鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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語り口、アニメーションともに非常に高い水準の作品だけど、レーティングをよく確認してからの鑑賞がおすすめの一作
「萌えキャラ化」したという猫娘を本作で初めて見た観客による感想です。
『ゲゲゲの鬼太郎』の前身的な作品『墓場鬼太郎』の前日譚に相当する設定となっている本作、キャラクター造形は現代アニメの画調ですが、背景や諸々の要素の描きこみは水木しげるの世界観を踏まえたもので、その美術的な質の高さもあって劇場で鑑賞する醍醐味を実感できました。
物語はかなり陰惨で、しかも後半に差し掛かるに従ってさらにその影が濃くなっていきます。いわゆる「鬱展開」な訳ですが、台詞による説明だけじゃなく直接的な残酷描写もちらほら。劇場内には結構小さな子供連れの観客が目立ちましたが、「この子ら大丈夫かな…」と途中から映画よりもそっちの方が気になりました。キャラクター造形が現代アニメーション的であることが、むしろ表現上のクッションになっていて、ちょっと救い…。PG12というレーティングも納得の作品なので、テレビアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』を期待してお子さんを連れて行こうと考えている方は、ひとまずこのレーティング通りの内容である(場合によってはそれ以上)であることを含めて十分検討をおすすめします!
とはいえ横溝正史の小説を連想させるような旧家の跡目争いをめぐる人間同士の諍いと、そこに怪しい世界観が入り込む展開は非常に見応えがあり、また『墓場鬼太郎』第一話に丁寧につなげていくところにも巧みさが際立っています。アニメーション作品としての完成度は高いので、鬱展開を受け入れる心構えがあればぜひ鑑賞をおすすめ。
また劇場パンフレットは品薄のようなので、本作が気に入った上でパンフレットの在庫を見かけたならば、こちらも購入をおすすめ!
オヤジさんカッコよすぎでした!!
行きつけの映画館での上映がなかった為、なかなか観に行けなかったのですが、やっと鑑賞できました。
R12だし、大人向けと聞いていたものの、オープニングで登場した鬼太郎と猫娘は第6期のデザイン。
あれ?最近のアニメのまま?とか思ったのも束の間・・・
舞台は昭和31年へと遡る。
水木が訪れた哭倉村では、当主の後継者争いが起こっていた。次々と謎の死を遂げる一族の人々。
まるで犬神家を観てるかのようで、これ鬼太郎だよね?と違和感を感じながらも、話が面白く物語に引き込まれる。
そして、「後の目玉おやじ」が登場してからがまた盛り上がる。
鬼太郎が好きで、少なくとも第3期以降は全て観てきている自分だけど、これ程おやじさんがカッコよく、これ程泣ける鬼太郎は初めてでした。
これはもう想像以上!!
ただの企画映画では無い。作品としてかなり完成度高いと思います。
このタイトルが発表された時には、おやじさんのあまりに原作と違いすぎるキャラクターデザインに戸惑い、まあ原作とは別物として楽しむか位にしか思っていなかったものの、しっかりと鬼太郎が産まれる原作エピソードへと、(少々強引さはあるものの)辻褄が合うようにシナリオを結びつけていた事に感心し、制作者サイドの鬼太郎への愛を感じましたね☺✨
ホントに素晴らしい作品でした!!
未だ余韻が残る程の感動でした!!
ただ、なかなかエグいシーンも出てくるので、お子様にはオススメしにくい作品ではありますね😅
お…もしろかった…のかな…???笑
テレビアニメで鬼太郎を見ていた人なら楽しめるのでは!!?という映画です!!!
ミリしらでもキャラ萌えは出来るかと!
導入部分がゆっくりでなかなかパッと惹き込まれるようなシーンが来ないので半分寝てました笑
鬼太郎のパパがそこはかとなくイケメンで戦闘シーンは格好良くてスピード感があります。作画も迫力があり綺麗でした!
戦闘シーン以外ではその独特の絵柄が気になることもありましたが概ね崩れず綺麗です。
ただストーリーは終始陰気で胸糞悪いしちょっとグロい描写もあるので見て楽しい〜〜〜⤴⤴って映画ではないです。
そもそも鬼太郎の世界観自体がどちらかというとダークなので当たり前と言えば当たり前ですけど!!!
それにしても鬼太郎のパパの声…関俊彦さんなの最高〜〜〜!!!
219 鬼太郎背高いな
思えば鬼太郎って白黒時代から観てるんだよねー
特に妖怪が意味もなく人間を餌食にしてしまうところなんか
完全にトラウマ。
第二シーズンもその流れは続いており
見なきゃいいのにわざわざ見て勘弁してよー、と。
三期以降はほとんど未見。
今回のおそらく元になっている鬼太郎誕生編も
原作では死産した母親を土葬したところから生まれてくるんですが...
そんな過去の背景から本作を見るに
ズレたところもなくジジイにも充分面白かったです。
できれば原作を憂慮して何故鬼太郎のオヤジが目玉なのかも
わかるように作ってくれればさらにプラスだったのですが
ホンがしっかりしていてそんなマイナスも気にならない出来でした。
60点
イオンシネマ草津 20231130
どこまでが水木先生のストーリーなんだろう
墓場に埋められた女性から生まれたとか、幽霊族の末裔だとかいうのは、水木先生の漫画にも出てきましたが、沙代ちゃんの物語が水木先生らしくない気がして、違和感がありました。
それにしても、目玉おやじのもとの姿がああだとは(笑)
子どもたちが報われないままの最後でしたが、ゲゲ郎さんのピュアさと雑誌記者のストレートな熱意、そしてそれに応える鬼太郎に救われる映画でした。
惜しい作品
まあまあ面白かった。
水木しげるの実人生を想起させつつ、それを「ゲゲゲの鬼太郎」の世界の誕生と繋げていくという試みは面白いと思う。それ自体は納得のいく発想。
しかし、戦争体験の意味がぜんぜん活きていない。
通りいっぺんの戦争描写(上官と部下の関係も含め)が逆に説得力を削いでいる。
そのため、説明の域を超えていない。
「ゴジラ-1.0」もその一つなのだが、このところの映画・テレビドラマに描かれる「戦争」のイメージがとても貧しくなってしまっている。
これは戦争を知らない、学んでいない世代の知的レベルに合わせているということなのか。
それとも製作陣が本気でこの程度のものだと思っているのか。
いずれにせよ、残念な点だった。
雰囲気いい。
鬼太郎誕生がタイトルだが、その話はメインではない。閉ざされた山村の旧家のお屋敷に集まった一族、そこで起きる殺人事件、妖怪、薬、と情報量多めだが最後に全部繋がるのは良質のミステリー感がある。話はかなり凄惨に進むため耐性がない人は注意が必要。鬼太郎のお父さんのアクションがかっこいいのと、ネコ娘が超絶美少女キャラになっていたのが印象的。
噂に違わぬ良作
上映開始からだいぶ経ってしまったが、それ故か、女性客率、座席の埋まり方が高くびっくりした。
今風なのに、犬神家を彷彿とさせつつ昭和30年頃の日本をらしく描いていたと思う。
物語も水木作品の無常さ、薄汚れた土っぽい肌感もあって良かった。
救いは無い…でも面白い!
人間の醜さを描いたホラーストーリーで凄く面白かったです。
今時の9頭身の絵が苦手な自分は最近の可愛らしい鬼太郎アニメを見ていなかったのですがこれはいい!
割と始まってすぐの頃に鑑賞したので特典も貰えた。「鑑賞後に見てください」って書いていたのでその通りにしましたが…コレがまたやられた!なかなか粋な内容でした。
パンフレットもこの時買っときゃよかったなー。まだまだ人気は上がる一方ですし、ぜひ再販してほしいです。
かわいいタッチのアニメとまあまあハードな内容のギャップ
墓場の鬼太郎誕生の新解釈?を面白く見ることができた。
前半は横溝正史風ミステリー(ほぼ犬神家の一族w)、後半から本来の妖怪退治という展開だが、アニメのタッチがあまりにも可愛すぎて怖さが激減してしまった。
そもそもどの層を狙っているのかよくわからなかったが、一応PG12という事を考えるともしかしたら実写の方が制作側が意図するおどろおどろしさみたいなものが伝わりやすかったのではないかと思った。
104分という尺だが、最後は漫画で一気に説明と言うのは水木先生へのリスペクトからなのかもしれないが、個人的には最後までアニメで完結してほしかったし、ちゃんちゃんこが出来た経緯などももう少し丁寧なストーリーにしても良かったのかなと思った。
人のカタチをした醜悪な強欲、と水木の歴史
面白かった。
謎に包まれたものを少しずつ紐解くような物語で各登場人物が何故そうなったのか理由があるんだなと後から思い至る。漫画の方の第一話を読んでおり最後の最後にそれらが繋がり"なるほどな"と。
あと目玉おやじのバックグラウンドを知ることができてよかった。見る目が変わる。
ただ残酷な描写だけではなく人として嫌悪ある内容もあるのでR15でもいいのかなと思うなど。
どうせなら、もっと振り切って欲しかったです。
私が、鬼太郎に出会ったのは、もちろん子供の頃であり、家のテレビは白黒でした。
ゲゲゲの鬼太郎は、基本、人間の味方であり、そんなに怖くなかった。言ってみれば正義の味方です。少しは人生訓みたいな話が差し込まれていて、まあまあです。テレビの鬼太郎はそんなもんです。ちょっと人間を嫌っているそぶりをみせたりします。そんな鬼太郎でした。
ずっと後になって、墓場鬼太郎を知り、全く違う話だったことを理解します。
水木先生は、戦争に行き、手榴弾で片腕を失う。理不尽な軍隊の経験が一部、描かれていますが、表現が薄い。(私としては)
冒頭のおどろおどろしい感じは良かったのに、そのあと、怖くない。
あんまりにも手垢がついた表現。
鬼太郎を出しても良いが、墓場鬼太郎が良かったな。
目玉じゃない親父!
みなさんのレビューを見ていると意外に
大絶賛のレビューが多くて
なぜ意外かと言うと
たぶんこれ鬼太郎が大好きじゃない人にはなかなか受け入れづらいと思います
これ鬼太郎なの?
っていう印象を受けるんじゃないかと
鬼太郎大好きな人にとってはきっと
ものすごい良作なんだと思います
もちろん私も
いわゆる砂かけとかこなきとかいったんもめんとかは一切出てこないのでいつもの鬼太郎とは違いますけど
やっぱりこれ鬼太郎だわ
って話が進めば進むほど感じていました
私自身、鬼太郎にハマったのは30年も前で
久しぶりの鬼太郎となりましたが
おっさんになって初めて気付きました鬼太郎の魅力
人間の愚かさと
妖怪の優しさ
私はこれにずっと魅了されていたのだと気付かされました
いつもと違う鬼太郎でしたが
やっぱり鬼太郎は鬼太郎でした
水木先生亡き今、よくこんな良作を作ってくださいました
スタッフのみなさんありがとうございました
鬼太郎パパには両目があった!
勝手に隻眼キャラだと思ってました。鬼太郎パパって人型だと戦闘能力高いしそこそこイケメンだし声は関俊彦だし惚れてまうやろーっ!
評価が高いので気になって鑑賞しました。グロ度は呪術廻戦や鬼滅の刃を見れる人なら大丈夫でしょうがストーリーは子供向けではないかなと。
昭和の悪い所がてんこ盛りで(戦争、喫煙、過度な村社会、ヒ●●ンを思わせる薬など)あの時代に戻らなきゃいいですね。
初見でも面白い
関連アニメシリーズや原作漫画など一切未見で観賞しましたが、ちゃんと面白かったです。
子どもの頃に怖がりながらもワクワク見ていた「ゲゲゲの鬼太郎」の誕生に纏わる物語は、恐ろしくも切なく愛情溢れるものでした。
目玉の親父、これから見方が変わっちゃうなぁ。
皆が見たかった鬼太郎が帰ってきた!
鬼太郎の良さが出てた映画!
鬼太郎が好きな人や 少し見た事がある人気になるは是非見てほしい
作画も脚本も良かったが人によりグロや暗い雰囲気が苦手な人は注意した方が良いと思います
人の愚かさや教訓めいたレトロ懐かしい
昭和のアニメの素晴らしい雰囲気が伝わってきます
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