劇場公開日 2021年6月25日

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王の願い ハングルの始まりのレビュー・感想・評価

全30件中、21~30件目を表示

4.0軋轢と因縁

2021年6月30日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

廃仏毀釈を行った明治政府による朝鮮併合(明治38年)

福沢諭吉 井上角五郎による「漢城周報」発刊(明治19年)

総督府による諺文綴字法公布(昭和5年) 以上Google調べ

日本語のやりとりの後のサンスクリット語?の発話シーンに作品の本気を感じ背筋が伸びた

宦官と仏僧の板挟みに挫けそうな王様

今尚その地政学的運命に翻弄される半島の歴史

堅苦しくなくも壮麗な叙事詩の趣き

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労働4号

4.0いつ誰が作ったのか

2021年6月27日
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鑑賞方法:映画館

わかっている唯一の文字が、ハングルと聞いたことがあります。
いかに天才でも文字をゼロから作るのは大変。
日本は漢字を書きかえて表音文字にしましたし、ヨーロッパは誰が作ったのかわからないアルファベットをそれぞれの言語で共有しています。

言葉や文字が好きなのでとても興味深かった。
日本、中国との関係、仏教と儒教の関係なども勉強になった。

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Momoko

2.5文明国の名折れですよ。

2021年6月27日
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単純

知的

1400年代、李氏朝鮮第4代国王の世宗大王が訓民正音という名称で交付したとされる現在のハングルにあたる文字の誕生までの話。

「本作品は歴史の一節を基にしたフィクションです」だそうです。

八萬大蔵経に纏わる出来事から始まり、僧の力を借りて、簡易で民が学び使える独自の表音文字をつくっていくストーリー。

サンスクリットやパスパ等を参考にハングルを作っていく様は、閃きと発見と試行錯誤を繰り返しで面白いし、明からの圧力やヨダレダラダラ君の仄かな思い何かもあってなかなか良かった。

でも、やっぱりある程度まで話が進むと、変化が乏しくダレてくるし冗長に感じるところも多かったかな。

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Bacchus

4.0韓国映画の底力

2021年6月27日
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鑑賞方法:映画館

ハングル文字を作り出し、普及させようとした名君世宗の物語。
「マルモイことば集め」もそうだったが、韓国映画はこうした文化的な事件をエンターテイメントに落とし込むのが本当に巧い。
王と僧の物語、王と王妃の関係性、仏教と儒教の対立、ちょっとした恋の予感…等々を絡めながら、文字を創り出すロジックはがっちりと描き出す。
まさに韓国映画の底力、って感じなのだが、まさかこの監督の初監督作とは…恐れ入りました…
しかしこれほど意識的に組み立てられた文字体系が、世の中に他にあるのだろうか…

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ぱんちょ

5.0仏教と儒教と、そして、夜の空を見上げて…(説明入れてます)

2021年6月26日
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yukispica

4.5仏教と儒教の確執

2021年6月26日
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知的

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リボン

3.5知的好奇心をくすぐるおもしろさ

2021年6月26日
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鑑賞方法:映画館

ハングルの成り立ち、言われれば母音も子音も学術的に確立してるわけでなくそんなカオスの中から、音の共通点を探したり整理したり記号化したり、決めること多過ぎだ!外国語の素養のある弾圧されてる仏教の僧侶たちが王命でプロジェクトを進めるという、ストーリー自体のおもしろさ。
その面白さに乗っかりすぎかな。淡々とプロジェクトの進行が語られるわけだが、人間ドラマは、王妃の葛藤が際だつくらいで、各人の思いは割とあっさり。

「舟を編む」や、「マルモイことばあつめ」より遙かに難易度の高いプロジェクトだということは分かるんで、ドラマの弱さは仕方ないかなあ。
ソン・ガンホが映画の中で老けていくのは見事。

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ユウコ

3.0ハングル文字の誕生ヒストリー

2021年6月26日
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鑑賞方法:映画館

難しい

楽しみにしてた映画の一つ。
期待を下回ったがまずまず楽しめた。
ハングル語が出来るまでの話しは良かったが、歴史の話しもあって、字幕から解読していくのが若干難しかった。

後半ちょっと飽きが出たので、トータル時間はちょうど良かったが、ラストは呆気なかったのが残念。

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ノブ様

5.0新しい文字を生み出す過程の困難と情熱

2021年6月26日
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楽しい

知的

反対勢力に苦しめられながらもあきらめず、それまでにない新しい文字、ハングルを完成させた世宗大王。その王をソンガンホが演じるとあって、これは観ねばと思ったのがきっかけだったが、それ以上に見ごたえがあり素晴らしかった。

身を削りながらも、民にも分かりやすい文字を創りたい、もっと誰もが知識を得られる世の中にしたい、という王の熱い想いが、この新しい文字ハングルを生み出せたのだということを、この映画の王と僧侶たち、家臣や儒学者との関係性を通じて知ることができ、とても感慨深かった。

特に王と共に力を尽くした海印寺(ヘインサ)の僧侶たちや、王の意思を汲みとって陰ながら文字創造を支える王妃が心に残る。

本編とは違うところでも、お付きの女官と若い僧侶とのやり取りも微笑ましく楽しめた。

映像も美しく落ち着いた色調で、壮大な歴史を感じさせてくれる。撮影の舞台となった浮石寺(フソクサ)は映画のことを知らなかった2年前に一度訪れているが、この映画を観てまた新たな気持ちで行ってみたいと思った。

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Mikotan

3.5ハングルを理解していれば…

2021年6月25日
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もっと面白かったかも。それはさておき、この王様の生き様に感動し、あと、ふと思うと確かに文字の起源は興味深いしこれだけ言語がたくさんあるといろいろ成り立ちがあるんだろーな、と。話が淡々と進む分、衣装や景色も楽しめた。

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peanuts