鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎のレビュー・感想・評価
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こんなに絶賛される?
平日なのにこんなに客入るかってぐらい入っていた。
評判いいので観たが、それほどでもないと思う。
脚本も別に驚くことはないし、漫画アニメって感じ。
ラストのタイトルはかなり良かったがそれだけのように思う。
老舗の意地?
昨今のアニメでは類を見ないほどのカット数。これだけの作画数ともなれば、背景や調色が死ぬほど大変だったのでは?と想像する。東映アニメーションの気合が入っているし、なにより古賀豪監督の執念が宿る逸品だ。
感動しました
昭和の頃のテレビアニメの再放送はみていましたが、最近の作品はあまり知らない…という者です。あまりに評判がいいので劇場へ行きました。
序盤から、画も演出も凝っていて、作り手の意気込みが伝わってきました。予想どおりのおどろおどろしい展開ながら、冷めたユーモア(?)のある独特の鬼太郎の世界観です。テレビアニメのような頼もしい妖怪の仲間たちが登場しないので、サスペンス要素が大きく、ぞくぞくしながら楽しめる物語のしっかりした映画作品になっていました。
アクションシーンもすごいですが、終盤の展開に感動して涙が出ました。人間の弱さ、愚かさを十分知っていながらも、生まれてくる子供の生きる世界をよくしたいというゲゲ郎と母の思いに胸が熱くなりました。子供って、未来への希望なんだと、本来は当たり前のことを改めて思い知ります。
いや、本当に、思いがけない感動の名作でした。多くの方にみていただきたいです。
鬼太郎という名の巨悪VSバディ
評判を聞いて鑑賞。正直期待値は低かったんですが、いやーシンプルに面白かったです。同じ時間に見ていたお客様で泣いてらっしゃる方もいましたね。
鬼太郎について知ってるのが目玉のパパがいることと、妖怪レーダーみたいなのがある、ラムちゃんみたいな色合いのちゃんちゃんこを着ている、くらいのうすらぼんやり知識でしたが、むしろだからこそ楽しめた可能性も。ただし、猫娘と鬼太郎はどうしてそんなに差がでちゃったのって感じのビジュ差を感じましたが。
今(本当に今)公式HPを見たんですが、
「「原点にして最恐」のキャッチコピーとともに、歴代のシリーズの中で、最も恐い鬼太郎である本作の続報をお待ちください。」という〆の文章は本当にそうなのかもーと思いました。グロいというよりは、色んな意味でセンシティブな話題があるので、小さい子供と共に見る感じでもないなと思います。
個人的にはゲゲゲの鬼太郎というよりも「たった三日で人生変えられた男と、たった三日で人生変えられた妖怪の話」って感じでした。
非常に楽しかったですが、結局なんで目玉になっとんねんとは思ったので-0.5。でも面白かったです。
旧友の変貌にちょっと寂しかった
劇場スルーして配信枠に入れてましたが世評が芳しいのでバルト9へ。
結論は、たしかに脚本はよく出来ているし、横溝的怪奇因習世界ありマーベル風のド派手なバトルありとお代ぶんはしっかり楽しめました。世間のウケがいいのもまあわかります。劇場アニメとしてのレベルは高い。
でもね、個人的には鬼太郎は漫画リアルタイムで、TVアニメはモノクロ時代からのお友だちなんで、本作ではなんだか暫く会わないうちにすっかり変わってしまった旧友みたいでなんかよそよそしいんだよね。今風にスラッとして横にこれまた美少女化した猫娘(まあ、ネコだから化けるか)をつれちゃって。
まあ本作はあくまで鬼太郎の父親の話なんであれでいいんだといわれても、世界観が違いすぎてなじめない。良作ではあるが好きな作品とはいえなかった。
鬼太郎はあの水木の独特の点描画の世界からふらりと現れて、せいぜい村レベルで迷惑な妖怪を退治して(懲らしめて)去っていくぐらいのゆるい世界ががちょうどいい。武器ったって下駄とちゃんちゃんこぐらいだし。
一見でも楽しめました
話題になっていたので観てきました!
結論を言うととても面白かったです!
鬼太郎は子供の頃に2000年前後のアニメをビデオで借りてみていたぐらいです。
(4期と5期)
今の6期の鬼太郎は見ていません。
それでも面白いと思えたのは、
一貫して鬼太郎父の目的がはっきりしていることや、
水木の野望の掘り下げ、
その他の説明がとてもわかりやすく映画内でされているからだと思います。
ところどころの説明不足はありますが、
二人の行動や目的に意識がいくので、
私はそんな気になりませんでしたね、、。
おそらく原作を知ってたらわかるんじゃないかな。
戦闘シーンも格好良く、
結構派手でしたね!
血飛沫やグロシーンも結構派手!
お子さんと行く時は気をつけましょう。
あくまで原作の暗いイメージで作られてると思うので、
大人映画と思って観に行ったほうが良いです!
レーティング指定もありますしね。
ラストも粋な演出がたくさんでしたね!
隣のおそらく鬼太郎マニアな方たちも
「あそこはあのあと水木がね!泣けるんだよ!」
って楽しそうに話してたので、原作にもかなり配慮されているんだと思います!
(その人達の話聞いてスタッフロールの意味がわかりました笑)
星5レベルでも良い映画なんですが、
鬼太郎をそこまで知ってる方ではないので、
4.5にします!
是非観てください!
雰囲気が良い。そして良い意味で裏切られる
星5は甘いか?いや、これだけ没入したのは珍しいかも。これは第6部の劇場版という位置付けらしいが、どの世代のファンも問題なく観られます。あえて言えば、アクション性が高いところが今風か。
まず、雰囲気が良い。現代のシーンもあるが、基本戦後のお話しで、おどろおどろしい雰囲気はやはり昭和くらいまでの時代があっている。
そしてまさかの「バディ物」である。映像、音楽、キャラクター、ストーリーすべてが高次元でバランスが取れているが、描写はかなり「攻めて」いるので年齢制限はやむ無しか。
気にはなっていた作品だが、やたら評判が良いので観に行ってみたのだが、これは良かった。
実はfateのスピンオフでしたと言われても納得する
耳に入る好評と『ゴジラー1.0』との関連性、目玉おやじ主演のエピソード0が気になって鑑賞。結論から言うと犬神家の一族をTYPE-MOONシリーズに再編したような激烈ダーク物語だった。人間の憎悪と狂気が渦巻く“どうあがいても絶望”にまみれた暗黒世界で鬼太郎一家と善性を取り戻した水木だけが燦然と光り輝いている。そしてEDはしっとり系カランコロンの歌が流れ墓場鬼太郎(以下墓場)へと繋がるエピローグはとてもとても儚く鬱くしい。
妖怪より恐ろしい醜悪な人間模様と社会問題に踏み込む数々の物語で歴代最恐と云われた6期鬼太郎、定番エピソード『幽霊電車』もパワハラといじめを取り入れた話のまぁ後味の悪い事。それの劇場版となると推して知るべし、テレビ放送の制限も無くなり更に人間のどうしようもなさに拍車がかかる。人里離れ閉鎖的な村で執り行われる悍ましい因習、その村を取り仕切る一族の外道ぶりも凄まじいがそもそも住民もロクデナシという徹底ぶり、犬神家よろしく遺言読み上げからの遺産相続争いの一連シーンはこの上なく醜い。更に鬼太郎の一族である『幽霊族』はおろか何も知らぬ一般人も犠牲にして日本繁栄がなった真実には邪悪すぎてドン引きした。善よりの村人もいたものの皆それぞれの形で破滅したあたり蓄積した業の深さが垣間見え後半の阿鼻叫喚の報復はそれを如実に語っている、凄い有様だったで…
主人公の水木も最初はそんな人間の一人だったのは興味深い、戦時下でイヤと味わった理不尽な扱いと無意味な作戦を生き残った果てに他者を蹴落として栄達する競争社会ですっかり擦れた人格になった男が、目玉の親父との共闘の中で徐々に生来の善性を取り戻していく。終盤おやじのピンチに駆けつけ、大詰めの戦いで血みどろになりながら外道の野望を打ち砕いた姿に惚れた人は多いだろう、ツケは払わなきゃならんよね(゚д゚)(。_。)ウン。
人の欲望に翻弄され過酷な運命を辿った鬼太郎一家の物悲しさも心に深く刻まれる。行方不明になった妻を探しに入村した目玉の親父、当初は人間を信じていなかったが人間社会で生きた奥さんの教えや考え、幾度もの助け合いで戦友となった水木を通して人の善性を信じるに至る。のほほんとし奥さんの惚気でゆるい面も見せるが戦闘では多勢相手に荒々しい戦闘でなぎ払い、未来で生きる息子と水木の為に身を犠牲にして滅亡を食い止める様は非常にカッコイイ、ミイラ男化の理由が壮絶すぎる。
墓場へと繋がる以上、鬼太郎夫婦の死は避けられないが忌まわしき村から脱出し僅かな時間でも見た目が変容しても愛は変わらず、最後まで睦まじく添い遂げたと思うと鼻がツンとしてしまう。6期鬼太郎のドライな性格も本作で明かされた人物関係を知ると頷くばかり、人への複雑な感情と水木の恩義で揺れ動く彼の心境はいかに。何にせよ鬼太郎家族にとって水木の存在は人を信じきる希望だったのは確か。
以上『ゴジラー1.0』との関連は戦後くらいじゃねと思うが記念作として一線を画した出来となっていた、かなーりしんどい話だが。
もっと妖怪がみたかった
脚本、演出、画どれも小綺麗でなんかもっとオドロオドロしたものを期待していたのでちょっと残念でした
特に出てくる妖怪が少なすぎると感じましたね
あなたの身近にはこんな妖怪やあんな妖怪がいっぱいいるんですよー感がもっと欲しかったですね
驚きました!!笑 名作です!!!
本作、まっーたく見る予定はありませんでした。私自身、墓場鬼太郎(OPの電気グルーヴが、またカッコよくて!)を、ギリTVで楽しく見た記憶があり、そこからの改変&オリジナル化に抵抗があり…。
しかし、本作を見てビックリ‼️近年稀に見るリバイバルの成功ではないでしょうか⁈
ストーリーに破綻もなく、格闘シーンも迫力があり、東映アニメーションにそこまで力があったとはw
(墓場鬼太郎でモヤっとした展開も、上手く調和され違和感なく見れます。水木しげる氏の世界観を壊さずで、これには頭が下がります。)
子供向けのアニメとは思わず全世代が楽しめる作品です。是非、映画館でご鑑賞くださいませ!!(最近のネコ娘は美少女で驚きー笑)
昭和ミステリーとの上手い融合
こちらのレビュー結果が好評が多かったので見てきました。
結果、すごく良く出来た映画を見る事ができてラッキーでした。鬼太郎本来の、妖怪が持つ不気味さ・おかしさ、アクションの恰好よさに加え、横溝正史のような昭和ミステリーっぽい雰囲気を上手く融合していたと思います。
冒頭の列車のシーン。女の子が咳をしているのに、誰も気にすることなく、主人公もタバコを吸おうとする。一瞬、えーっ?と思いましたが、あ、でもこれ昭和だしな、と認識することで、こちらの感覚をタイムスリップさせる、上手い仕掛けだと感じました。
主人公は戦争の生き残りで、ゴジラマイナス1と被ってしまいましたね。ただ方向性は全く逆で、ゴジラの方が過去を引きずり死に場所を探しているのに対して、こちらは死者を振り切るかのようにがつがつとして野心に溢れた男です。戦後高度経済成長の日本のメタファーなのかも知れません。その俗物的な男が、国の繁栄を誰かの犠牲の上に成り立たせようとするシステムを見た上で、目の前の利を捨てようとする。最後に、現代編の記者さんにこの事を伝えてくれ、と目玉おやじが言いますが、私たちに突き付けられたメッセージなのだと思いました。
残念な点。ミステリー部分は添え物程度なのでしょうが、例えば、バディ成立した所で、主人公がゲゲ郎に一族の相関関係を説明してくれるようなシーンがあれば理解が早かった気がします。
派手さはないけど何度も見たくなる映画
すごく作画が綺麗とかではなかったけど、因習村の気持ち悪さとか龍賀一族の女たちの扱いとか、ゲゲ郎の妻に対する愛とか、戦争で理不尽さを知った水木の思うところとか……上手く言えないのですが、映画全体でもっと見たい!という雰囲気を生み出してるような気がしました👏
昭和の空気と令和のエンタメの融合
素直に面白かった。ストーリーと人物設定がしっかりしていてブレがない。余計なエピソードも説明不足もないから、初見でも楽しめました。
何よりゲゲ郎がかっこいい!妻をこよなく愛するいい男で可愛げもあるなんて、奥さん幸せだるうな。
3・4かな。
高評価なのでスルーするつもりだったが鑑賞ー。
鬼太郎ほとんど知らない。水木しげるが書いた鬼太郎が主人公で、目玉の親父がいる。悪い妖怪と戦う………?みたいな知識しかない。
話自体は見応えがあった。アニメーションも丁寧で美しかった。
でもなーーんか没頭できず。なんだろ………ワクワクドキドキがない??なんて言ったらいいのかな。つまらなくは無いけど、人に勧めるか?と言われたら勧めないかも。
ここでもですが戦争ってほんとになんなんやろ。広義の意味でいえば幸せになりたいのはみんな一緒なのにね。悲しいね。
戦争によって心に傷を負った水木しげるが人と関わることによって妖怪が見えるようになる=人の心を取り戻す、人の心を傷つけたことに涙を流せるようになり、鬼太郎を生み出し育てることが出来る様になる。みたいなことを暗示してるのかしらね?
予想を遥かに超えてきた、見応えありの傑作!
おどろおどろしく、いかにもという感じで怖がらせに来るかと思ったら、全然違いました
全編シリアス路線で、ビジュアルだけでなく、中身で勝負という作り手の気合いがひしひしと伝わってくる傑作ホラーサスペンスに大満足です
先ず映像が好みのタイプ
人物だけでなく奇々怪々なキャラクター造形が◎、加えて昭和31年当時の雰囲気や風景がノスタルジック、それだけで一気に惹き込まれていきました
横溝正史さんの傑作サスペンス小説「犬神家の一族」の様な雰囲気の群像サスペンスをベースに主人公の水木とゲゲ郎(鬼太郎の父)が陰謀渦巻く龍賀一族に立ち向かい、鬼太郎の両親の過去、そして幽霊族と卑しい人間とのバトルが描かれ、見応えたっぷりの傑作バディムービーに仕上がっています
中盤のゲゲ郎(鬼太郎の父)と長田幻治率いる陰陽師集団”裏鬼道衆”とのバトルシーンは手書きのパラパラ漫画を見ている様な特殊な画法とスピード感のある編集も相まって最高にカッコよく興奮しました
下駄が飛ぶのもカッコよかったです
そして館内の照明が点くまで席を立たない様にしないといけませんね
エンドクレジットと一緒に流れる後日譚、その後のポストクレジットシーン、と最後の最後まで重要なシーンで目が離せない語り口が素晴らしい
初めと終わりにちょっとだけしか出てこない猫娘がシュッとしていてメチャクチャかわいかったので、もう少し出番があるとよかったのにというのが強いての不満です(笑)
と、様々な要素がバランス良く合わさって、メチャクチャ面白い傑作に仕上がっており大満足の104分、もっと観ていたかったです
原作知識無くて大丈夫!
鬼太郎の父と男性一人のダブル主人公。話の展開含め原作知識がないと関係性が分からないということも一切無く、スムーズに楽しめる。
無駄のないストーリー展開で終始楽しめた。
全471件中、241~260件目を表示