画でした。
美女が3人。
新木優子、広末涼子、稲森いずみ。
宿命に運命を狂わされる女。
ファムファタールには到底見えない3人。
(悲劇を演じる女優を最近見かけないですね)
広末涼子に悪役とか無理。
蓮壁家当主・西村まさ彦にもカリスマ性は皆無。
「遺影」の古畑任三郎ポーズ?!
(笑いをとるつもりだった?)
ディーン・フジオカ、
岩田剛典、
佐々木蔵之介。
3人の男性陣にも特に見せ場がある訳ではない。
それにしても曲者俳優・村上虹郎の退席も早過ぎた。
執事役の椎名桔平は手堅い存在感で良かったけれど、
圧倒的な何かが欠けている映画。
天災に丸投げのラスト。
苦笑いでしたけど、安易ですね。
都合よく天災は起きないと思うけど。
ドラマからの派生も、映画らしい壮大な美しさと娯楽性は◯
“その謎解きを、後悔する”
何ともうまいキャッチコピーだと、観終わった後にしみじみ∙∙∙。
ドラマでの若宮(岩田剛典さん)と獅子雄(ディーン・フジオカさん)の
良きキャラクターの関係性はそのままに、
ドラマより若宮の視点を中心に動きのあるストーリー性も面白く、
映画作品としての贅沢さを至るところに散りばめたシャーロックだった。
物語のキーとなる動物の声や気配。
細かな作動音。
キャラクターの息遣いや視線。
行間をしっかり感じさせる間合い。
大胆だけど繊細なカメラワークやカット割など
ミステリーを大きなスクリーンで観る贅沢さを感じさせるのは
さすが西谷弘監督だなぁと。
やはりミステリーとしては、正直少しだけ古い感じもするが、
古き良き謎解き感は十二分に楽しめたし、
壮大かつ緻密に作り込まれた世界観とロケーションだけでも
映画としての娯楽性の満足度はなかなかだったと思う。
映画館じゃなくても良いかな
はすかべゔぃるという犬
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