グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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何故か評価高い
つまらん!
今日公開される「るろうに剣心」を観ようとしたら満席なので、紆余曲折あってこちらを観賞しました。
Rotten Tomatoesで70%以上記録してるとは思えないほど退屈でつまらなかった!!
巨大隕石から逃れるためにグリーンランドの地下シェルターに行くだけの話なのにいろいろ寄り道し過ぎでしょ。
ジェラルド・バトラーが家族と一旦離れるのはまだしも、個々のストーリーが本当に退屈!
彼の家庭事情とか義父との話とかどうでもいいから隕石の雨から逃げるパニック要素を多く映してほしいです。
一応隕石の大群から逃れるエピソードは後半になってようやく始まって、それ自体は素晴らしいです。なのに、それもすぐに終わってしまうから拍子抜けです。
家族がいちゃつく過去映像は過剰だし、人間同士のやり取りはつまらないし、規模の大きいこと起こってるのにカタルシスを感じないくらい色々と残念な映画でした。
まぁ、シェルター行ける人が選別される展開はありそうな気がして良かったのですが。
今年のワーストクラスです。
お約束通りの安定感
よほど暇か、ディザスター映画好きなら別だけど、私は観て失敗と思いました。
だいたいのディザスター映画は、ドラマティックさを盛るために、
・科学、自然法則を無視したとんでも災害が起きる
・主人公や家族、友人による「ありえない選択」、特に「子どもの何気ない行動」で窮地に陥る
・誰かの「とんでもない悪意」で酷い目に遭い、結局「災害より人間が怖い」(特に平常時は温厚な人が鬼と化す)になる
・前半に主人公周りには災害が起きない
・物語が進むにつれてだんだん主人公に災害が迫ってきて、最後はTV版『日本沈没』みたいに行くところに災害が起きる
と相場が決まっているんですが。
あまりにお約束パターンすぎて、わははと笑いが出ました。
世界絶滅と家族再生の物語
壊れていた夫婦の再生と家族愛の物語なんだけど、そのきっかけとなるのが“隕石衝突による世界崩壊”、48時間後に地球がなくなってしまう。
このような状況になった時あなたならどうするか?
シェルターに入ることを許されたギャラティ一家をはじめとする選ばれし者たち。
スムーズに飛行機に乗り込めるはずだったが、糖尿病の息子のインスリンを車に取りに戻ったことからとんでもない展開へと進む。
隕石衝突、“死”を目の前にした時に人間がどのような行動をするのかーー。そこには人間の愚かさや恐ろしさ、本性が剥き出しの姿が描かれている。対して超危機的状況になっても善人であり続ける人も存在する。
カナダへ向かうトラックの荷台でのシーンではこのように対極の人たちが描かれていた。
隕石衝突だけでなく地震や、富士山噴火、今回のコロナのパンデミックからも人の本性が炙り出され、これが日本なら、、、とか考えてしまった。
あまり期待していなかっただけにとても満足度の高い2時間だった。
大統領アラート発令!
高校生の頃観た『メテオ』を思い出した。
思い出したと言っても、ストーリーはまるで覚えていない。巨大隕石を核ミサイルで撃ち落とそうという、『ディープ・インパクト』などの先がけとなった映画だが、多分作品レベルはB級だったのではないかと思う。ショーン・コネリーが主人公のアメリカ人科学者役で、ソ連の科学者が英語を覚えたよと「くたばれ、ドジャース!」と言って別れるラストシーンだけ覚えている。
『メテオ』は、巨大隕石が世界の有名都市に落下するシーンが売りだったと記憶する(落ちなかったかも…)。本作も、隕石が世界中の大都市を壊滅させる。廃墟と化した各地の映像はCGだろうが、CGがなかった時代の『メテオ』ではミニチュアを使っていたのか、これもよく覚えていない。
覚えていない思い出話はこのくらいにして、本作について。
彗星、または隕石郡から地球を守るための戦いを描いたSFアクションではなく、いわゆるディザスター・パニック・ムービーなのだが、極限状態におかれた人間の行動が描かれ、テレビシリーズの『ウォーキング・デッド』に通じる部分がある。ただ、廃墟と化した後の物語ではないので展開は全く異なる。
人々はもっぱら、地球に向かっている彗星のことを話題にしているのだが、バミューダに落下するものと信じていて、テレビでその様子を見物しようとお祭り気分ですらある。
恐らくこれは政府の情報操作によるもので、国は秘密裏に助けるべき人間を選別していた。
映画の導入部はややまったりしている。ところが、隕石の第一陣が都市に落ちたことが報道されるやいなや余波が主人公の町に押し寄せ急展開となる。それ以降は目が離せない。
主人公家族は選ばれし者なのだが、その理由は説明されない。
選ばれなかった人々はグリーンランドにあるというシェルターに避難させてもらえないため、そこで悲喜交々の人間行動が描かれる。
たが、自力でグリーンランドにたどり着いた者たちは結局受け入れてもらえたので、よかったやら、矛盾しているやら…
人間模様としてまず描写されるのはご近所さんたち。これはリアリティがあった。
お決まりの暴徒化した人々や略奪者たちも現れるが、助け合う人達もちゃんといるので文明人も捨てたものじゃないという感じ。
主人公一家は次々とトラブルに見舞われながら、絆を深めつつグリーンランドを目指す冒険サバイバルになっていて、適度な緊迫感があって面白い。
主演のジェラルド・バトラーはこういう役が合っている。彼は製作にも名を連ねている。
妻役のモリーナ・バッカリンはテレビドラマ『V』で宇宙人だった人。『ゴッサム』にも出ていた。テレビでは現実離れした役回りだったが、息子を必死で守る母親を熱演していた。
監督のリック・ローマン・ウォーはスタントマン出身だとか(?)。『エンド・オブ・ステイツ』でバトラーと気が合ったのか、引き続きのコンビだ。あまり劇的な描写はなかったが、手堅い演出だったと思う。
さて、主人公はご近所さんに連絡できただろうか。借用した車は返せなかったと思うけど。
【Need more scientific fragments 】
この手のパニック映画にはつきものの、日常でもよく出会う…
素直に指示を聞けない、なんで?どうして?と発狂したように理由を問いただすくせに、説明しても不貞腐れたように行動が迅速じゃない人、
外出間際に関係ない用事を済ませようとして結局は時間が押して大事なイベントに遅れそうになる自分の思いつきを優先して行動する身勝手な人、
大切な物なのに無造作に管理して、どこにあるのか確認さえできなくなる人、
余計な一言で周りの雰囲気を壊すような人は、
至極当たり前なので、イライラなどせず、予定調和としてスルーして鑑賞していましたが、後で、何故か物足りないところを感じて、よく考えてみたら、彗星の登場とか、破片が落ちてくることを観測・分析・確認するNASAの様子とかSF要素が欲しかったなと思って…。
タイトルのfragments は彗星の破片にかけて要素という意味で書いてみました。
(以下ネタバレ)
余計なスーパーの強盗の場面とか、トラックの荷台でのあれやこれやを止めて、ちょっとSF感をだした方が、ストーリーに重みが出た気がする。
今や、彗星の軌道なんかは、かなり予想可能なはずだし、はやぶさ2が、小惑星のりゅうぐうにタッチダウンして戻って来る時代なんだから、ちゃんとストーリーを考えて欲しい気がした。
これは、SFパニックじゃなくて、単なるパニック映画だ。
まあ、ハラハラはするけどね。
でも、あの親子が、飛行機を止めさえしなければ、隕石の破片が落ちてくる前にグリーンランドの飛行場に早く到着出来ていただろうし、パイロットも亡くなることもなかったと思うと、やっぱり、人として、このエンディングには納得してはいけないなと思ったりしました。
モリーナ・バッカリン…綺麗。
王道パニック映画
ガッデム、バンド!
今年はアメイジング・グレイスの当たり年なのか、この映画でも教会の前で歌ってる人々がいた。コロナ禍のため世界各地で歌われてるのも事実だけど、やはりその影響なんだろうか。
この作品はディザスタームービーであることは間違いないのですが、なぜか人々の善悪の両面をあぶり出し、選ばれた人への羨望や醜い争いまで描いています。そして選ばれなかった人たちの厭世観や悲しみまでも・・・。エンドロール最後には7.1surroundなどとロゴが出てきますが、in selected theaterという非情なまでの言葉も付いている。まぁ、どうでもいいんだけど。
暴動、火事場泥棒、世の中は悪意に満ちているのか?などと思わせておいて、中には聖人のような人もいると訴えてくる。48時間で絶滅規模の災害が起きるのなら、みんなと一緒にディザスターを味わおうと思う人だっている。何せ、史上最大の天体ショーも見られるわけだし、人生最期の自然界絶叫マシンだって体感できるのだ。我先にと争って、人を殺してまで助かりたいとは思わない。
ローランド・エメリッヒが得意とするディザスタームービー。色んな作品がある中で、ノアの箱舟とか選民思想みたいな内容のものは嫌い(『ノウイング』等)。勝手に生き残って新世界作れや!みたいに投げやり感によって後味悪くしてくれる。で、この作品はその点においてギリギリセーフかな。ジェラルド・バトラー演ずる主人公には共感できないものの、軍用機に群がる人々を銃撃する軍の性質とか、社会派的な部分もあった。おぞましい・・・
で、カムリだったか、無断借用した車は返しに行くんだよね?
ステレオタイプだがよく出来た作品
ジェラルド・バトラーは映画「エンド・オブ・ステイツ」や「ハンターキラー 潜航せよ」などで冷静で果敢な主人公を質感たっぷりに演じるのを観たが、本作品でも同じように分析力に長けて行動力のある主人公ジョン・ギャリティを見事に演じている。この人が主演するからには一筋縄ではいかない物語になるのは明らかである。
突然出現した彗星は、ひとつの大きなものが割れて無数の小さな彗星として観測される。宇宙ゴミが周回軌道を外れて地球に落ちてきても、大気圏で空気との摩擦熱によって燃え尽きることから、学者は彗星もまた、大気圏突入の際の摩擦熱で燃え尽きると推測する。地上の人々は恒常性バイアスもあって、学者の安易な推測に乗っかって、変わらない日常を過ごす。
ところがひとつの彗星は大気圏で燃え尽きることなく地表に激突。大変な被害をもたらす。他の彗星はまだ地球に向かっていて、その中には巨大な物があり、ジュラ紀の恐竜を絶滅させた巨大隕石よりもはるかに大きい。
ということで人類絶滅へのカウントダウンの中、合衆国大統領は避難させる住民を選別する。選ばれた人々と選ばれなかった人々に分かれることになり、当然のように選ばれなかった人々の選ばれた人々に対する羨望はまたたく間に怒りに変わる。例によって暴動が起きて店という店は襲撃される。
ステレオタイプのストーリーだが、ギャリティ一家を襲う不運や被害には自然と感情移入して、ハラハラしたり悲しんだりする。よく出来た作品だ。
日本で同じ状況を扱った映画を作ると、全く違ったものになるだろう。最終戦争に備えたシェルター作りに日本も最初から参加していて日本に割り当てられたゾーンがあるとして、いざ隕石が到来となったときに日本政府や日本国民がどのように振る舞うのか、想像力は膨らむ。低予算でもできるヒューマンドラマを期待したいところだ。
ローランド・エメリッヒ監督と芥川龍之介のコラボ⁉️
大統領アラート⁉️
アメリカなら本当にありそうですね(実際にあるのかな?)
日本ではまず、そもそも公表出来ない内容(国家にとって有益な人物の選定)なので、法整備は無理だろうし、まずもって〝最悪の事態〟への対処を準備するという発想自体が無いと思います。
尖閣諸島のことだってたぶん〝アメリカに頼る〟というのが唯一の戦略のような気がします。
さらに言えば、仮にそのようなミッションが存在したとしても、忖度やら根回しのほうが、国家にとって有益な人物の基準を議論するよりも先に決まってて、ノーベル賞の山中教授クラスの人くらいしか選ばれないというのが現実的なのだと思います。
結果、日本で生き残った人たちの平均年齢と政治家と官吏の比率は世界で最も高く、シェルターの扉を開けた時点で、すでに国の成長率が低位にある、なんてことになりそうです。
ローランド・エメリッヒ監督の映画に蜘蛛の糸の教訓を織り交ぜたような映画でした。
主人公夫婦に共感出来ない
突如太陽系の外から現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、アメリカ政府に選ばれた人々の避難が始まった。建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ、妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指す輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病のため受け入れを拒否され、薬を取りに車に戻った夫と家族は離れ離れになってしまい、さてどうなるという話。
全員が避難出来る訳じゃなく、選ばれなかった人々がパニックに陥いる事はわかる。ヤケになって店を襲ったり酒盛りを始める奴らが居るのもわかる。しかし、ギャリティ一家が生き残る道を探す時に正当防衛とはいえ人殺しまでして自分だけ助かろうとする行動には共感出来ない。
持病を持ってたら輸送機に乗れないルールが有るのに、黙って見逃してくれとか、我が家族だけ助かれば良いのか?って常に疑問に感じ白けて観てた。
日本人の自分の発想がおかしいのかもしれないが、この家族には共感出来なかった。
ひねくれないで素直に鑑賞!
泣けた~
えっ?
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