RUN ランのレビュー・感想・評価
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ずーっと続く緊迫感
そして最後にKOパンチを食らった気分。
パソコンの画面上だけで展開するという設定を抜群に生かした傑作映画、サーチの監督の作品。
今度は生まれつき足が動かない少女と、それを献身的に支える母親の話。
足が動かないだけでなく、他にも病気を抱えているため、基本クスリ漬け。
喘息も持っているため、発作が起こると死にそうになる。
さて、そんな少女がふとみつけた謎のカプセル。
怪しすぎるのでなんとか調べたいが、携帯は与えられていなく、パソコンも自由には使えない。ならばどうするか。
しかも足は不自由。
この制限が緊迫感を助長する。
映画がクライマックスに近づいていくと同時に気になってくる結末。
足が不自由なのが急に治って走り出すとか熱血漫画みたいなことにはならなさそうだから、普通に戦うことはないわけだ。
だったら、どう決着するのか気になる。
そしてラスト。
ピークエンドの法則といって、最後の印象が映画全体の印象を決定づけるわけだ。
今回のラストカットは過去有数だった。
インセプションのコマのシーン。
パイレーツオブカリビアン2作目の階段のシーン。
これらと並ぶ3大ラストカットに選出しよう。
M・ナイト・シャマラン。
「ゆりかごを揺らす手」「エスター」「ミザリー」他からシャマランに通ずるスリラー秀作の系譜。
この手の小品を手堅く撮れるのが米映画の底堅さ。
話しが小さいまま、寧ろどんどん小さくなるのが良い。
ちゃんと怖くて且つ品がある。
酷い話しだが汚くない。
支持。
かわいそうなトム
searchの監督さんだったか!
や、あっという間に観ちゃった。
いろいろ都合よく見つけたりするよねってところもあるけど。
毒親がめっちゃ怖くてハラハラした。
閉じ込められた部屋の窓から出て…のシーン。
ガラスを割って入り込むところが痛々しくて。
だって落ちるのはガラスの上だよ?
一番かわいそうなのはトムだったな、と。
せっかく助けてあげようとしたのに…仕事中に。
最後の最後まで油断出来なかったけど、逃げ切れて良かった。
実の親とも会えた、のかな。
【”お薬の時間よ・・。”怖い、怖い、怖い・・。狂った母性愛から逃れようとする娘の姿がスリリング過ぎる作品。捻りあるラストシーンも怖さ倍増である作品でもある。】
■生まれつきの病を抱え、車椅子生活を送る少女クロエ。
それでも常に前向きで好奇心旺盛な彼女は、地元大学への進学を望み、自立しようとしていた。
だがある日、自分の生活をサポートし、進学の夢も後押ししてくれている母親・ダイアンに不信感を抱き始める。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・作品の着想及びプロットが秀逸な作品である。
・信じていた”母”ダイアンの恐ろしき所業が徐々に明らかになる過程は、見応え充分である。
ー 幼きクロエが笑顔で映っている写真。そして、シールを貼られたクロエの下半身部分に映っていた走って居る姿。-
・”母”ダイアンとクロエの真なる関係性。
<”母”ダイアンが、捕まり7年後。
彼女が入院している病院へ訪れたクロエが車椅子から、杖に縋って立ち上がり、”母”ダイアンの病室へ入り笑顔で話しかける。
怯えた表情のやせ細ったザンバラ髪の”母”ダイアンの姿。
クロエは笑顔を浮かべつつ、口から出した、且つて”母”ダイアンが自分に飲ませていたカプセル状の薬。
そして、彼女が言った”お薬の時間よ・・。”
【目には目を、歯には歯を。毒物の薬を自分に与え続けた”母”には毒物の薬を・・。】
怖い怖い、物語である。>
タイトルなし
よくあるサイコスリラー。面白いがあっさりしすぎてる。もっと徐々にせまりくる恐怖が欲しかったのと、娘が無敵すぎてなんとも(笑)
後半の毒薬飲むが生きてる展開、そして救命装置を無理矢理外されても特に問題ないどころか、今まで指先がピクリと動く程度だったのに、連れ去ろうとする母親を脚で踏ん張って制止するなんて無理すぎる。「インサイド」の妊婦の主人公を彷彿させる無敵さ(笑)最後の、娘がそれでも母親を許したのかと思いきや...な展開は後味の悪さと復讐が出来てスッキリするのと二重に楽しめて良かった。作品としての評価はそこまで高くないけど、BGMも良かったし嫌いじゃないタイトルです。
まぁーこーなるよねー
想像してた感じだったが、最後はちょっと意外だった。なるほどねー、と納得できた。
足に障害を持った女の子、母の行動に少しずつ不審に思い、真実を知ったときにドラマが動きだす。
ミステリーホラー的な内容ですが、映画の時間も短くコンパクトなストーリーに仕上げています。
怖い話
かなり怖い話で見終わってからも思い出すだけで、ぞくぞくします。
ストーリーは、筋が通っていて次第に明るみになっていく事実を辿るのがわかりやすく良かった。
後半は、主人公の状態からどう切り抜けるのかが心配で仕方ありませんでした。
時間的にも短くとても見やすい作品でした。
タイトルなし
母親の歪んだ愛情ホラーかと思いきや実は母親ですらないという展開。母娘として生活してきた時間が長い為か、真実を知った後も狂人相手にママと叫びながら命乞いをしている主人公を観ていて辛かった。
日本の映画館は席が階段状に設置されている事が多いから、「トイレ」と言って車椅子でサーッと劇場を出ていく後ろ姿に驚いた。
面白いしドキドキしたけども
説得力に欠けるママの行動に頭の中に?がいっぱいになってストンと落ちないよ
もうひと展開謎解きがあると思ってたら無かった
・背中の傷の伏線回収なし
・ネットに繋がらない偶然発生
・なぜか薬を自分の名前ラベルで偽装
・証拠だらけの地下室に監禁
・なぜか大学受験させた後に妨害
・トムさん放置、病院連れ去りでどちらにしても詰み
ママ怖いって。
色んなスリラー映画を観てきて、ある程度展開が予想できてしまいますが、今回は「そっちか〜」となりました。
いつも通りの日常だったのに、ちょっとした事がキッカケでまさかの事態に!
優しそうな母親だっだのに、最後の方は全てが怖いと思いながら観ていました。
愛情も度を超えると恐怖に変わるなぁ〜と感じた作品でした!
これは怖い。最後まで目が離せない。
似たような作品は他にもあるけど、この作品は緊張感がピカイチ。母娘の渾身の演技の賜物だろう。不幸な母親の狂気が心底こわいと思ったが、最後の最後で娘の恐ろしさに衝撃を受けた。
ポストマンのトムはどおしたのさ???
サイコパス母ちゃんが、娘を所有物の如く扱う為に薬を盛って不自由な身体にしてたんだけど、これってあのミュンヒハウゼン症候群ってやつかな?と思わせておいての、実はそこにも別の真実が隠されていた!お話。
ダイアン(サラ・ポールソン)が とにかく用意周到に、娘に色々とバレないように工作するんだけど、そんな中 娘が真実を求めてあの手この手で謎を解こうとする姿に少しイラつきながらも、早く逃げてくれ!って思った(笑)。
でも人って、薬一つであんなにも病気になっちゃうんだ?って驚きもあるんだけど、6年間の間に12箇所もの病院を渡り歩いて病気の元になる薬を処方してたのに あの母親に誰も疑いの目を向けてなかったのも怖いね。まぁ、疑われる前に別の病院に変えてたんだろうけど。それでも娘自身が病院に行くこともあるだろうに…。
あの母親のそういった知識(Google先生か)も目を見張るものがあるよね。致死量まではいかないまでも、身体の自由を奪う匙加減。
結局、精神異常者ってことで医療刑務所に入ってたみたいだけど、そこで“娘”の反撃にあっていたという…。
ただ、ダイアン自身の背中に深い傷跡があって、あれは…なんの傷だったのか…。その説明は無かったのは何でなんだろう…って思ったんだけど、ミュンヒハウゼン症候群を調べてみたら、幼少期に身体的な虐待を受けていたりすると発症するみたいなので、実はダイアンも被害者だったのか…と思ったり…。
なんか複雑だなー(悲)。
でもサラ・ポールソンってなんだかサイコが似合うなぁと関心してしまった(笑)。
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