「それほどでも…」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 さるさんの映画レビュー(感想・評価)
それほどでも…
これが大人のアニメだとか言っているのが笑える。PG-12なんですよ…。
大人向けということで多少表現は粗くレビューします。
ヒロイン?は成人していないとのことで16〜18くらいと推定される。それに対して主人公は少なくとも30代と予想され、その年齢差だけでヒロインになりきれない。
悪役のお爺さまは、生前の姿が描かれないせいで70歳から10年、◯出しされ続けていたとして、遺影のヨボヨボさからはそこまで酷いことをされた想像ができないことと、あそこまで異常な村の中で育ったのならソレが普通だと思っていそうな年齢でどうやって俗世間並みの感覚を持つことができたのかが不明である。
自分は子孫を残すためにやっておきながら、幽霊族をお家繁栄の糧にしているくせに鬼太郎父と母の2人になるまで捉えた幽霊族に子づくりさせなかった謎。
もう少しちゃんと不満点上げておくと、Mという薬がありながら普通に80歳で死ぬ当主。
制作者本人が使わないのに、なぜMがあると思うのか。実在しても使えない薬だとなぜ思わないのか。
Мのアンプルも出てくるがあの大きさだと5ml程度。それを一本作るのにどれほどの犠牲が必要なのか。普通に血が原料なら 血の量<М となりそうなきも。だったらわざわざ桜なんて使う必要なく定期的に採血する程度で済みそうな気がする。
そして悪事は全部、台詞のみで説明されその場面は描写されることはない。
つまり何をしたのか、何をされたのか、どうやったのか、などはすべて想像で補完するしかなく、作中で説明されることにプラスして、強力な狂骨ができるほどに莫大な怨念が貯まるほどの行為を繰り返して来た。と言う事以外は、視聴者の妄想次第なのだ。
事実として提示された事だけで判断する人にとっては、あまり面白みを感じない。
事実に自分の妄想を入れ込んで、それを含めて事実だと思う人は、楽しめるのだと思う。
はじめに戻るが、どちらが大人なのかと言う事である…。