劇場公開日 2021年9月23日

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「【ネタバレあり】狙いは悪くない。ほぼ実話であることも相違ない。ただ正確に言うと「実話」の1部でしょ。」クーリエ 最高機密の運び屋 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【ネタバレあり】狙いは悪くない。ほぼ実話であることも相違ない。ただ正確に言うと「実話」の1部でしょ。

2021年9月24日
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キューバ危機とケネディの真っ当な判断の裏に
諜報員の暗躍があったのは相違ない、普段見慣れたスクリーン上の痛快なアクション連続の007やイカしたCIA 諜報員のような派手さは無く、ことを慎重に、慎重に運んで、相手国の協力者とも慎重に情報を「運んで」行く。逆に変なアクション起こすべきではないし、諜報員として長身屈強の美男子は一番いらない要素。

その意味でこの映画リアル。多分事前の無料リーフレットのデザインの堅いイメージで怯んでしまう人もいるだろうけど。変な入り組んだストーリーの洋画アクションより遥かにわかりやすい。チョット諜報員になった経緯がキレイゴトに終始していて微妙ですが。

心配ご無用、真のストーリーラインはわかりやすく起承転結感もある。事前知識もいらないっしょ。ただケネディがどのくらいの時代の大統領で、キューバのおおよその位置、ソビエトのモヤっとしたイメージで良い。アッ、しかしソ連が存在していた時代を知らない歴史嫌いの若い衆(そういう奴は大枚叩いてこの映画 1人として観ないだろけども)は無理か。

ただ実話だと言うから事実しか描いていないのはわかるが、一体キューバ危機回避に関するいかほどの情報がこの映画の主人公に持ち去られたのかは不明。有料パンフレット読み込むとかなり最高機密の重要な部分、持ち出したのが史実ということだけれども。少なくとも「この映画の中」では読み取れない。

もっとも007の昔のガジェットみたいな描写あるけど、当時の小型写真技術だけではあまりにも頼りない。クレムリン上層部からの口頭内部情報があったはずであり、また処刑されたか否かにかかわらず、相当人数、諜報員送ってたはずで、他の多数の情報もあったはず。重複する情報も。。

【その他】
①最初、テンポ重視で主人公が自宅にいるのか、ソ連にいるのかややついていけず。
②讃えるべきは、体制崩壊の見込みもない状況下で、死と裏腹の情報提供したソ連のそれなりの幹部、この映画で言うとペンコフスキーとかのはず。
③以外と忘れられがちだけど、ソ連の指導者がスターリンでなくてフルシチョフで良かったねぇ。コイツも沸騰しやすい奴だったみたいだけれども、最高指導者として成功体験無い分良かった。
④結局核戦略に関してはアメリカも似たことしてるのが史実であって
   アメリカ万歳🙌🙌🇺🇸
の若干偏向している映画。能天気でそれも良いかと思います。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2024年1月22日

悲しいですね。確かに。

満塁本塁打
seiyoさんのコメント
2024年1月22日

こんばんは~。

確かに実話の一部なんでしょね

でも悲しい…

seiyo
満塁本塁打さんのコメント
2021年9月26日

コメントありがとうございます😊😭。またまたご謙遜を。いや結構もう古臭い話ですから。そもそも私のレビュー。浅薄なうろ覚えの知識と、有料パンフレット読み込んだだけですよ。いずれにせよありがとう😊😭ございます。

満塁本塁打
talismanさんのコメント
2021年9月25日

レビュー拝読してそっかー!です。ここらあたりの歴史をもっと勉強できたらと思いました。遠い昔ではまだないから難しいのでしょうか。

talisman