JUNK HEADのレビュー・感想・評価
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スペシャル・ワンな一作です。
すげ〜です。一人で七年?いやはやすげ〜です。
全部一人で?すげ〜としか言えないです。それ以上の言葉が見当たりません。
エンドロールで製作工程の一部が映ります。いや、ほんと、すげ〜です。
さて、この製作工程やそのクオリティだけが素晴らしいわけではトーゼンありません。映像作品として、物語として素晴らしいのです。
物語だけではなく、クリエイトした世界観が素晴らしいです。
オープニングからワクワクが止まらないです。何が始まるんだっ?て。呆気にとられているのも束の間、面白いストーリーに惹き込まれます。登場人物の数やシーンの舞台数が少ないので、こじんまりした感じに見えちゃうかもしれませんが、スケールはでかいです。
本作は冒険活劇に人間社会の縮図を当て込み、終始飽きさせません。キャラクターも立ってます、みんか。人間模様も描いちゃってます。哀しい話も。ちょっとした謎もあり、それらか明らかになるときに、改めてしっかり創られた世界観にビックリです。うーむ、そうつながるかーって。
で、底辺にながれるのは旅と他者との触れ合い。
そのキーとなるのが題名なわけですが、話の作り方うまいよなーって舌をまきます。
感動ポイントや2段ロケット的盛り上がりも用意されているので、ベタっちゃーベタですが、上がります。
で、こんなに大変な撮影なのに、ギャグも入ってるという小粋さ。見せるギャグ。いーじゃないすか。
ナイス、エンタメ。
カメラワークがいいんです。なんで工程増やすようなカット割するかねーって思うほどに緻密かつ贅沢なんです。よいですね。ほんとよいです。
それに、無表情の人形が演じているのに、表情がわかるようなんです。感情が伝わります。カメラワークだけじゃない総合的な演出が秀逸なんだと思います。
沢山の方に観ていただきたい、傑作です。
予算かけて人数かけて、続編作っていただきたい。
途方も無い労力がかかった力作
監督の堀貴秀さんは独学でほとんど一人でこの作品を作ってしまったらしい。そう聞くとクオリティが低そうだが、画面にはまったく安っぽさがなく、下手な10億円クラスの邦画よりもちゃんとしている。
地下に住む怪物の気持ち悪さもよい。気持ち悪いながらどこかコミカルで面白い。
ただ、肝心のストーリーはあまり面白いとは言えなかった。字幕が非常に砕けた表現なのも、ニコニコ動画ならよいかもしれないが映画館だとノイズになってしまう。
今後の作品に期待。
クノコは鮮度が命
“人形感”が炸裂!
自分は、ストップモーション・アニメが大好きだ。
しかし最近は、「KUBO」といい「ミッシング・リンク」といい、アニメーションのクオリティが高い作品ほど“人形感”に乏しく、フルCGと見た目が大差なくて、「そうじゃないだろ!」と、いつも残念だった。
リアルな“人形らしさ”を感じられなくて、何のためのパペット・アニメだと思うのだ。
ところが本作では、冒頭からさっそく、包帯を巻いた“マリガン”や“生命樹の母体”が人形感たっぷりで、自分は大喜びしてしまった。
何より素晴らしいのは、アニメーションの高いクオリティが、最後まで息切れせずに持続することだ。
「どこで止めても一枚絵として成り立つように構図にこだわった」というが、背景の作り込みも尋常ではない。
コメディ仕立てで、笑ってしまうシーンが多い。小ネタも含めて、アイデアの豊富なこと!
ストーリーが進むにつれて、最初は気味の悪い地下世界も、エンディングの頃には、馴染みになっているのが面白い。
また、自分は「北斗の拳」しか分からなかったが、いろいろな作品へのオマージュ(勝手な引用?)は、分かる人には分かるはずである。
キャラクターデザインも楽しい。
カンブリア紀から抜け出してきたような、異形の獣たち。
“3バカ”やニコも良いし、“クノコ”は明らかに男根だ(笑)。
“筋肉強化女衆”マルギータは最高。「わきまえない女」どころか、男女が逆転した(?)世界である。
「人形が、人形にしか見えない欠点は“目”」と考えて、目のないキャラクターを設定したという挑戦も成功していると思う。
(ライカのパペット・アニメでは、顔のパーツを動かすのが苦労らしいので、そこを巧みに回避したとも言えよう。)
パンフレットが1500円と聞いて、一瞬たじろいだが、背景情報(アニメ制作の実際やストーリー)に興味があれば、買って決して損はないと思う。
映画作りに対する情熱に
美しい映像と個性的なキャラクター、そしてサイバーパンク的な世界観は非常に刺激的であった。初めて「アキラ」を観た時のような映像表現の気持ち良さが僕には感じられた。(直感的に「この映画の熱量はヤバい…」と感じられる映画だ)
また表情を持たないパペット達は哀愁漂う部分とコミカルさが共存し、各キャラクターもそれぞれ感情移入出来るほど人間味が感じられた。それと同時に監督の持つ人間性が各キャラクターから滲み出ているようにも思えた。
セリフ回しやカット割りの雰囲気は昔のジャッキー・チェン映画(プロジェクトAなどの時代)のようで、香港映画のドタバタコメディ風なテイストが好きな人は終始ニヤニヤできる映画だと思う。(終わり方はちょっと唐突すぎるけれども…)
個人的にはストップモーションの映画は大好きだ。しかしどうしても途中でひどい睡魔に襲われてしまう。ティム・バートン監督の「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」は観る度に必ず寝てしまっていた。「JUNK HEAD」も途中ウトウトしてしまった。多分ストップモーション映画は映像の情報量が多過ぎるからと思う。自分としてはもう一度観る理由が出来たので良しとしている。
最後にこの映画は監督一人で作った映画ではなく複数のスタッフで作られている、とパンフレットに記されていた。広告のキャッチコピーでは「すべて映画を一人で作った」と勘違いさせられたので、そこだけは残念。
凄い!
才能が溢れてる!
ドタバタグロコメディ
クオリティー高!
凄まじい創造力
【新たな可能性】
驚くべき作品に遭遇した。
生殖機能を失った人類。
地下世界に潜った人工生命体が生殖機能を維持してる謎。
先進国を中心とした少子化問題を考えたら、ディストピアという一語では片付けられないリアリティを求めているような気がする。
そして、キャラクター。
地下世界で与えられた主人公の表情や動きは、変遷はあるものの、非常に豊かだと感じるし、その他の登場キャラも同様で、ストーリーの展開を盛り上げている。
「地獄の三鬼神」が実は誰なのか、なぜそう呼ばれるのか、明らかになるところも、昔、TV番組でヒーローが登場する時にグッときたことと重なる。
疑う人はいると思うが、アクションも実は必見だ。
この作品は、新たな映画制作の可能性を提示してるようにも思う。
拡大ロードショーになってもおかしくないと思う。
興味を覚えた方は、取り敢えず、観てみてください。
干しクノコじゃダメですか?
遺伝子操作により永遠に近い寿命を手に入れたものの繁殖能力を失った地上に住む人間が、人工生命体マリガンのプランプランに希望を抱き、地下へ降りたが記憶を失い巻き起こる話。
冒頭字幕で少し説明はあるけれど、汚染がどうたらマリガンがどうたら、1600年後がどうたら、人間やマリガンの設定や描写、序盤のマミースタイルの行動とか、ちょっと判り難い始まり。
とりあえず何を言っているか判らないところに字幕を付けて、マツカサトカゲ的マリガンとか笑いを交えながら見せて行くけれど、下品だったりグロい描写もチラホラと。
もしかしたらネコ型ロボットのセリフやGのオマージュ?的描写もあったり。
はじめてのおつかいあたりからやっとストーリーらしいものが見え始め、ニコの登場でなかなか面白くなり、助っ人登場で前のめり、終わってみたらあっという間の99分。
3部作の構想とのことだけど、頓挫しないことを願います!
圧巻
過去、ニコ動でこれを知り、クラウドファンディングにも参加、
長かった・・やっと映画として観れました・・!まずそれが嬉しい。
自分と同じで、あの頃から待ってた人多いと思う。
一緒に観に行った相方はJUNKHEADについて何も知らない人
だったのですが、「こんな面白いと思わなかった!」と言ってくれました。
☆ストーリーを簡単にまとめ☆
地上は人間が暮らす世界、
地下は人間が創った知的生命体マリガン達が暮らす世界。
(人間といっても、生身で生きている人間はもうおらず、
微量な電流で頭部だけでも自我が保てる存在に。生殖機能も無い)
過去に人間とマリガンの間で対立があったが、もう大昔の事なので
すっかり悪い感情はなくなり、今はマリガンからしたら人間は創造主的存在。
生殖機能の無い人間は、ウイルスによる人口減少で
滅亡の危機に立たされているが、
あるとき地下のマリガンに生殖機能が認められそうな存在を見つける。
主人公はダンス講師だったが、地下探索員に志願。だが、
地下へ向かう途中、移動ポッドが壊され体もふっとばされてしまう。
その後、マリガン達にバラバラの体を拾われ・・・。
という感じでストーリーが進んでいきます。
地下世界の造形、キャラ達、本当素晴らしいです。
退廃したガラクタの世界、グロかわ怪物達・・魅力的すぎる。
もう、このキャラたち生きてるよ・・。
CGじゃなくストップモーションだからか、存在感がすごいんですよね。
ストーリーのテンポもよかったと思います。アクションもすごい。
惜しくも星をすこーし減らしたのは、声関連。
日本語ではなく、独特の言語を話すので仕方ない部分なのですが、
こもったゴボゴボという部分が長々と続くとちょっときつかったりも。
まあ本当に些細な部分なのですが、少しだけ気になったので。
エンドロールの映像までしっかり観てください。
そこで改めて凄さを痛感すると思います。あとパンフは絶対。
続編待ってます。
おすすめ
ストップモーションアニメとディストピアSFの親和性と神話性
どことなく弐瓶勉『BLAME!』を彷彿させる世界観に、愛らしい造形の人形を用いたストップモーションアニメ。表現方法ゆえか、普通ならグロテスクな描写も和らいで見える。
クリエイターにこういう言い方は失礼かもしれないけど、大変よくできた映画だ。ストーリーは比較的先行作品のあれやこれやに似た印象も受けるが、やや独自性があるのは、これが神話の成立過程を描く物語でもあるというところ。いつかあの互いにあまり連絡もなさそうな地下世界で、共有された「神の物語」が出来上がっていくのだろうと想像すると、なかなかに興味深いものがある。
物語はやや唐突に「俺たちの戦いはこれからだ」的ラストを迎えるが、いずれ生み出されるであろう続編が楽しみだ。
そしてフランシスとジュリアン、君たちのことは忘れない……
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