プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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フェミニズムの犠牲者
夜な夜な一人でノコノコとパブに出かけ、ヘベレケに酔っ払っちゃあ男にお持ち帰りされるビッ○キャシー(キャリー・マリガン)。部屋に連れ込れこまれ、さらに酒をを飲まされたあげく、男のベッドでうとうとしだしたイケてる女を目の前にして、スケベー男が黙っていられるわけがない。パンティを脱がしてさぁこれからという時に…
この映画、とにかく女とSEXすることしか考えていない男どもを精神的に虐待することに命をかけているサイコ女子の物語なのだ。いわゆるフェミニズム映画の変態バージョンなのである。冒頭、酒を飲みながら腰を前後にカクカクさせる男どもの醜態を、このうえなく低俗に描写したショットを見た途端にピンと来たのだが、とりあえず本作品が監督デビュー作となるエメラルド・フェネルに最後まで付き合うことにしたのである。
医者になる夢を諦めてまでも、そんな一文の得にもならないリベンジに執念を燃やさなきゃならん理由がちと弱い。相手の男がサイコだったりしたら逆にかなり危ない目に会うぞと心配していたら、実際その通りになってしまうのだ。相当の護身術(あるいは寝技?)でも身につけていない限り、映画のようにスケベー男どもを自在に操ることなどまず不可能だろう。
最近ハリウッドで異常な増殖傾向を見せているフェミニズム流やりには、いかなる背景が隠されているのだろう。ちょっと前まではLGBTQ映画が大流行と思いきや、今度はフェミニズムである。両ジャンルとも異性間SEX=子作り行為を目の敵にしているという共通項があることに、我々は気づかなければならない。要するに、これ以上の人口増加を望んでいない支配層の意向が反映されたムーブメントなのである。
現在北京五輪で俄然注目を集めている、スキージャンプのユニフォーム規定違反や、フィギュアスケートのドーピング問題も、なぜかすべて女子部門で起きているのである。おそらく、失格となった高梨紗羅や選手生命も危ぶまれるワリエワを、今後マスゴミの間で一種の“被害者”として扱う論調に変わって来るだろう。つまり、本作のキャシー同様、フェミニズム運動を盛り上げるための人身御供にされたのかもしれないのだ。
;)
とってもアナーキー。
キャシーの立ち向かっている相手はきっと、
社会システムだとか旧来の”モラル”とか
そういうみんなが正しいとすら感じている常識で。
そんな相手と戦うにはあの方法しかなくって。
キャシーの行動は決して正しいと言えないけれど、
じゃあ正義って何なのかという問いに応えるのは
彼女のような行動でしかない気もする。
あまりに肝が据わった、でもそれしか選べなかった切ない最後の一手。
”面白い”なんて言葉が不適切なほど強烈な映画体験だった。
新しいジャンルの映画
よくある復讐ものの映画だと、
普通ならただ復讐心のままに相手をおとしめるような悲しい物語であるが、この映画は違った、、
キャシーは優しい心の持ち主で、復習したいがしきれていない。自暴自棄になっているが、どこか相手を正そうとしているようにも思えた。
彼氏もできて、このままハッピーエンドもあるのかと思いきや、最後にまさかの展開が待ち構えていた。
・彼氏のライアンが事件に関わっていた
・最後に殺される
・結婚式で逮捕される
この展開は予想できなかった。
見終わった後、後味の悪さはなく、何故だか爽快な気分だった。
何のジャンルかはわからないが、新しいジャンルの映画だと思う。
パーティに向かうシーンでブリトニー・スピアーズのTOXICをアレンジしてよりスリリングなシーンにしていたのにはめちゃくちゃセンスを感じた。
なんか色々とエッジが効いてた。
印象に残る映画だった。
彼女は生ききった
キャシーの、愛情に裏打ちされたネガティブな感情の発露に涙が止まらない。二ーナが彼女にとって、どれ程大切な人だったかを、エピソードシーンなど入れずに、キャシーを通して描く事で、その思いが深く突き刺さる。彼女は復讐を望んでたわけじゃない、ただそれしか生きる術がなかった。この世界で、欲しいものは何もなかったのだから。
キャリー・マリガンの演技力
今まで、こういう役柄を演じてこなかった、
キャリー・マリガンが予想よりも役に
マッチしていて見事。
よく練られた脚本と単純に銃を使う復讐劇じゃない
展開に見入ってしまう。
キャシーの衣装も心情を表していて、変化に富んだ
色使いも目を引く。
でも、他の結末がなかったのか、どうしても
それだけが残念で。
ラスト30分
この作品は星をつけるのが難しい。満点にすると復讐してもオッケーって言ってるみたいになるし、だからって低い点にすると星の評価で観ない人が出るのも困るような。複雑なんです。
それだけ、メッセージ性が強いのでしょうね。
構成としては、終盤までありきたりな展開でラスト30分で真価が別れるところなのだけれど、安易に被害者を晒してないのに憤りや怒りと悲しみを表現してるというところが、私としては良かった。男性につくれない作品かな。
演技、構成、色彩、音楽的な面で星4です。
もう少し周りの人間が己の身勝手さを顧みる要素が出てたらなぁと。
どうせなら、スカッと復讐て欲しかったかな。そういう非現実的になり過ぎないように配慮されてたのも、本来の問題提起なのかもしれない。
誰かを陵辱、屈辱してのうのうの生きていられると思う方がサイコですよ。ってね。
プロミシング・ヤング・ウーマンから復讐(LOVE)を込めて
映画は最初のシーンで決まるとよく言うが、本作もまさにそう。
クラブで男たちが酒を飲みながら、女の事を話のつまみに。
ふと目をやると、泥酔した女が。ケラケラ笑う男たち。いかにもすぐヤレそう。
一人が女を誘い、ホテルへ。
女は嫌がりつつも、酔っている為、抵抗する事すら出来ない。
男にとって、これ以上ないご馳走。頂きま~す!
すると突然、女がシラフになって豹変。
「聞いてんだよ。何やってんだよ?」
監督が実際に目撃した現場が本作製作のきっかけ。
クラブで泥酔した若い女性を、男たちが嘲笑い。監督は女性を家に送りに…。
この時、もし男たちが女性が本当は酔っていなかったと知ったら…? どんな事が起こり、どんな結末になるか…?
…と、想像を膨らませたという。
誰もが気付きもしないような一コマ。特に男にとっては。
しかし、女性にとっては酷ければ心の傷になる。女性ならではの鋭く、シビアな視点。
それをパンチの効いたOPシーンとして描いたセンスと痛烈な風刺。
ここに、本作を作った意味合いが集約されている気がした。
でも、まだまだ! とにかく本作、色んな意味でブッ飛び!
女優や脚本家としても活躍し、本作で長編映画監督デビュー。才ある新たな女性監督がまた一人!
まさしく、“プロミシング・エメラルド・フェネル”!
カフェで働く30歳の平凡な女性、キャシー。
夜になるとバーに繰り出しては酔ったフリをして、自分をレイプしようとする男たちに制裁を与えていた。
…と言っても、殺しや暴力は一切ナシ。それも何だか本作の一つのメッセージのような気がした。
それでも不穏なスリラー・ムード充分。
OPタイトル・バック、クールな楽曲が流れる中の朝帰り、小バカにしてくる男どもへ一瞥を投げ掛ける彼女の姿が堪らなくカッコいい。
だけどやっぱり彼女はサイコ女…?
両親と実家暮らし。
両親は穏やかで優しい。娘を愛している。
部屋や普段着る服も、とても夜に毒女になるとは思えないほどキュート。ひょっとして、イタイ女…?
彼女も両親を愛しているけど、何処か窮屈そう…。
職場では、もはや仕事していると言うより暇を潰している感じ。
同僚のマディソンとは何でも言い合える仲。二人のやり取りがユーモラス。
そんなある日、医大時代の同級生ライアンと再会。徐々に惹かれ合って…。
スリラーから一転、コメディ、三十路女の恋物語。
しかし再び夜になると、スリラーへ。
ジャンル分け不能。
かと言って支離滅裂バラバラに全くなっておらず、見事な面白さの異色ヒロイン物語に。
この大胆不敵さ、オスカー脚本賞も納得。
そしてそれを体現したキャリー・マリガン。
『17歳の肖像』『華麗なるキャツビー』などで可憐なヒロインのイメージがあるキャリー。
大胆イメチェン!
覇気が無いような、ノーメイクのような三十路女。
“夜の顔”はケバく、恐ろしく!
その堂々たる凄み!
単なるクレイジー・ウーマンに留まらず、喜怒哀楽を巧みに。全ての感情が際立つ大熱演。
残念ながらオスカー主演女優賞は『ノマドランド』のフランシス・マクドーマンドに敗れたが、やっと本作を見て、個人的には彼女推し!
フェネルの才能とキャリーの怪演。
ポップでカラフルなファッション、明暗メリハリくっきりの映像。
作品を彩る楽曲の数々。
だけど一番はやはり、先読み出来ないストーリーの面白さ!
そもそも、何故キャシーはこんな恐ろしい事を…?
徐々に徐々にその秘密が明かされ、グイグイ引き込まれてもいく。
ライアンと再会した時、大学時代、医大生だった事が分かったキャシー。
将来は有望でもあった彼女…。
自室には、一枚の写真。自分と、もう一人の女性の姿が…。
ライアンとの会話から、特定の同級生の現在を聞き出す。
一人一人に接近。同級生ではなく、学長や弁護士にも。
その目的とは…
かつてキャシーには親友がいた。
ニーナ。
優秀で、地味なアタシと違って魅力溢れる存在。
でも二人で、“プロミシング・ヤング・ウーマンズ(前途有望な若い女性たち)”。
そんなある日…
酔った彼女を男どもが食い物に…。
告発したけど、大学は無き事に。
今、学長を問い詰めたら、“プロミシング・ヤング・マン”を擁護。学長も同じ女である筈なのに…。
弱く、日陰の女二人の事など誰も味方してくれない。学長は覚えてさえもいない。
そうだ。教えてあげる。ニーナは自殺したんだよ。
“プロミシング・ヤング・ウーマン”だった彼女が。
どうでもいいの? 彼女の事は。
酔って男にレイプされたのは彼女自身のせいなの?
男どもに罪はないの…?
絶対に許せない!
キャシーが夜な夜なバーに繰り出しては男に制裁を与えるのは、親友を自殺に追いやった“男たち”への復讐。
核心たる人物らに近付き、そして本当の復讐劇へと発展していくのだが…。
ニーナの母親から悲劇の事は忘れるよう忠告される。
亡き友やその家族を今も尚思う事は胸打たれるけど、時にそれは遺族や自分自身の時を止め、苦しめる。
両親からの心配。
ライアンとの出会い。
今が人生を変える時かもしれない…。
…しかし!
知ってしまった。
ニーナのレイプにまつわる衝撃的な真実。
思わぬ人物が関わり…。
この人物に関しては言うまでもないので、言う必要ないだろう。
平凡な幸せを手にしようとしていたけれど、その手は復讐に。
哀しい話かもしれないが、皮肉な事に、作品的にはその方がずっと面白い。
結ばれる筈だった“思わぬ人物”を脅迫し、“主犯”の現在の居所を聞き出す。
そいつは結婚を控え、プライベートや仕事共々恵まれたこれから。友人らと森林のハウスでバチェラー・パーティー。
医大生であったキャシー。ナース姿に身を包む。まるでそれは、亡き親友の無念も込めた戦闘装束のようだ。
怒りと悲しみを表した派手なヘアメイク。さながら、女ジョーカー。
遂に、この時。復讐。
関係ないバカ男どもはデリヘルナース嬢が来たと大ハッスル。
睡眠薬で眠らせ、ターゲットのアルを2階の部屋へ。
意外と紳士的でフィアンセ一途なアル。だからと言って許すつもりは微塵も無い。
どうせ忘れてる筈だからアルの方から思い出して貰うわ。
ニーナの名で名乗る。すると案の定、ビビり始める。
ニーナが自殺した事も知っていた。
じゃあ、彼女の無念は…?
アルが暴言を吐き出す。自分たちのような将来有望視されている男たちの前に於いて、女たちの告発は邪魔。
これで決定的に決定した。このクソ男に制裁を!
頭脳と言葉巧みに、沸き出す怒りを抑えつつも代わりにネチネチと追い詰めていく様は、痛快!…いや、怖い?
ハリウッドの男尊女卑。
セクハラ/パワハラ事件から始まった“#MeToo運動”。
今でこそ声を上げ、闘う女性たちが続く。
ほんのひと昔前までは、映画の中ではヒロインは悲鳴を上げ男の助けを待ち、ハリウッド社会では女性は隅に追いやられ、酷い場合は劇中のニーナのような立場にも…。
徐々にハリウッドに於ける女性の地位向上が尊重され、それは映画にも。
男社会と闘う女性の社会派ドラマは古くからあるが、アクション物…特にアメコミ物でヒロイン・アクションが盛んとなり、女性が監督が務めるまでに。
そんな中現れた本作は、これまでにない斬新さと、メッセージ性を含みつつ、エンタメ性も抜群。
パワフル・ウーマン・ムービー!
復讐を果たす時が!…と思いきや、
まさかの展開。
嘘でしょ…。
だけど、どんな理由であれ“復讐鬼”の哀しき末路。
救いようがない男の愚かさ。
一体、どんなオチに…?
最後の最後まで予測が付かない。
最終幕。
それぞれにとって、幸せとモヤモヤ凝りの結婚式。
復讐もあの時で…。
否! 終わっていなかった!
最後の最後に用意していた逆転リベンジ!
女性は怖い。
女性は強か。
女性は美しく。
女性は愛おしく。
世界中のプロミシング・ウーマンズへ。
復讐からの愛を込めて。
くだらない
これがアカデミー脚本賞?大した実績もない若い脚本家のストーリーが?ハリウッドもやっぱりコネの世界だなあ。
エピソードの一つ一つに斬新なものもなく主人公のキャラクターに惹かれることもなくストーリーの流れは全般的に退屈。きっとこういうどんでん返しがあるだろうな・・・でもベタすぎるのでまさかな・・と思ったらそうだったし。クライマックス部分だけが結構盛り上がってドキドキした。そこは良かった。(あと、全体的なそつのなさはあった)一番いけないのはラストシーンの音楽の使い方、醸し出されている雰囲気がテーマに合っていない。無理やりエンターテイメントにしてゴマかしたという感じがした。それが非常にくだらないと思った。
映画コムでもこの作品に高い得点与えてる人が多いようだが一言わせてもらおう。・・・伝えたい内容の真摯さと映画の評価は違う。
期待感と罪悪感
男が女性に抱く期待感と、過去の過ちに対する罪悪感かのごとく、
シーンの移り変わりのたびに、次のシーンの期待感、罪悪感を感じさせるつくりになっていると感じた。
映画をいくつか観ていれば、なんとなく話の展開に予想はつくが、
この映画はそういった舐めた観客をことごとく裏切り、嘲笑い、本当のエンターテイメントを教えてくれる
まじめなふしだら
活動家は冷静であってほしいが、環境保全や女権拡張や反捕鯨/イルカ漁や反体制や菜食主義や動物愛護のひとたちは、概してみんな過激である。
自分と違う意見をぜったいにゆるさない。とりわけフェミニズムを標榜している著名人はあたまのおかしい人ばかりだ。と思う。(偏見です。)
たとえばそんなフェミの集団が、ジェンダーにまつわる差別や迫害や不満や疑問を、一般大衆にもわかる創作物にしたいばあい、武闘派だけだとやっぱムリである。
世間に向けてプロパガンダするなら男は全員ケモノだ!と息巻いても効果はあがらない。映画なんて特にそう。冷静で頭のいい人がつくらないと、なんにも伝わらない。
クレジットを見たら監督は女性。女優で初長編とのこと。製作にマーゴットロビーがいて主演はキャリーマリガン。布陣からもタイトルからもジェンダーっぽいものを予想した。
とりわけ明確にフェミニズムの映画というわけではない。が、女性に対する侮辱や暴力を、ひねった方法でつたえている。
救われない展開をするのだが、なぜかみょうに笑える。イギリス人らしい。そして冷静。基本的に女性が女性の難や偏頗をうったえる映画なので、男の描写によって監督の理知を測ることができる。
──つまり、日本のフェミがフェミな映画をつくったら、男を抗日映画の日本兵のようにしか描かないだろう。冷静じゃないんだから。
女性がフェミな映画をつくって、そこにでてくる男の描写が冷静ならば、それをフェアな映画と見ることができる。──という話。
本作で冷静な描写をされる男はふたり。
Emerald Fennell監督心得たもので、どちらも名バイプレイヤーを充てている。
ひとりはキックアスなどに出てくるギーク役がとくいなChristopher Mintz-Plasse。カサンドラが酔っていないことを知って、かんぜんに怖じ気づく。状況に乗じただけの与太公で、女の敵となる真の捕食者じゃない。カサンドラはかれを見逃す。なお、このシークエンスは、すごく笑えた。
もうひとりがAlfred Molina。昔からよく見るバイプレイヤー。無罪にしたことで良心の呵責にさいなまれている弁護士役。かんぜんにまっとうな男で、死後を託された。
リーワネルの透明人間(2020)は凝ったSFだったが、DVに対する警笛になっていた。いや、むしろあれは女性のDV被害を申し立てる映画をつくろうとして、透明人間になったわけ──である。
本作も初動にはレイプ犯許すまじ──があったはずだが、そこへ猟奇色や復讐劇やなんとなく安っぽいスリラーの風合いを肉付けした。そもそも理知的なマリガンがへべれけな(ふりをする)だけで、すでにじゅうぶんなエンターテインメントたり得ていた。
すなわち。
世間に何か伝えたいことがあるならば、それを娯楽作品にトランスフォームする必要がある──という話。
今風の復習映画
プロミシング・ヤング・ウーマン、直訳すれば有望な若い女性といったところなんだけれど、気の利いた邦題を付ければよかったのに。80年代末の映画スリーメン&ベビー並に気の利かない題名じゃないの。
映画では、キャリー・マリガンのファッションや音楽も楽しみつつ、彼女の復習と調査が進んできいくのだけれど、それも終わりなのかなと思わせといて、さらにまたもう一段階という構成がうまい。
最後の方は、何だか既視感があるのだけれど、何だったかなぁ。女性目線で野郎の身勝手さをさらけ出すホラーサスペンスものとしておすすめです。
悩み苦しみ考えた‼️❓でも、答えは、まだ出ない‼️❓
さすが、アカデミー賞5部門で、脚本賞受賞のことだけはある。
最後まで、引き込まれたが、誰にでも推薦できるわけでもなく、感動すると簡単に割り切れるわけでもない、複雑な印象。
復讐は、身を滅ぼすが、そうせざるをえない気持ちもわかる。
レイプ犯がのさばるのは我が国も同じだ。
この映画が、みんなが考え、議論する、端緒になれば、そう思う。
ヒロインの演技は、多分、史上最高だった‼️
ミナリやノマドよりもアカデミー賞に相応しい、史上最高の映画の一つ🎞🎟🎬です、映画が好きなら、必ず是非。
既成概念を覆された
固定観念、既成概念をひっくり返されたときに映画が面白いと思う まさにそのお手本のよう 無意識に決めつけていた性別のロールモデルをぐらぐらと揺るがす前半、中盤からの展開も抜群のエンタメ性で目が離せない。どこか箱入り娘と感じさせる美しいカット構成と、夜の場面の対比など、いちいち印象に残るし刺さってくる
女だから笑え?
冒頭の股間ショットの気色悪いねちっこさからの、次々に素面で問い詰められる男たちの慌てる様がほんとに痛快!
ポップで「カワイイ」画面から滲み出る毒は、キャシーの復讐劇だけではない。
男たちから、親から投げかけられる言葉、行動の毒々しさ、それによってすり減らされる女。こんな構造には中指を突き立てて、バールでめった打ちだ!
ともいかないのがこの作品の本当の毒。
見せない演出が最後まで超絶うまい。
失うものが多すぎる
エンタメとして、大変痛快な作品でしたが、
その上、
中退して、
将来棒に振って、
彼女まで失わなくては、
正しさ、を認めさせられないのか、
という、絶望や憤りも感じました。
無理ありすぎて乗れない
最初の10分でこんな事してたら危ないでしょって感じで全く乗れなかった…考え方も偏りすぎだし、こういう考えが嫌だと思った。あと何でここまでやらなきゃならないのか理由がハッキリしないからカタルシスにもなってない。親友なのはわかるけど、自分の人生かけてそこまでやるかね?恋愛感情みたいな裏設定はありそうだけど、あるならそれをちゃんとやって欲しかった。ツレがモロにこういった考えにブレインウォッシュされてる人だったから見終わった後、めちゃくちゃ意見ぶつかったけど、男には理解できないで話は終わった。それじゃ最初から建設的な歩み寄りはこういう考えの人々には無いんだって事だけはハッキリした。機械じゃないんだから、世の中よくしたいなら調和を考えなさい!
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