そして僕は途方に暮れるのレビュー・感想・評価
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そして僕も途方に暮れた
なんといっても大沢誉志幸のオリジナルの大ヒットを覚えている世代。この曲が原作ということではないようだが、タイトルは被っていても歌詞の中身は全く違う。古の東映映画のような劇伴が流れるなんの覚悟もない男の放浪話はそれなりに見る細部もあり役者も嵌っていて、悪い映画だとはまったく思わないが、この映画にこの曲名を使ってほしくない。さらに言うならラストに流れることを楽しみにしていたテーマ曲が新アレンジになっていて大ダメージ。あのイントロが流れなかったのも減点じゃ。シニアなネタでわるいのお。
何度も振り返る藤ヶ谷、ラストシーンの振り返りはそれまでのおどおどしたのと違う、普通の振り返り。それはわかるが、なんの意味なん?撮ってる前提ならなおさら、なんの意味??
遺伝なのか?
主人公のだめだめさは
おやじからの遺伝なのか?
宗教にハマってしまうくらい弱ってた母親の影響なのかわかりませんが
このくらいのだめだめさが、丁度いいなと思いました
まさかの
おやじの「頑張ったぞ」に涙腺やられました
クズの前ではクズは黙る。
クズの裕一。彼女、友人、先輩、母、父‥
人を頼るくせに、立場が悪くなると、逃げまくる。
それぞれのキャラが立ってて、なかなか面白かったです。中でもトヨエツのクズお父さん。決め台詞がいちいちクズで、笑えました。
裕一のクズさに、映画を観た友人は、イライラしすぎた〜、と言ってましたが、私は、彼氏とかパートナー目線とゆうより、親目線で見てしまったので、クズだなあとは思ったけど、まあ憎めませんでした(もしくは、クズに対する耐性が強いのかもしれませんが)
コントかと思うくらい気持ちのいい逃げっぷり
2023年劇場鑑賞14本目。
主人公がちょっと都合が悪くなるとすぐ荷物をまとめて住んでいるところから出ていく話。
恋人の元から去るのを皮切りに、友人、先輩・・・とどんどん頼っていくのですが、この映画に出てくる主人公が頼る属性の人、自分には全員いないですからね。どん底のように見えるこの男より自分のほうが逃げ場がないことに気づいてぞっとしました。
映画ここで終わりかな?まぁこういう終わりはありだな、と思っていた所でもうちょっとあるのが良かったです。
劇中その人のセリフで泣かされた後にてめぇどういうつもりでそのセリフ吐いたんだという気持ちに。
逃げて逃げて逃げまくれ
その先は面白くなってきたぜと。
藤ヶ谷大輔さん主演、素人の私としては、彼の演技は初めて観ましたが、大変良かったです。
逃げて逃げて逃げまくる先には何があるのか?前半部は怖いもの見たさ含め、引き込まれるように鑑賞してました。あっちゃんも明慶くんも良い人キャラ全開で、こちらも好演ですね。
さて、その先にあったものは…。
ダメ男を演じさせたら右に出るものはいないと言っても過言ではない豊川悦司さん演じる「逃げ人生の達人」
祐一くんの人生の教師と言うべき父親。
何だかホンワリ大団円と思いきや、あっと驚く結末。
豊川さん出演シーンは見事までに持って行かれた感ありました。
祐一くんはこれからもそんな父の教えを胸に歩んで行くのですね。
私としては、演者皆さんの好演が光りました。
余談ですが、大澤誉志幸さんのタイトル曲(アレンジは新しいようですが)を聴くと日清カップヌードルを思い出すのは、世代ゆえか?
宿かりの生
かくいう志賀直哉の「宿かりの死」での宿かりは居所=理想を求め続けてついに死んでしまった。しかし、この主人公は逃げ続けてボスキャラ=父に遭遇し、1mmほど進化していく。たとえ失恋して途方に暮れてしまっても。エンディングの本家の歌が進化して落ち着いていたのにはビックリした!
面白かったけど…
あの真面目で清潔感のある藤ヶ谷さんに(表現は妥当では無いかもしれないけど→)不潔でダラしない役が、とても違和感ありました。
皆さま演技が上手く、面白かった
トヨエツが出演するので興味本位で観にいきました
やっぱりトヨエツ演技最高。߹ㅁ߹)♡
自分で自分の首を締める様
親が親なら子も子は予想通り…
最後の泣くシーンで藤ヶ谷さんが鼻水垂らしてたのは迫真の演技。
戒めになったり
逃げる事の怖さなんか思い知らされました。笑
やばいクソやろう、笑
前半からずーっと人間性やばいし、逃げまくるしやばいやつ、笑。普通関わりたくない、笑。これと5年続く前田敦子がおかしいーいい人すぎる。
こんなやつにこんないい彼女と親友いるのかよ!と思ったけど、世の中そんな甘くないですね。そりゃそうなるわな。雪の中の中尾明慶とのシーン感動的だったが、すでに裏切ってる後だと思うと人間って怖い。
なんか家族や大切な人の縁は大事だし簡単にきれないって思いと人って怖いというのと両方感じてどっちを想えばいいのやら。
にしてもクズにあうなートヨエツは。
邦画こその楽しさはこのサイズ感にもある
言われるほどのクズでもなく極々普通の小市民だよね。 時に弱く 気を遣い だからこその嘘もついちゃう。
邦画らしい小品はとても良作。
莫大な予算と観疲れするCG多用の洋画よりよほど ちゃんと映画になっている。
最後は 「俺も頑張った」 でクスリと笑わせて終わりでも良かったかな。
最期のその瞬間まで笑ってやる
直後は全編通して反感はさほどなかったが共感というのもなんか違う気がすると思っていたのだけど、少し経った今、いやどちらもかなりあることに気づいた。
主人公である裕一が泣きながら謝罪するシーン、気がついたら一緒に泣いてた、嗚咽が漏れるほどに。
なんかね、そうなんかなんだよ。なんかとしか言えないなんか泣きたくなった、自分も。
ラストのリズミカルに繰り出される表情。
この先待つものがなんだかはわかんない、でもたとえ破滅だとしてもその瞬間まで面白がりたい。これ自分たち世代の言葉な気がする。団塊ジュニアより少し後に生まれた私たちの。
どこか諦め続ける私たちの。
ラスト30分の感情が忙しい
逃げて逃げて行き着く先はどこなのか知りたくて観ました。舞台からの映画化ということですか、舞台観劇後の落ち込み方が半端なくてしばらく引きずったのでまたあの思いをするのかと躊躇しましたが、いやなんのなんのそんなことなかった。
クズでしょうもない前半。が、観ているうちに行けー!とことん逃げろ裕一と応援する気持ちになり、逃げたいと思った時に自分は行動には移せないからかな。裕一が体現してくれてるような感覚。そして裕一の振り返る度に心情が現れている表情に驚きました。藤ヶ谷くんの表現力が存分に出ている作品でした。父親役の豊川さんとのシーンが印象的。ラストの表情に希望が見えたような不思議な感情を残す映画でした。
なんか、なんかしか言えませんけど
よくわからなかった。
自分は一体何を見せられているのだろう…
逃避ロードムービーとでもいうべきか。
逃げクセってのを表現したいのだろうが、飛び出すキッカケが中途半端、クズに徹し切れてない。
キャラの描き方も中途半端でクズ男というよりは、発達障害的な配慮ができない人みたいな感じ。(先輩の家では一応家事をしている)
マエアツはよくやってるが、
この彼女の北海道での行動が「どのツラ下げて」感満載。(理由はラストで明かされる)
5年もの付き合いがあるのに…
「内縁の妻」じゃなかったんかい。
シンジ、オメーもだよಠಗಠ
トヨエツ親父が全部持ってった(笑)
大みそかの団らんシーンは面白かった。
「まだ終わってねぇ」「面白くなってきたぜい」で終了。
話も中途半端。
謎のバナナマン押し
序盤から裕一のクズっぷりに引く。
しかも、指摘されてポカ~ンとするくらいに無自覚。
よくあれで周りに人が残ってたな。
基本は転がり込む→逃げるを繰り返すが、出ていく日しか映さない上にペースも上がるので、テンポは悪くない。
中盤に「そろそろ観客は飽きてる」なんてメタ台詞もアリ。笑
まさかあそこから家族の再生物語になるとは予想外でしたよ。
…と思いきや、最後のオチ。
いい台詞だなぁ、と思ったのに、伸二はどんな気持ちでアレを言っていたのか。
でも里美は悪くない。自業自得すぎる。
最初に電話に出た香里奈の声の低さが、身内感あって素晴らしかった。
また、髪をおろした原田さんの横顔が香里奈そっくりで、配役にも唸らされた。
主要キャストはほぼ好きな方だったが、初見の藤ヶ谷太輔が思いの外よかった。
終始締まりの無い表情をしており、それが終盤泣きの演技を引き立たせている。
大晦日の昼食は沈黙が、年越し蕎麦は団欒が、それぞれシュールで奇妙な笑いを誘う。
印象的に繰り返された、不安気に振り返るシーンが、不敵な笑みに変わるラストカットも秀逸。
ただ、一回でよかったかなぁ。
あと宗教問題は解決してないよね。
香里奈さんよかったです。
こんなクズ男とみんなここまで関係続けてたことに驚いた。
クズ行動は今に始まったことじゃないだろうに。
あと中尾明慶さんに対して『YouTubeやってる芸能人って…』みたいなセリフ言うのすごいと思った 笑
まぁ、役なんですけどね。
面白いよ?
勢いで⭐️4にしたけど3.7ぐらい。
公開当初の感想が良くなかったので期待せず鑑賞したが面白いじゃないの。前半、裕一の逃げる速さがゴキブリ並み。やばっと思ったらさささささーと荷物をまとめて逃げる。しかも荷物少ないしwいつから逃げてんのよwおかし過ぎてコメディかと思った。
中盤から後半にかけては、簡単に逃げればイイというものじゃなくなり少し変わろうとしてるのかなと匂わせ…ラスト、そうきたか。そりゃそうだ。そうゆう伏線あったしーと納得。
途方に暮れるか、学習を生かすのか…
世の中、どこかで帳尻を合わせてくれるので上手く逃げたように見えるが、単に保留されてるだけ。そのツケはどこかで精算しなくてはならない。負債は早めに返済しとかないとね。
まあ、裕一みたいな人っているわー男でも女でも。あと、トヨエツのクズっぷりもイイね。頑張ったってセリフも嘘じゃない。この人なりの頑張りだったし、頑張ったこともあったのよ。
ヒモとしては3流だが、逃げるのは1流だ❗️
フリーターで稼ぎの良さそうな彼女の家に転がり込んでいる裕一(藤ヶ谷)はヒモなんだろうが、あまり優秀なヒモではなさそうだ。すぐに浮気がバレるところは3流だが、逃げる準備の早さは超1流だ😃リュックひとつに荷物を詰め込んで、電光石火飛び出していく。そして始まる逃避行。もっと深い意味のあるものかと思っていたが、本当のクズなのだ。各地の滞在時間の短さは本人のクズさと逃げ癖が原因。友達、先輩、姉のもとを逃げ出し、最後は故郷の母親のもとを目指す。その途中のキャップを被ったシーンはなにかに追われて逃げてる雰囲気だが、裕一の心の中の声「なんで俺は逃げてるんだろう」と聞こえてくるようだ。妙によそよそしい母親のもとにたどり着くが、宗教と逆ギレに会いすぐに逃げ出す。しかし、あれだけ体が悪い母親を見てなんとかしなきゃと思うのが普通だろうが、裕一は逃げるのだ。途方に暮れてると離婚した父親(豊川悦治)にばったり。転がり込む。この父親がまた1流の逃げ野郎なんだが、実に面白いのだ。人間関係を全て断てば面白いことが起こると言うし、迷いのないクズっぷりはもはやプロの域に達している。豊川悦治にダメ人間を演じさせると1流だ👍「ラストレター」を思い出させた。彼女にも捨てられ全てを無くした裕一がリュックひとつで後ろを不適な笑みで振り返るシーンは、こいつまた逃げるぞと思った。と思いきや古い映画館での裕一と父親が回顧録のように並んで見てるシーンは演劇っぽいところだったのかな?2回目観ると面白くなる映画の部類に入ると思う。演者の皆さん素晴らしい演技でした❗️
画面いっぱいの、
タイトルを読んだとき、大沢なんとかいう歌手の曲にあったなー…って、ただそれだけでしたが、女優業してる前田敦子が好きなので何となく観てみたら、面白かった!
彼女の家に転がり込んでるフリーターが作ってもらった朝ご飯もちょっと手を出すだけで冷蔵庫にも入れず捨てもせず、電球切れてたよだと?は?
オマケに浮気の弁明も謝罪もせず逃亡。
最初に途方に暮れたのはそれ見せられてる観客だっつー話よ。
しかもその後も友達の家に転がり込んでるくせに洗濯もたたむのまでしてもらって、朝静かにして欲しいだと?そのくせ自分は深夜までTV見て声出して爆笑とか、さすがきキレてたけど、随分優しいキレ方だったわ。
先輩の家飛び出るときなんてあれ、下手したら怪我して気絶とは考えない?サスペンスなら死んでますよ。
いやー…前半でもうイライラして主人公をそこそこ嫌いになるには十分でした笑
リウマチの演技、さすがでした原田さん。
そしてトヨエツ!まさかの豊悦。クズでも良い男。
大晦日のメチャクチャな団欒?までの流れは素晴らしかったです。
マイナスは、そこからが見えてしまったというか。
あの状況で、あっちの方が良い男だと気がつかずにクズを待ち続ける女はいないので、ラストは「だろうねだろうね、だよねー」っていう気分で。
ただ、その後の画面いっぱいの、号泣アップシーンで「現役真っ只中のジャニーズアイドルの鼻水」を全開で映したことが驚きで、時代を感じた。
前田敦子も鼻水垂らしてたけど彼女はアイドルやめて女優だから分かるんだが、ジャニーズ!!
エンディングで、初めてタイトル読んだとき浮かんだ曲だったのも、嬉しかったな。
歌詞も映画に沿ってて、ここから生まれたの?って。
良い作品でした。
Mr.クズ男の憐れ逃亡珍道中... 周囲の本気に向き合えないダメ青年が逃げ続けた先で自分のダメさに打ちのめされるセンチメンタルなダメ!ダメ!ダメ!映画
2018年に上演された同名タイトルの舞台を原作として、三浦大輔監督、主演のKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんがそれぞれ舞台版から続投した映画化作品。
仕事もプライベートもいい加減で意図せず周囲の人たちを怒らせてしまうダメ青年が、堪らず逃げ出して逃げに逃げた末に近しい人たちの温情に気付いて更生・・・・・・すれば良かったんですが自分のダメっぷりにむせび泣くにとどまるお話です。
これがもし、きちんと更生して成長する筋立てなら解り易くて共感も得られるヒューマンドラマになったのでしょうが、本作は主人公のダメっぷりにどっぷりと浸かってその余情と情感を堪能するいわば私小説あるいは純文学のようなテイストがその持ち味です。そのあたり、ワンテーマにとことんまで耽溺する有り様はまさに舞台劇原作、というところかもしれません。
いうなればラストでようやく主人公は自分が傷つく準備をし、他人を傷つけることに無自覚であることを止める意志を示したわけでしょう。
己の矮小さに向き合った時点でもうそこに余情は生まれないわけで、それを思うとやはり純文学的に楽しむのが作法なのかな、と個人的には感じました。
エンターテイメントとしてはそのあまりの情緒へのフォーカスぶりに消化不良感を禁じ得ませんが、他方でアイドル映画としてはアリかとも思いました。
中学の自分みたい。 似てる。 でも逃げる方が精神的に疲れると思った...
中学の自分みたい。
似てる。
でも逃げる方が精神的に疲れると思ったのか、逃げない方が生きやすいことを知って
今はこの映画を見て
あ、自分ちゃんとしているんだなと感じた。
けれども共感する部分はたくさんあった。
今の自分はシンジに似ているかもしれない、いやただ共感できただけかもしれないけれど。
少なくともシンジの立場の気持ちもユウの立場の気持ちも分かり得た
商業映画の要素が良くも悪くもあった
シリアスすぎず笑えるように軽く持っていったのはよいけど
こうしようという脈絡が見えすぎた?のか冷めた瞬間があった
けれどそれは監督に共感できる人種であるのかと思えたらそれはそれで嬉しい。
ふと登場人物の目ばかり見ていた
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