劇場公開日 2021年9月23日

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「英国って定期的に良作のスパイ映画出すよねー⁉️」クーリエ 最高機密の運び屋 白長須鯨さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0英国って定期的に良作のスパイ映画出すよねー⁉️

2021年9月23日
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本作ですが、予告がカッコ良すぎて初日に観に行くと決めた作品です!(特にチョークのシーン)

時代は米ソ冷戦時代。騙し騙され、60年代を描いた映画は珍しいと思いました。当時であれば絶対、先の戦争の経験など考慮したと思うし雰囲気が現実的でした。(帝国・共産の対立による東独の壁建設についても新鮮でした。私が観た今ままでの映画ではベルリンの壁はある物という感覚だったので!その後の攻防であるアトミックブロンドを思い出しました笑)

なによりも俳優が素晴らしかったです。カンバービッチもさることながら、もう1人の主人公であるソ連の重要役の方が、観ている我々も好感を抱いてしまう位の“自然さ”で感情移入してしまいました。
個人的には、終盤のラジオを使ったシーンが鬼気迫る演技・演出で、凄かったです。

とはいえ本作は実話を基に作っていますので、今まで実話ベースがダメな方は厳しいと思います。(ダンケルクや1917に面白味?を見出せない方は微妙だと思います)

まー観て損は無いと思いますので、是非ご観賞下さい。

白長須鯨