劇場公開日 2021年9月23日

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「歴史を変えるのは、強く気高い普通の人なのかもしれない」クーリエ 最高機密の運び屋 シネマラブさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0歴史を変えるのは、強く気高い普通の人なのかもしれない

2021年9月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

素晴らしい作品です。胸を打たれました。
カンバーバッチが好きなのと実話をもとにしているから菊池していましたが、期待以上でした。

レビューを読んでいたのである程度覚悟はしていましたが、展開は凄まじく圧倒されました。
最後は涙しました。

シルバーウィークはたくさん映画を見に行きましたがベストです。

歴史を変えるのは、政治家などではなく、普通の人の中でも強く気高い志を持った方々なのかもしれません。
主人公の余りの強さ、清さに感動しました。

今我々がこうして平和に生きていられるのも彼やペンコフスキーをはじめとする人達のおかげなのですね。

バレーで涙するシーンが好きです。

政府のコロナ対策など不満を色々感じていましたが、今こうして生きていられることに感謝しなければなりませんね。
それにしてもロシアは怖い国ですね。日本人で良かったと思います。

ネタバレになるから多くを語れませんが、映画として素晴らしいだけでなく、歴史を知る意味でも多くの方に見てほしいです。

クリスチャンのマシニストを彷彿とさせるカンバーバッチ。
彼の最大の持ち味は、カリスマ性のある悪役やモテ男も演じられる一方、こうした普通のいい人を演じられるクセのなさや多芸ぶりであろう。
それが今回多分に発揮された。
そして、僕頑張ってます感を出していないところ。くささがないから、観客の胸を打つ。
エグゼクティブプロデューサーも務めているんですね。
また実話をもとにした新作でジョディフォスターと共演するようなので楽しみです。

最後、本人の映像が出てきましたが、人柄を物語る素晴らしい笑顔でした。

シネマラブ