「水木しげるの独特な世界観が失われて、すっかり別物になっていた」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 M.Ooiさんの映画レビュー(感想・評価)
水木しげるの独特な世界観が失われて、すっかり別物になっていた
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BS12で「ゲゲゲの女房」の再放送が始まった。
今回のこの作品は、ゴジラマイナス1のような、鬼太郎マイナス1に相当する物語らしいが、すっかり水木カラーが失われてしまって、登場人物がどちらかというと、コナン君に出てくる人物のように見えて仕方なかった。ストーリー展開も、血液製剤と売血、因習にとらわれた田舎の跡目争いに伴う殺人、と、どこかで見たことがあるような、むりやりなストーリーに感じられた。60年近く前にピントの甘い白黒テレビで、震えながら鬼太郎を見た世代には、なんだかな~だった。
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