グリーンランド 地球最後の2日間のレビュー・感想・評価
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Layman's Deep Impact
This is a doomsday meteor film. You have seen it before. But there are no presidential meetings or space men. This a family on the ground sort of survival film a-la A Quiet Place. The realism is more than welcome, and it actually is a convincing doomsday scenario with minimal cheesiness. A subplot about the father's guilt with a self-defense murder provides some rich edge to the linear plotline.
意外! “実家のような安心感”…とか思ったのを反省するくらい、人間の嫌な部分が見えてくる
ジェラルド・バトラー主演、隕石衝突によって地球崩壊のパニックを描くとくれば、もうなんか大体の筋は見えるし、あれだろ、ジェラルド・バトラーが腕力で地球崩壊をなんとかしてド派手にクライマックスだろ、“実家のような安心感”がある一作だ……そう思っていた。鑑賞して15分が経つまでは。
バトラー演じる主人公が、少しばかり折り合いが悪い妻と息子とともに週末のパーティーを開く。そんなどこにでもあるアメリカの日常は、突如として破られる。空には数え切れぬほどの戦闘機が飛び交い、まるで「最終兵器彼女」のような光景が異常事態であることを何よりも雄弁に伝える。
そして気心の知れた友人たちが集まるリビングで、状況はさらに一転。テレビには「主人公一家のみが“緊急避難者”に選ばれた」「これは政府による通知であり、選ばれた者にしか届いていない」「訓練ではない」と告げる無機質な文言が表示されていた――。
このあたりの緊迫感が驚天動地の素晴らしさだし、これを開始15分くらいで見せつけてくる物語運びが天衣無縫にえげつない。一発で普通の映画ではないことがわかるが、さらにこの先の展開が他のディザスター映画とは一線を画すからのめり込んで観てしまう。
喩えるならば、「ディープ・インパクト」の宇宙パートを全部削り、イライジャ・ウッドのパートをずっと描く感じ。“地球滅亡の危機に立ち向かうヒーロー”ではなく、“危機に徹頭徹尾振り回される普通の家族(主人公)”の物語なのである。しかもそのアプローチは現実主義。実際に起きたら普通の人々=我々には何が降りかかるのか?が究極のリアリティを以て映し出されていく。
登場人物たちのなかには明確な悪人は存在せず、行動の原理はあくまでも「自分や大切な人が生き残るため」。その結果、人は人を平気で蹴落とし、巧まずして外道に堕ちるのである……。
人間の嫌な部分をこれでもかと見せつけてくるようで、「実家のような安心感」とか思っていたのを反省するほど“食らってしまう”2時間だった。とてもおすすめです。
リアリティ溢れる展開に「自分ならどうする!?」と自問自答しっぱなし
地球に死の隕石が降り落ちるーーーー「アルマゲドン」や「ディープインパクト」でおなじみのディザスター物の定番ではあるが、あれから20年以上が経ったいま、同ジャンルの最新作が見せつけるVFXのクオリティに度肝を抜かれ、起こりうる事態を入念にシミュレーションしたかのようなリアリティにもハッとさせられっぱなし。何より上記2作と違うのは、ジェラルド・バトラー演じる主人公が科学者や飛行士やヒーローではない、つまり地球を救う手立てをなんら持たない一介の人間という点だろう。彼はただ、一人の女性の夫であり、娘の父親。それ以上でも以下でもない。そんな彼がもし地球滅亡の危機を突きつけられたなら、一体どうするのか。「もっとこうすればいいのに!」とか「エゴまるだしでは?」などと正論を交わす余裕はゼロ。ひと事ではいられない真実味のオンパレードに「自分ならどうするか」と自問自答しっぱなしの切実極まりない2時間であった。
アルマゲドン、ディープインパクト
やっぱりアクシデントがあっても離れてはいけない
思ってた以上に面白かった。
人怖の部分も結構強調されてるけど、なんやかんやと見ず知らずの他人にも助けられる。自分がこんなシチュエーションになった時、どこまで他人のために力を貸せるだろうかと考えさせられる映画でもあった。
実際、彗星の落下なんていつあってもおかしくない。奇跡の上で成り立ってる命なんだなぁ。
等身大のジェラルド・バトラー
"グリーンランド" シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
ジェラルド・バトラーなら拳で隕石を弾き返してしまいそうだが、本作ではヒーローでは無く、等身大の父親を熱演しており、必死に家族を守ろうとする姿がカッコ良すぎた。
隕石落下によるパニックの中、家族に降り掛かる出来事の、実際起こり得そうなリアリティーが怖くて堪らなかった。離れ離れになった家族が再会出来るか、ハラハラさせられた。
ある意味この社会のリアルか
作られた作品感が強く手に汗握らない、人類滅亡の危機の割りに冒頭悠長な感じが違和感あり物語の展開や妻の判断や行動が辻褄が合わない、見ていて突っ込みどころが満載でしらけてしますよう
主人公の自己中心的な行動が無茶苦茶で、家族が助かるためなら手段を選ばないのをどうゆう感情で見れば良いんだ、、
潔い人間味あるおじいさんや無理をして乗せてくれた同情心のあるパイロットがあっけなく死んでしまい自己中家族が他を踏み台にして生き残るある意味この社会のリアルかもしれない
隕石墜落系ディザスタームービー
テラサで何度か鑑賞済み。
派手さがそこまでない(無いわけじゃない)2012。
彗星観測→地球に落下するだと?
→飛行機乗るぞ→インスリンない探しに行く
→家族とはぐれる→一家離散→暴動鎮静失敗飛行機大破
→北へ向かう→運良く乗車→気の毒な下車→運良く乗車&拝借
→奇跡的な母子再会→奇跡的な家族の再会→父との別れ
→北へ向かう→ふりかかる小隕石群をかわしていく
→運良く拝借→運良く小型飛行機
→隕石接触しつつ無事(乗客は)着陸
→秒読みギリギリのところシェルター到着→走馬灯
→巨大隕石を乗り越えた、世界の生き残りからの応答…
よりにもよって、選抜者の家に集まる近所の人々。
近所の人が反乱起こさず見送るのが、
作品一番の治安の良さかもしれない。
幼い子供とも離れ離れになったのに、
家族全員再会するの奇跡すぎる。
父との別れ大号泣。
妻や家族の思い出や匂いがつまったお家は離れられんて…。
前半の近所の飛行場シーン、ドラッグストア、誘拐夫婦、カナダ?行きのトラック、父の家に着いて小隕石群あたりまでは、めちゃくちゃ細かく丁寧に描かれていたけど、
グリーンランド行きの飛行機の中、飛行機に隕石落下墜落、シェルターまでのシーン駆け足すぎた気がする。
いや、シェルターに入るまでの一悶着も入れたらそれこそ2012すぎるか…?
2012はシェルターに入るまでも引っ張った感じがあるからな…。
嫌いじゃないけど間延びした感じはあるが、
今作は後半にもう1〜2のエピソード入ったほうがバランス良くない?
もしくは前半何かを減らすか手短にやってもらう。
走馬灯の前後に、
シェルターに入れなかった妻の父や近所の人、
必死に任務をこなした飛行場の軍人たちの隕石墜落間際の瞬間があったら更に泣いてた。
前半かなりノロノロ、後半駆け足、
都市破壊のシーンが少なく、かと言って人情劇で終わらない、
想像以上の良作でした。
24.5.30 テラサ
地球最後の日、家族の絆とサバイバルと苛々ドラマ!
90年代末、全人類に捧ぐかのようにプチ流行った隕石衝突映画。
『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』のようなビッグサイズから亜流便乗のB級サイズまで。
以来めぼしいサイズのは落ちてなかったが、久々にビッグサイズが落下。
違うのは、質量(内容)。
以前は政府や軍やマスコミ関係者、対策のスペシャリストチームがメインとなっていたが、今作はほとんど登場せず。
ごく普通の家族。彼らの視点で、未曾有の大天災に見舞われた決死の姿を描く。
小惑星“クラーク”が地球に接近。地球へ落下の危険性は無く、世紀の天体ショーに世界中が関心。
建築技師のジョンも仕事が早く終わり、自宅に戻って妻アリソンと幼い息子ネイサン、親しいご近所さんらとTVのライブ映像を見守る事に。
突然、ジョンのスマホが鳴る。大統領アラートと何かの選抜者の通知。
そして、まさかの事が…。
クラークの一部が分離。地球への落下コースへ。当初海上へ落ちると思われていたコースは大きく外れ、フロリダ州に落下。フロリダ州は一瞬にして壊滅。
その様をTVで見、言葉を失うジョンたち。
隕石群はさらに降り注ぎ、この2日の間に恐竜を絶滅させたほどの地球壊滅レベルの隕石も落ちるという…。
世紀の天体ショーが地球壊滅の危機に。通知は数少ない避難民に選ばれた報せ。
ジョンは家族と共に輸送ヘリのある避難所へ向かうが…。
日食や月食とは違う世紀の天体ショー。実際に起こったら、TVに釘付けだろう。
だがもし、それが突然大天災になったら…?
避難民に選ばれなかったら…?
残された2日間、自分だったらどうするか…?
諦めて、自宅で静かに“その時”が来るのを待つだろう。
この家族は諦めはしない。避難民に選ばれた事もあるが、自分と家族の命を諦めない。
一般人視点なのでド迫力のパニック・シーンはそう多くない。遠目で見たり、TV越しに見たり。
もっともっとパニック・スペクタクルを見たい人には物足りないかもしれないが、実際だったらこんなもんじゃないかな。何が起こっているか分からない。傍観者として目の当たりにする。
とは言え所々の天災シーンは迫力あり。空高く立ち上る巨大な黒煙はこの世の終わりのような光景。
パニックや対策ではなく、未曾有の危機の中のサバイバル。
避難所のある飛行場へ。シェルターのあるグリーンランドへ。
道中出会った人間模様。避難民の照明であるバンドを狙われたり、息子も誘拐されたり…。
極限状況下、人の理性も崩壊。が、人は悪意だけじゃない。手を差し伸べる人、助けてくれる人…。人の善行も。
離れ離れになってしまうジョンたち家族。彼らの再会と絆も試される。
本作の前に『エンド・オブ・ステイツ』、本作の後の『カンダハル』でも組んだジェラルド・バトラーとリック・ローマン・ウォー監督。
こういうジャンルが好みでもあって、一番良かったかな。
ジェラルドも定番のヒーロー的漢ではなく、何より家族を守ろうとする平凡な男を熱演。
同ジャンルでも突出した傑作とまでは行かないものの、全人類が涙した『アルマゲドン』なんかよりずっと好み。
良かったのだが、所々苛々した箇所も。
避難所へ。糖尿病のネイサンがインスリンを車の中に落として来てしまった。土壇場で何かをしでかす子供。
時間少ないが、取りに戻るジョン。「ここを動くな」。
“ここを動くな”はこういう映画こういうシチュエーションに於いて禁句。
動き回るアリソンとネイサン。そのせいで病気持ちは輸送機に乗れないと。搭乗を断られ、移動させられてしまう。
それは同情するが、じっと待ってりゃいいものを…。
途方に暮れ、車の所へ。ジョンはインスリンを見つけ、すでに避難所へ戻った所。二人が居ない事を知り、避難所内を探し回る。何、このいたちごっこ…?
車に書き置きが。父の家で待つ。
車の所で待っとれや!
挙句の果てに各々、色々とトラブルに…。
とてもとても冷静を保てない状況なのは分かるけど、自分勝手、後先考えない行動に苛々した。
父の家で再会出来たのは奇跡…?
遂に壊滅的隕石落下!
間一髪、シェルターへ。
あっさりと数ヶ月後。シェルターの扉が開かれ、目にした光景は…。
何もかも崩壊した世界。が、絶望ばかりではない。我々は生き、空には再び鳥が飛び、希望の陽光が…。
何やら続編の企画が。6年後を舞台に生き残ったジョンらの地球再建が描かれるという。
この手の作品に於いて“その後”は目新しく、期待!
地球滅亡規模の隕石が・・・
火の鳥 未来編のロックの行動が一番
こう言った事は絶対に起こる。
しかし、こんなノアの箱舟見たいな事は絶対に起こらない。合衆国政府の行政が人を選ぶ事は絶対に無い。
三権分立はどこへ行った。
『ムーミン谷の彗星』であってもらいたい。
グリーンランドへ逃げても◯◯力発電所があるので、こんな事があれば全て終わるでしょ。
つかみは良かった。やはり、パニックはタイタニックくらいのスペースにすべき。当然、障害者がはねられる事は分かっている事。勿論、僕も選ばれる訳が無い。
こう言った場合は慌てず騒がず、火の鳥 未来編のロックの行動が一番。つまり、諦める。
別のバージョンで『実はパニックが嘘 フェイクだった』があれば最高に面白いのだが。
グリーンランドってデンマーク領だが。後一時間。飽きた。デンマーク国民は全て助かり、イヌエットと髭面のデンマーク人とアメリカの選抜だけが地球に残るんだね。未来の地球をよろしくお願いします。
芥川龍之介先生の 蜘蛛の糸を御拝読してもらいたいものだ。
多分、オーストラリアへ逃げるのが一番長生きできる。目に見えぬ死◯灰がその他の場所には残るでしょうからね。
最初から最後までずっとドキドキするスリリングな感じでした
クラークと呼ばれる隕石の衝撃波で一瞬で火の海になって消滅していく地球🌏😭
絶対にあってほしくないけど、恐竜が絶滅したっていう時代もあるくらいだから、可能性は無くはないと思うと、自分だったらどうする?って考えながら観ていて、最初から最後までずっとドキドキするスリリングな感じでした。
大統領アラート、インスリンを車へ取りに戻ったり、家族が乗っていないと気づいて飛行機から降りたり、みんなパニックで秩序乱れているから人の怖い部分が見えたり😭瞬時の判断で家族バラバラになってしまったり、命取りになる世界😭
最後家族みんなで抱き合うシーンも泣けました😭
そして結果、家族は助かったけれど、ここからきっとまたサバイバルが始まるんだなー🥹💦
ありふれた設定なのに終始楽しめた
いや、俺、この作品めちゃめちゃ感動したんだよね。特にその人間がどう...
いや、俺、この作品めちゃめちゃ感動したんだよね。特にその人間がどう生きるか死ぬかってやっぱり精神が関わっているんで、人が必死になるじゃないですか。それをある人は迷ったり、ある人は争ったり。そういう部分が見れるのは面白いんですよね。
特にまぁ、ジェラルド・バトラーね。今回主人公なんだけども、息子が病気抱えているって話で、かつ主人公と妻にもいろいろ悩みを抱えているんだけども、あるときに地球に隕石が降ってくる。
ジェラルド・バトラーの家族が抽選というか選ばれるわけですよ。で選ばれてその人たちは生き残れるというか、 そういう船に乗れる権利が与えられたとそういう最初の話の展開ですね。
当然まぁね、2時間ある映画ですから簡単には行かない。一応安全な土地がある場所に行くっていうのがストーリーなんですけども。
まぁジェラルド・バトラーは争いは起こるしで、妻のほうは息子は取られるわね。やっぱりアクションとか銃撃戦がね見たいなぁっていう気持ちもあったんですけどもね。今回はそういうSF系でもあってパニック系でもあるんでそういうシーンはあまりないってことでまぁそこは少しがっかりなんだけどね。
やっぱりね、バトラーの顔がね。もう素晴らしいんだよね。追い込まれてる顔。ほんとに彼しかできないと思うんだよね。ほんとにリアルに追い込まれてるなこの人みたいにね。
で、妻と息子になんとか再会するわけですよね。結局は民間の飛行機で安全な地帯(グリーンランド)に行く。まぁギリギリでね。グリーンランドに行って助かるかどうか??っていうエンディング。
来年かな次回作があるって言うことで、非常に期待している映画の1つであると言うことで来年すごい楽しみですね。
隕石ものが見たい人には良い
可もなく不可もなく
稀にみるつまらん映画
よくわからない夫婦関係、糖尿病の息子をハブにした家族関係(後で理由らしきものが出てきますが、端折りすぎ)の様子から入ります。巨大彗星が地球に近づいている~大災害は免れない~そして家族の、民衆の人間模様、軍・政府との関わり~的に物語が進みますが、まあ、一般的なSFストーリーじゃないかと思いました。極限に置かれた人間の恐ろしさは上手く表現できているかもしれませんが、逆に、人類滅亡(かもしれない)時に冷静だな、という不自然さも感じました。
なお、一番ダメなのは、隕石、それが結構デカイのが結構降ってくる、が車のルーフを打ち抜けないという不思議な設定でそこで一気に白けてしまいました。いや、あのくらい降ってきたら無事じゃ済まないよ。あと他にも物理的におかしな設定がいくつかありました。
ということで、凡庸なストーリーにエンタメ要素が物理法則をぶっ飛ばすつまらないという、だったらなろう系でいいじゃん的な映画でした。
この映画、家族愛がテーマに見せかけているが実はそうではない。
主人公一家に感情移入している人には、如何にも家族愛がテーマの映画であるかのような演出で気付かれないようにしているものの、一家の実態は飛び立とうとしている飛行機に向かって突撃してくる群衆達と全く同じメンタリティである。そのような、いわゆるモブの中からピックアップして主人公バリアを張っているに過ぎない存在。それが主人公一家なのだ。
彼らとは対照的に、人々の逃亡を手助けしている軍人やパイロットは職務に忠実でありながら良心と服務規程の許す限り精一杯の便宜を図る高潔な人間ばかりなのだから、これは明確に意図的であろう。
ヒーロー性のあるような人物が活躍して生き残るような映画でも、その影で何だかんだで助かるモブ達も大勢居る。その中の一人を描いてみたかったというのがこの映画の主旨ではないだろうか。
それで肝心の内容が面白かったかというと、首を捻ってしまうような出来であった。ひたすら周りに要求してはヒステリックに喚き散らす夫妻の珍道中は、倫理観を刺激しながらストレスが溜まるばかりなのだから仕方ない。そっちの方がリアルと言えばリアルではあるのだろうが、軽飛行機のパイロットが神業的な技量で墜落を回避しながらも自身は死亡するというシチュエーションの方にドラマを感じるのが映画というものなので、やはり面白かったとは言い難い。
それと、この設定にしたのは何らかのメッセージがあるのかもしれないが、インスリン必須の糖尿病患者を抱えておきながら、文明など消し飛んで荒廃してしまった世界で、生きていく希望に満ちあふれているかのようなラストの演出にはどうしても疑問符を浮かべてしまう。何とも後味のよろしくない映画だった。
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