グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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惑星衝突のパニックムービー
劇場公開を見逃していたので、prime videoで鑑賞。地球に彗星が衝突するパニック・ムービー。
これまでにも『アルマゲドン』や『ディープインパクト』等、この手の地球滅亡危機のパニック作品はは、たくさん作られ、衝突時の恐怖や衝撃を目の当たりにしてきている。本作は、そうした作品を大きく上回るほどの怖さを突き付ける作品とは言えないが、パニックに陥った時の人間の傲慢な醜悪さと、逞しい優しさの両面を描いている。そして、その骨格に家族愛を据えた、ヒューマンタッチのドラマに仕上げている。
これまでの彗星衝突パニック作品の場合、衝突までの紆余曲折の経緯が描かれていくが、本作では、衝突の2日前から始まるという設定には、やや現実味に欠け、唐突過ぎる感じがした。また、ストーリーとしては、大きなサプライズは無く、ラストシーンも、地球滅亡を描いた作品では、お決まりの予想通りの結末であった。
但し、その2日間を、いかにドラマチックに仕上げる為に、主人公となる家族に、次から次へと衝突以外の試練が訪れ、それを命がけで乗り越えていく展開には、手に汗握り、観る者を引き付ける。舞台の中心はアメリカなのに、タイトルが『グリーンランド』となっているのも、その試練を乗り越えていく先の希望として、描かれていることが後半になって明らかになる。
そして、その家族の夫役が、こうした作品には持って来いのジェラルド・バトラー。肉体派で激しいアクションは専売特許だが、本作ではそうした激しいバトルシーンは抑えめに、むしろ家族への限りない愛を貫く父親役を演じている。その妻には、『デッドプール』にも出演し、凛とした印象の女優モリ―ナ・バッカリンが務めている。
本作の様な映画を観る度に、自分がこの状況に陥ったらどうするのだろう…ということ。正直、その場にならなければ、分からない。きっと、リック・ローマン・ウォー監督は、命の存続に関わる究極の場での、人としての逞しさと尊厳を描きたかったのかもしれない。
こういうディザスターも好き。
隕石落下、地球滅亡までのタイム・リミットは48時間。
2020年(アメリカ)監督:リック・ローマン・ウォー
ジェラルド・バトラーが主演なので、凄いヒーロー像を期待して見ると、
多いに肩透かしの映画です。
なにせコンセプトは《逃げる、普通の一家》
普通の一家の目線で描くディザスタームービーなのです。
バトラーは普通の夫、普通の父親・・・特にアクションも銃撃戦もありません。
突然現れた彗星により世界中に巨大な隕石が落下して、都市は次々と崩壊、火の海と化します。
そして最大の隕石が落下するまでのタイムリミットは48時間。
建築技師のジョン(ジェラルド・バトラー)と妻のアリソン(モリーナ・バッカリン)
息子のネイサン(ロジャー・デイル・フロイト)の3人は、政府からから特別に選ばれて、
最初に避難するグループに入れられます。
ところが輸送機に搭乗の直前、ネイサンの携帯インシュリン機器と薬を忘れた事に
気づいて、ジョンは車まで取りに帰ります。
(息子のネイサンは慢性の糖尿病患者なのです)
何千人もの人の群れ。
パニックになる群衆。銃を発砲する市民や軍人。
はぐれてしまうジョンと、アリソンとネイサン。
(ここで、息子を叱りたいです、プンプン!)
(自分の命を守る大事な薬、6歳位ならその大事さを理解すべきで、荷物の中から、
(取り出すな!!と声を大に言いたいです)
そしてバラバラにアリソンの父親(スコット・グレン)の住む家を目指します。
災害から身を守る《普通の一家》
それは、あなたかも、私かも知れません。
地震で帰宅難民になる。
大雨で増水した川・・・家を必死に脱出する。
そんな危機は、日本では実に身近な昨今ですね。
他人事ではありません。
まず、避難所へ向かう・・・それが第一段階!!
題名の「グリーンランド」はジョン一家が目指す場所の事です。
そこに安全な地下シェルターがあると言う。
危機で再生する家族。
ありふれたストーリーと何度も色んな映画で見飽きた映像。
新鮮味のない映画ですが、やはりジェラルド・バトラー。
特に前半は楽しめました。
久々にクソ映画見た
ハラハラ ドキドキ。 将来、あり得る話。実際、三畳紀だっけか、多く...
もう少しインパクトが欲しかった
エメリッヒ『2012』の焼き直しに成功している。
本作を観て、ローランド・エメリッヒの「2012」に大きな失望を味わったのを思い出した。どんなにド派手に仕立てて、観客を楽しませようとしても、本作のような真実味が無ければおしまいなのである。主人公家族と共に、不安と恐怖と、そして微かな希望を味わわせてもらった。地球滅亡系ディザスタームービーのなかで、ここまでエンターテイメント性を抑制し、リアリズムに徹した作品があっただろうか。過去最高のリアリティを感じたと言っても過言ではない。映画を観るって、こうやって体験するはずのないことを体験させてくれることがある。だからやめられない。
出来栄えだけ見れば5点満点をあげてもいいような気持ちになるのだけど、そうは言っても似たような筋書きの作品はいくつもあるわけで、オリジナリティの点でのみ1点の減点にさせてもらいました。
鳥が飛んできた
残りあと2日、さあどう過ごす?
隕石落下からの地球滅亡論、残り48時間。アメリカ政府はこういう事態を想定して、前もって生き残すべき人々を選別していたということ。すぐその人々には連絡がいき、避難方法が告げられる。主人公家族のようにたまたまその時、ご近所さん何組かと共に過ごしていた場合、自分達家族にしか連絡は来ていない。その状況下、自分達だけ避難できるものか?避難しにくいよね〜でもそんなことは言ってられない。なんとか家族を守らねば。
気をつけて、と送り出す者、この子だけでも連れて行ってと無理を承知で食い下がる者。切羽詰まった状況下、人々の考えも分かれる。
才能のある者は選ばれて助かるのか、まあ判ってはいるけれど、パニック映画として観せられるとやるせない。全ての人は助けられない、そうなったら自分は明らかに切り捨てられる立場なのはわかるが、どう過ごすか、ですね。願わくば瞬殺で終わりたい!
ありえる話
巨大な隕石の落下により地球滅亡の危機に。 地下シェルターを目指して...
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