劇場公開日 2022年10月21日

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アフター・ヤンのレビュー・感想・評価

全85件中、41~60件目を表示

4.0ヤンの人生

2022年10月30日
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鑑賞方法:映画館

クローンを通して描かれた人生
静かな記憶の中の壮大なメモリー

いい映画でした

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ソルト

3.5ラーメンは落ち着く

2022年10月29日
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中国と日本と韓国の文化の区別がついてるのか若干あやしい夫婦。そもそも未来に「中国」あるのかな。もしかして日本も韓国も中国になってるとか…?!

東アジア文化に憧れる白人と黒人のカップルと中国人の養子。好きな文化の背景を持つ子供を養子にするの? 儲かってなさそうなお茶屋さん、家具ひとつひとつが高級品で、ハイカルチャーな家。

と、この辺りの設定に乗れない部分はあるものの、ヤンの「記憶」が美しくて、それだけで十分。きらめく木々、寝顔、笑いかけるあなた、口ずさんだ歌、振り返る姿、浮かんで沈む茶葉…

毎日数秒、最も美しい瞬間を記録できて、それを永遠に残せたらいいね。残された映像からはヤンが家族を愛していたように解釈してしまう。愛ってなんだろう。それともただのプログラムで、愛らしきものを捉えるように設定されているのだろうか。

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hyvaayota26

2.5静寂で優しい映画

2022年10月29日
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でも、正直何をしたいのか分からなかった

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ムーラン

3.0すんませんでした

2022年10月29日
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現実と記録の端境が混じってしまって。
映像で見る『電気羊はアンドロイドの夢を見るか』の昔の翻訳文章みたいというか……
テクノ(アンドロイド)と人間の境はどこかとか、壊れたテクノとは「死」と同義なのかとか、もはや禅問答。
挑戦的表現と映像美だったけど、コレはアートと哲学という感じで、エンタメっぽさはなく。
そこに坂本龍一の音楽が乗ってくれば、睡眠導入剤みたいなフィルムという。
面白いかどうかの判断ができるほど、起きていられませんでした。
すんません。

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コージィ日本犬

3.5なんて優しい映画

2022年10月29日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

初めはよくわからないなぁと思いながら観ていました。美術館で絵を見るように、好きなように解釈して構わない作品だと思う。

ロボットだから家族の中で下に見られたりする話なのかと思ったしてたけど全然違ってたし、SFなのに素朴。

身近な人を亡くしたことがある。悲しくて、苦しくて、張り裂けてしまいそうだった。絶望感で世界は白と黒と痛みしかない感じだった。
この映画ではヤンはロボットなので直るかもしれないと希望があり、別れをゆっくりと受け入れていくことができる。優しいフルカラーの世界で…

本来人の記憶の中を覗くなんて失礼で冒涜的な行為だよなぁとは思ったりしたけど。

象徴的な接木した一本の木の話。
ロボットやクローン、多種民族とロボットで構成された家族という生活単位、血のつながらない家族というものを結束させるためのような家族参加の対抗オンラインダンス競技。
受話器も持たず画面もキーボードもない状態で会社から家にいる家族と連絡したり、運転操作しない?車…
そんな未来でも中国人養女に自分のルーツというものを持たせてあげたいと考えて同じ民族のロボットを家族に迎え入れる夫婦の優しさ。

壊れて朽ちている(腐食?)ロボットの展示がある研究機関みたいなところが恐ろしい、わたしにはよくわからなかったがあのシーンもまた何かを物語っているはず。

それにしてもセリフは少ないし、バリバリ働く奥さんとゆったり茶葉から入れるお茶を愛するお互いというより個人主義な夫婦に、養子の日本人かと思うような中国人の子、本当の家族とは…ということを成長につれ考えて悩むようになった子供。この脆い家族を柔らかく包み込んで一つにしていたのはヤンなのだ。

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motti

3.5坂本龍一×A24×リリィシュシュ

2022年10月28日
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鑑賞方法:映画館

全く前情報無しで観に行きました。設定はSFですが、しんみりしっとりという感じのストーリーです。動かなくなってしまったロボット(文化テクノというらしい)のヤンと、彼の記憶を巡る家族のストーリー。コリン・ファレル、こんな地味な役やれるんすね。いやいや褒めてますもちろん。
内容はわりとたんたんとしてます。ヤンの記憶開示の場面も、このあたりのゲームをやる人にとっては特に目新しいものはないかと。
ただしさすがはA24、映像美は半端ない。特にエイダの記憶を探る時の映像は素晴らしかったです。
そして教授の音楽。素晴らしいの相乗効果と言うしかございません。

ただ、残念なことに私が観に行った映画館。近所の席にすげえバリバリ音を立てて菓子を食う女性がいまして。
本当にこの映画に限っては飲食禁止にしていただきたかった。それだけに静寂が映える映画。

なお、リリィシュシュを観ていた方は思わず、おお!懐かしい!と叫びそうになる歌が聴けました。

家族構成が多国籍で会話のやり取りもなかなか面白かったです。

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BONNA

2.0アフター・眠

2022年10月28日
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鑑賞方法:映画館

アフターと言うより、、

理想的な平和な世の中を夢想するのも悪くないとは思うが

エンディング迄の流れは素敵でした

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労働4号

3.0ダメだ

2022年10月27日
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私には理解できない。

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みっく

4.0歴史と近未来を融合させた哲学的な余韻に残る作品

2022年10月27日
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景色やインテリア、音楽が(とくにチェロが良い)美しく、ずっと眺めていたい心地よさがこの作品にはある。

ヤンの断片的な記憶をかき集めて紡がれる、“家族愛”とあらゆるメッセージ。ここを観るものがどう解釈するかが、本作の評価の分かれ道かと。

そもそもこの家族は父は西洋人、母は黒人、そして中国人の養女、AIの兄で構成されていて、国も文化も人間、テクノロジーさえも混在している。ボーダレスで現代社会におけるテーマや“家族とは何か”が織り込まれている。

きっと数十年後はこれに近い感じになるのだろうけど、中には劇中で老子の話やお茶の歴史なども語られていて、近未来だけを描いてはいない。

文化テクノロジーだって恋愛感情を持ち、愛も知る。そして自身の“死”や生きることの意味を考えたりするのだと…。

久々のA24が手がけた作品、スタイリッシュでいて、アート要素もたっぷり散りばめられている。

もう一度見たい作品だ。

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あさ

3.0近未来の新たな問題

2022年10月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

近い未来、アンドロイド?ロボット?が、
人間と一緒の生活を送る日が来ると、故障したから直ぐ取り替えよう。
みたいに簡単にはいかにくなるのかなと。
なんとなくそんなことを感じさせられました。

話題のA24作品なので観たのだが、可もなく不可もなくといったところか。。。

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ゆぴのしん

3.5静かで美しい

2022年10月27日
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静かで繊細な作品だった。
保証期間内に壊れた中古AIロボットのメモリーを探る話なんだけど、AIロボットが見えている世界もラストの考えかたも美しい。
先の未来観がディストピアではなく自然との共存していたり、パソコンみたいなディバイスが見当たらない感じがもう逆に新しかった
しかしちょっと気持ちよくて眠くもなったかも‥

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サート

3.0雰囲気を楽しむ映画なのかもしれないが、余白や行間が多すぎる

2022年10月26日
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AIロボットとクローン、人種の違う夫婦と養女、東洋的な雰囲気と哲学的な会話、静謐で美しい映像と音楽、場面に応じたスクリーン・フォーマットの使い分けと、設定や仕掛けは申し分ない。
そこから、人間とは?家族とは?記憶とは?人生とは?死とは?といった様々なことに思いを巡らすことになる。
ただし、いかんせん、余白や行間が多すぎて、明確なメッセージが伝わってこない。
余韻を楽しむどころか、「あとは勝手に考えて」と、置き去りにされたや気持ちになる。
あえて解釈するとすれば、大切な人を亡くした喪失感にさいなまれながらも、故人には人を愛した幸せな記憶があったことを知り、救われる家族の物語か?
それにしても、もう少しインパクトのある話にできなかったのかと、消化不良な感じは残る。

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tomato

5.0よかった

2022年10月26日
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本当に全てが美しかった。
ヤンをとおして生きることの愛おしさを感じるというか…
ただ中国というより、日本ぽかったかなー。静かな感じとか、ミカは日本名だし。

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みみ

3.0他人の葬式を見てる気分

2022年10月26日
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特に思い入れのない人物の日常の一コマをひたすら見せられ、居なくなっちゃって寂しいね…と残された者の干渉に浸る様を眺める作品。
アーティスティックな映像美を楽しむ…というには、ごちゃごちゃ煩い。冗長なセリフがたっぷり盛り込まれてます。なので、知らない家族や男女関係であっても、表面的には共有できます。
でも、要は知らない人です。
好みの問題もあるのでしょうが、私は登場する全員に対して好感が持てず、尚のこと辛かった。
上映時間掛ける1.5くらいの体感時間でした。

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ゆる

4.0未来の成仏のお作法

2022年10月25日
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鑑賞方法:映画館

壊れてしまったAIロボット。
メモリーを再生して確かめる行為自体が死んでしまったヒトのことをどうしても亡きものにはしたくないという気持ちがひしひしと伝わって来て沁みた。いとおしくて切ない。人間は死んだあとに故人の記憶や感情を確かめることは出来ないから、AIロボットはむしろ幸せだったとさえ思う。クローンやAIロボットが当たりまえの未来設定だったけど、人間の悲哀には時代は関係ないと思う。
子役の娘がかわいいのは反則。
未来なのにもろアナログ職人のじいさんはアウト。
A24の映画は中国寄りで日本人をバカにした作品もあるけど、切なさの表現の多様性に関しては支持したいと思う。食器や南部鉄瓶は日本だったけどね。
コリン・ファレルがこんな渋い役なのも意外だった。殺し屋しか出来ないと思っていたから。
ジョディ・ターナー=スミス、綺麗ですな~
未来の夫婦はAIロボットに子守させて、忙しい時間の合間を使ってセックスするのがお決まりなのかと思わせる描写もなかなかだった。

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カールⅢ世

2.0想ひ出

2022年10月25日
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悲しい

幸せ

中国人養女の為に認定中古で購入したアンドロイドのヤンが故障し、修理方法を模索する中でヤンに取り付けられていた映像メモリがみつかる話。

茶葉店を営む白人の旦那ジェイクと黒人の妻カイラと中国人の幼い養女ミカ、そしてミカのお兄ちゃん的存在の中国人型アンドロイドのヤンという4人家族が踊っていたら、ヤンが暴走~動かなくなり巻き起こって行く。

1日に数秒の動画を保存できるとか言うけれど、それがないと人の顔や動作とか景観とか記憶できないんじゃね?なんて思ったし、何のかは知らんけど、レギュレーターが修理出来なくて買い替え要ってどんな殿様商売だよ!なB&S社とかはツッコミは無用らしい。

ヤン視点の記憶という名の記録も、なぜかヤンがみているのとは異なる方向からの視点だし、なんならヤンも映っているって?

そんな設定はまあ良いとして、この作品は何の話しで何をみせたいんだ?と良くわからない状態でまった~りと進行して行くから冗長で仕方ないし、結局ホニャ~っとアンドロイドの恋愛ですかね?
そしてミカちゃん駄々っ子が過ぎるね。

ちょっと悲しく優しく緩く愉しい物語ではあるけれど、これといった盛り上がりはなく、何となく「いいはなし」以上のものは感じられなかった。

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Bacchus

3.0澄んだ空気を吸い込んだ気分

2022年10月25日
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ヤンを見てたら、小出恵介元気かな〜…て久々に思い出した。

話はもっとヒネりがあるのかと思ったら、わりと素直すぎる展開。
感動ぽい流れで終わるけど、あんだけ個人データ残ってたら、逆に恐怖。

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ababi

5.0Aska Matsumiya

2022年10月25日
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ヤンの記憶を最初に観た時のその映像
廊下から見た部屋の中、木、茶葉、夫婦、ミカ、自分
ただ記憶の断片なだけ
それで自分が泣いてしまう意味がよくわからない
音楽かな、編集がそうさせたのか、懐かしいと思ったのかも
感情移入?自分の卑しい期待に軽く失望したのもある
美しかった
あの少しの時間は本当に美しかった
挿入歌は「Mizuiro Memory(A.I Version )」
Mizuiroってローマ字にするとかっこいいね
ライトブルーでもウォーターカラーでもないもんね
UAの「水色」は唯一無二だ

そしてあの瞬間は本当に映画だった
覗く映す記録する覚える溜める再生する
見る観察するヤンの眼差し

車の中でヤンとミカが両親について話すシーンがあった
トンネルなのか、車の窓に映る光が形を変えながら
二人の顔を照らしたり影らしたり
みえないよっ!ともどかしくて少し前のめりになって恥ずかしかった
クローンの少女と父親が森の中で歩いているシーン
フレームインした木で二人が隠れた後木から出てきたのは父親だけ
私は手を掻いた 両手をワサワサしてた
涙がジワーって出てきて
全く意味は分からないの!その後説明されることも勿論ないのだけど、私の行動に意味もないけど
なんがザワザワした
でさ、お父さんが言うのよね
ヤンはエイダにまた会えたって
もーなんか、、、良かったよ!
会えて良かったの良かったもあるし脚本と映画と演出と言い方とそう言うのが良かったの良かったもあるし
あぁよかったなぁ

オープニングのダンスシーンを嫌いっていう人を私は一生好きにはなれないと思う。

『おもひでぽろぽろ』の頬骨は嫌いだったけどヤンの頬骨はすごい好きいい頬骨

帰りのバスの窓から、カフェの前でけん玉する黒人を見た
大学について友達の心理テストで「今思い浮かぶ好きなものを一つ言って!」わたしは太陽!って言った
診断結果はくだらなくて忘れた
朝早くバスと電車を乗り継いで遠くの映画館へ行く
その時に見た白っぽい朝日 秋の風
帰りのバスから見える木漏れ日
大学の教室の中に入ってくる高い空からの夕陽
今日は映画館でたくさん泣いたから
太陽が沈んだらすぐに眠くなると思う

2022/10/25
ヤンの後に始まったいい一日でした
忘れるなら忘れたで別にいいや

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23歳®︎

4.5叙情的で新感覚のサイファイ

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

難しい

幸せ

非常に静寂に満たされていて、お茶とかノスタルジックなものをメインで扱っているためなのか、虚無感見たなものを感じる作品。かといってディストピアとかテクノロジーに対してのマイナス思考などは全く感じず、むしろ安寧の未来みたいなものを予感させてくれて、ほんのり少しだけ癒やされました。
洗練された映像と音楽・音響を十二分に堪能できたので、複雑で入り組んだ内容ながらも、終始集中していた気がします。ただ、静けさが際だっているだけには油断すると落ちそうになるかもしれません。
期待したとおりの秀作でした。

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SH

4.5再生不能となったロボットのメモリー(記憶)を辿る

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

ロボットが故障し修複が不可能という事実を突きつけられた時、共に過ごしてきた家族は人間の死として認識する。そしてそのロボットに埋め込まれたメモリーチップからロボットの記憶(?)をたどり、ロボットとの深い絆を再認識し、改めて悲しみに暮れる。人の死を扱うように、静謐な映像はたんたんと流れていく。観るものは自分の大切な人の死を思い出す。また、これから訪れるだろう大切な人の死も考えるだろう。人が生きているうちに脳内の記憶を残すことができないかと考える人もいるのではないだろうか。そういう時代がいつの日か来るかもしれない。実際、死んでしまった僕の大切な人はどんな記憶を残して亡くなったのだろう。僕はそんなことを考えながら、死をテーマにするかのようなこの静かで重いSF映画に浸った。

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ゆみあり
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