スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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ありがとうスパイダーマン!!!
池袋のIMAXレーザーで鑑賞、過去作は全て視聴済み。
私が行った回は満席で、日本でもスパイダーマン人気が伝わってきました。
予告編にもあったように、過去のスパイダーマンの悪役が集結しているだけでも嬉しかったです。アクションシーンは勿論、彼らのやり取りは笑いそうなぐらいニヤニヤせずにはいられませんでした。特に、ウィレム・デフォーのグリーンゴブリンは、当時から20年近く経っているにも関わらず、不気味なオーラを漂わせる演技に圧倒され、改めてベテラン俳優は凄いなと感じました。
また、従来のヒーロー映画のように悪者を倒すのではなく、治療をして救おうとするストーリーもよかったです。元のユニバースに戻ったら死ぬ運命を避けるために、全力で行動するトムホピーターの優しさには感情移入せずにはいられませんでした。
そして、何と言っても一番のサプライズは、トビーとアンドリューがポータルから登場したシーンでした。彼らが現れた瞬間に声が出そうなぐらい衝撃を受け、私の周りでも一瞬だけざわつきました。公開前からファンの間で噂になっていましたが、まさか本当に登場しただけでなく、重要なポジションで物語に関わるとは思ってもいませんでした。
それと、個人的に嬉しかったのが、打ち切りになってしまった「アメイジング・スパイダーマン」シリーズが救われたことです。2で中途半端なまま終わってしまい、当時は残念な気持ちでいっぱいでした。しかし、アンドリューピーターが落下するMJ(ミシェル)を救うなどの活躍をし、アメイジングの物語が綺麗にまとめられて安心しました。
ラストでは、ストレンジの呪文によってMJやネッドなど親しみのある人からピーターの記憶が消えてしまいます。頼れる人がいなくなり、孤独になった光景は寂しくなると同時に悲しくもなりました。それでも、一人で自作スーツを着て街を救うために立ち上がる姿は、若者が自立して子供から大人への成長を表現しているように感じました。
長文になりましたが、サプライズありで最後まで飽きることなく楽しめた私の人生No.1映画となりました。
ここまで素晴らしい作品を作ってくれたソニーやマーベルの皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございました!!!
たった一回しかできない荒業のみごとな成功例。
いまは再定義の時代だと思っていて、本作も、過去のスパイダーマン映画を再検証し、現代の視点から落とし前をつける試みに挑んでいる。しかも、「MCUのスパイダーマン」であるがゆえの関連作との整合性問題も解決した上でなのだから、大変な離れ業だと思う。
一方で、シリーズ/コンテンツとして犠牲にしたものもあるだう。「スパイダーマン」には、交流を持った善人が何らかの形でヴィランとなり、大切な人を失ったり傷つけたりしながら、とびきりの善良さで戦い抜くというお決まりのパターンがあった。しかし今回の再定義によって、「善良だったヴィランがスパイダーマンと戦い、不可抗力で結果的に死ぬ」という定番はもはや否定された。
本作ラストでピーターは本来のスパイダーマンの設定に近い環境に戻ったように見えるが、過去のパターンをなぞっても、それはもはや後退にしか見えないだろう。いや、ほんとに、なんと果敢なことをやってのけものかと驚嘆する。
さすがに詰め込み過ぎなきらいはあるが、ファンサービスとしてもすごかった。とりわけサム・ライミ三部作を観ていた世代には不評だったアメイジング期を、こういう形で肯定してみせたことに感動したし、アメイジング期を侮っていた自分を反省もした。それどころか、20年の「スパイダーマン」映画の歴史をすべて肯定してみせていて、もうこれ以上の「まとめ」編は今後もありえないのではないか。
ただ、過去のレガシーもすべて統合したことで、これからは更地にあらたな道を築かないといけない。すべてのピーターに幸せになって欲しいけど、これからが想像もつかないくらい大変なんじゃないかという気がしている。
⭐️⭐️ 7.0 ここから本物のスパイダーマンへ
全てのスパイダーマンの最終章のような作品
スパイダーマン4 でもあり
アメイジング・スパイダーマン3 でもあり
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム でもあった
MCU版を軸に丁寧に丁寧に、ファンが見たいものを全て確実に描いてくれた
ずっと自分がこんな展開あったらいいなっていう妄想をみているかのような映画だった
アンドリュー・ガーフィールドと
トビー・マグワイアの登場シーンには
信じられないくらいの鳥肌と感動があった
震えた
過呼吸寸前レベル
トビーの「ここを通って…」で振り向いたらもうポータル閉じてて「消えた」って言うシーンとか、この不遇な感じサムライミ版だし、「トカゲ付き」とかめっちゃ言いそうだし、
アンドリューもチャラい感じで飛び降りながら「ヘイ、マックス!会いたかったよ」とか、マスクを口に咥えるとことか、リザードにパンチするみたいにウェブ発射するとことか、ザコって言われて凹むリアクションとるとことか、、やるやるやるあの仕草
2人ともそのまんますぎて泣ける
出るとしても最後に力を貸してくれる程度だと思ってたから、まさかこんなガッツリ関わってくるとは、
お祭り映画ではなく、3作品それぞれの続編だよ、
あの2人が、、また動いてるよ、、、すごい、、
俺が子供の時に見てた作品だよ、、?
スパイダーマンを何度何度も見てた小学生の頃の自分を褒め称えたい
当時よくスパイダーマンを見てたな!!
おかげで今信じられないくらいのエモさを感じれているぞ!!!
彼らの動きの癖、口調、それぞれの作風、全て神経に刻み込まれててよかったと思わざるを得ない
とんでもない映画だった
いまだに夢かと思う
ウェブシューターのくだりとか、恋人のくだり、友人のくだり、濃い、濃すぎる
トビーがピーター2はアンドリューだと主張するとか、君は"アメイジング"だって言ったりとか、芸細すぎる
公式でそこ触れるんだ!??ってとこまで触れてくれた
エンドゲームは集合→すぐバトル!だったけど今作は3人のわちゃわちゃを挟んでくれたことがかなり良い
さっき挙げたトビーの直ウェブの話とか(トビーもいじってる?って言っちゃう)ピーター3人とMJ2人の名前被りとか、1番強かったヴィランの話とか
この3人のスパイダートーク、永遠に聴いていたい
トビーはMJといい距離感を見つけれたみたいで安心したよ、、
トビーの「腰が、」とかマックスの「忘れてただろ」とかオットーの「太陽の力が私の手の中にある」とかエレクトロの電撃で捕まるところとか
やるねぇ
打ち切られたあの幻の2作が、、今宵に、??
意味がわからない
全く別の作品なんだよ??
ありえないことなんだよ???
これまでの作品は無かったことにして作り直されたものを、別ユニバースとして位置付けるとは、、
これは伝説の伝説の伝説の映画になる
絶対に
しっかりとMCU版の完結編にもなっていたのは非常に評価が高い
トムホが2人に負けてない
ちゃんと主役だった
ヴィランさえも助けようとするのが"親愛なる隣人"だよな
ヴィラン勢も全員オリキャスでの登場
こんなことがあり得るのか??
(4回目で気づいたけどマルコとコナーズは声だけの出演だったんだね)
エレクトロもちゃんと青い姿で登場してたし、バーコードメガネにも触れられてたし、サンドマンはピーターの味方として登場してたし、
この時点でアメスパ版エレクトロvsサムライミ版サンドマン&MCUスパイダーマンとか意味がわからなすぎる
ノーマンとオットーの会話とか、意味がわからない
オットーはノーマンの死を知ってて、サンドマンはノーマンとオットーの死を知ってるとか、なにその異次元の会話、ニヤニヤが止まらない
トビーがリザードやエレクトロと戦ってたり、アンドリューがサンドマンと戦ってたり、意味がわからない
凄すぎる
ヴィランの登場BGMやサムライミ、アメスパのメインテーマとか流れてるのも完璧すぎないか?????
しかもMCU版のラスボスがサムライミ版の最初の敵であるグリーンゴブリンだなんて
粋すぎる
ウィレムデフォーのゴブリン人格とノーマン人格の演じ分け、何度見ても鳥肌もん、やはり演技のレベルが違う、、
しかも自らアクションを願望したデフォーの凄さ、まだ動けるとは、、
やっとマスク無しの本気のゴブリンの演技が見れたよ
当時はドックオクとかミステリオとかヴェノムとかに比べて、1番の宿敵と言われてるグリーンゴブリンは地味だしインパクトも弱いとか思ってたけど、違った
ここまで楽しそうにスパイダーマンの大事な人を、痛ぶりながら躊躇なく、いとも簡単に殺せる残虐さは、他のヴィランに比べてダントツで恐ろしいってことに今回気づかされた
グリーンゴブリンの肉弾戦の強さ、殴られても笑ってる、不気味で、カッコいい、、
やはりヴィランはこうでなくては、
ヴィランが恐ろしく、観客を恐怖に引き込み、魅力的であればあるほど、ヒーローの越えなくてはならない壁が大きくなり、そこを越えたときのヒーローの輝きも大きくなる
最高のヴィランでしたウィレムデフォー、大好きです
さらに今作のグリーンゴブリンは敢えてのボロ切れパーカーでの原作再現にすることでサムライミ版のグリーンゴブリンでありながらもMCU版のグリーンゴブリンにも見えるというなんとも天才すぎる発想
ミステリオのアンダースーツとか
ボロ切れパーカーのグリーンゴブリンとか
アークリアクターの星形エレクトロとか
MCU原作再現が毎度上手すぎる
恋人を助けるアンドリュー
オズボーンを死なせないトビー
さらにトビー自身はしてしまった"復讐"という行為をトムホにはさせないという展開に繋がっている
2人がそれぞれの作品での一生の悔いを今作で解消して、、あの表情はずるいよ2人とも、、
アンドリューとマックスが握手を交わし、トビーとオットーが「大人になったな」「元気だったか?」「努力してます」って会話をする
トビーがまだずっとスパイダーマンを続けてるってことがわかって泣いた
なんだこの完結編は!!!!!
ヴィラン勢だけじゃなく、打ち切られた過去2作品も救ってる
2作品とも打ち切られたからこそ、しっかりと終わらせることが出来なかったからこそ、今作で続きを描くことが大事なんだと思う
しっかりと終わらせてくれて、救ってくれてありがとう
ヴィランでさえも助けるのが"親愛なる隣人"だしね
最後のグリーンゴブリンと一騎打ちの時のガチギレトムホ、いつもと顔が全然違った、かっこよかった
トビーにとってのベンおじさん
アンドリューにとってのグウェン
MCU版でそこの"大切な人"ポジションにいたのはトニースタークだとずっと思ってたけど違ったんだね、
メイおばさんだった、
MCU版のスパイダーマンは過去2作でオリジンをやってたからピーター(トムホ)がスパイダーマンになるまでの話は省略したんだと思ってたけど、
ノーウェイホームまでがトムホ版スパイダーマンのプロローグだったのか、、
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
ここで出てくるのかこのセリフ、、完全にここから始まりじゃんか、、
ここから彼のスパイダーマンとしての物語が始まるのか、、
シビルウォー、ホームカミング、インフィニティウォー、エンドゲーム、ファーフロムホーム 、ノーウェイホーム、この作品の中でピーターが少しずつ成長して、やっと一人前のスパイダーマンになれて、スーツも手作りで布製の本当のスパイダースーツに変わって、
全てを受け継いで、
MCU世界の人たちはピーターのことを全て忘れて、
ひとりぼっちになって、
こうやってMCUから切り離すとは、、
こうやって原作のスパイダーマンの境遇に立たせるとは、、
もう原作スパイダーマンに寄せることは不可能だと思ってた、、
一本どころか百本取られた、、
しかもジョナジェイムソンがスパイダーマンを悪党として報道する展開にも繋がってて上手すぎないか??
アンドリューが2人に「愛してるよ」っていうシーンとか最後トムホがMJ達のところに行こうとするけどやっぱハグしたい!ってなるシーンとか、
ファンもそうゆう気持ちだぞ!!3人がハグしてる絵を見せてくれてありがとう!!って感じ
あれは現スパイダーマンであるトムホが伝説の先輩2人への感謝をそのまま組み込んだように感じた
トムホの気持ちでもあるし、製作の気持ちでもあるし、ファンの気持ちでもあるハグだったよあれは
見せてくれてありがとう
追記)上記のアンドリューの「I love you guys.」が彼のアドリブってことを知り、また泣いた、ありがとうアンドリュー
もうネッドとMJは見れないのかな
辛すぎてホームカミングとかファーフロムホームとかもう見れないよ、、
見れば見るほどあの3人のわちゃわちゃが愛おしくなってくる
こんなに切ないストーリーだなんて、
デアデビルの絡ませ方、そうきたかって感じだし(しかも米国だとホークアイでキングピンが出たのが12/15、ノーウェイホームの公開日が12/17だから、同じ週に2人を出したってことか、ケヴィンファイギやるな)
ヴェノムもシンビオートだけ置いていくっていうね
こっちの世界ではまた別のヴィランとして出てくるとか最高すぎる
フラッシュの出した本がフラッシュポイントなのは笑ったし、スイング登校で喜んでるのも可愛い
アンドリューがピーター3って言ってるときの動きも可愛い
ドーナツを2個盗むノーマンも可愛い
ストレンジもアストラル体やミラーディメンションなどふんだんに使ってくれて満足、ツンデレ保護者みたいにもなってたし好き
予告でマルチバースの演出だと思ってたシーン、ミラーディメンションだったのか、そういえばあんたそれ出来たな、気づけなかったぜ
本気でないとはいえストレンジを出し抜けるとか、凄いぞピーター
今までのMCUスパイダーマンは大好きなんだけど、トニーの作ったスーツとか周りに頼れる大人がいたりだとか、やっぱり原作、アメコミのスパイダーマンとはかけ離れてたキャラ設定だったから、ついにトムホが本物のスパイダーマンまで成長してくれて嬉しすぎる
スーツも赤青のTHEスパイダーマンスーツで、ボロアパートで家賃催促されて、警察無線盗聴して、1人きりでヒーローをやって、次の作品ではカメラマンになるのかな?トムホがやりたい!って言ってたマスク割れも出来るんじゃない!?
トムホが正真正銘本物のスパイダーマンまで到達したっていう喜びと、あれだけ仲間に囲まれてたのにこれからは1人なのかなっていう寂しさと、、
今後のスパイダーマン/ピーター・パーカーの活躍を楽しみにせざるを得ない終わり方でした
ほんとに全ての運命が終結した
ありがとう全てのスパイダーマン🕷
スパイダーマンを好きでよかった
こんなに面白い映画を作ってくれてありがとう
エンドゲームの時も言ってたけど、こんな大作を初日の初回に観れるこの時代に生まれててよかった
スパイダーマン愛してる
P.S. 主題歌の「The Magic Number」の歌詞を是非読んでみてください。
すべての運命が集結する!
MCU以前のスパイダーマンシリーズすべて鑑賞していました。そして、本作をなるべく予備知識無く鑑賞して、率直にスパイダーマン映画を見続けて良かったなと感慨深い感情になりました。
私は、サムライミ版スパイダーマンが好きでしたが、正直その後にスパイダーマン映画が量産されつつあるのには嫌気がさしてました。MCU版ですらです。がしかし、それをすべて回収して集大成と言える作品に仕上げたとはびっくりです。今までの映画が本作のために作られたような感覚ですら覚えます。もうね、スパイダーマン映画好きのための、スパイダーマン映画と言っても過言ではないですね。
ある意味、ずるいですよね。ジョン・ワッツ監督がすべて持って行ったのですから。がしかし、誰が考えることができた展開だったでしょう。誰もが驚きだったのではないでしょうか。
そして本作は、敵を倒すのではなく、敵を救うスパイダーマンなんですよね。しかも過去作で登場して死んでいった悪役たちなんです。悪役を救うために悲しい思いもするのです。本当に救うべきなのか迷います。
そんな時に、サムライミ版映画で、ベンおじさんが言ったセリフ
「大いなる力は、大いなる責任が伴う」
が、本作でもキーワードになりスパイダーマンの迷いを消すのです。もうね、このセリフはファンはうなりますよね…。
ただ、本作はMCU版だからこそ作ることもできたというべきでしょう。一時期、スパイダーマンのMCU離脱危機がありましたが、そこを乗り越えて本作が出来ました。MCUに残ることにより、「アベンジャーズ」シリーズにつなげ続けることが出来ましたよね。本作の突拍子のない展開を可能にしたのは、なんといってもドクター・ストレンジが居てこそになるので、MCU版でしかこの壮大な物語を作れなかったということになりますね。そういった意味でも、ファンが心配したスパイダーマンのMCU離脱が防がれたのは本当に大きかったと思います。
が、しかし3部作完結したので、これからのスパイダーマンはどうなるのか!?今後はまた期待と不安でなりませんね。まぁ、とにもかくにも、本作で綺麗に収めたMCU版スパイダーマンシリーズ3部作、完璧に終わりました!
お祭り騒ぎ
最近よく聞くマルチバースの世界観での話。仮面ライダー対スーパー戦隊はあったが、仮面ライダー集合な感じはマーベルでは無かった話。
今度はバットマンあたりでもこれをやったら面白いかな。
とりあえず今までのスパイダーマンを観てないとほぼ楽しめない。そんなファン向けな作品。
私はまあまあ見ていたから楽しめたけど。
全員集合とか上がるよね⤴️
「スパイダーマン」20年の集大成と総括
私はトビー・マグワイア主演の2002年作「スパイダーマン」で
育ったようなものです。
ピーター・パーカー(マグワイア)が蜘蛛に変身して超能力を持ち、
考えられないチカラを発揮してヒーローになる。
恋人のMJ役のキルスティン・ダンスト。
曲がったような顔でピーターが恋する理由が(はてな?)でした。
「スパイダーマン」の一作目を観直したところ、
非常にムチムチしたボディと変顔が超セクシー・・・なんですよ!!
もう一つのお楽しみは、親友で恋敵のハリー(ジェイムズ・ブランコ)。
美形でどちらかと言うと平凡な顔のトビー・マグワイア)より
タイプでしたね。
2002年。
スーパーヒーロー映画の走りでそれも高校生の弱々しいピーターが
視力・体力・脚力が傑出したスーパー・ヒーローになる。
親しみを感じたものです。
ご近所ヒーローですね。
全然アメコミにも無知で、良く知ってるのは「スーパーマン」位でした。
そして最新作の「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」が、
20年の時を経て、第一作を監督したサム・ライミ作品に
非常に敬意を表した作品でしかも20年の流れを踏襲していることに
気づきました。
第1作の記念すべきヴィランのグリーン・コブラン。
ウィレム・デフォーが第一作からカムバックしている。
しかしピーターの親友ハリー(ジェームズ・ブランコ)の父親で
新薬の実験で凶暴なヴィランに変身した過去は関係ない設定ですが、
最初のヴィランの登場は嬉しいものです。
ピーター・パーカー(トム・ホランド)は高校生のまま。
前作の最後でミステリオが「スパイダーマンはピーター・パーカーだ!!」
と、バラしたおかげで不自由な生活を強いられるピーターは、
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に
相談に行きます。
「全世界の記憶からピーターはスパイダーマン・・・を消して!!」と。
ところが誤作動でマルチバースが作動して過去のヴィランが大量に
この世界に現れてしまう。
グリーン・コブランもその1人。
優しいピーターは彼らのトラウマや傷を治療して元いた世界に
帰してやろうとするのだが・・・。
恩を仇で返されて世界はメチャメチャな混乱に。
そしてなんとスパイダーマン1(トビー・マグワイア)と、
スパイダーマン2(アンドリュー・ガーフィールド)が、
過去の世界から蘇ってくるのだった。
そしてスパイダーマン1と2と3が力を合わせて元の世界へ戻そうと
頑張るのだった。
そしてピーター(トム・ホランド)が最後にした決断は悲しいものだった。
ここでも第一作でビリー叔父さんの言った言葉が反芻されます。
《大いなる力(パワー)を持つもは、大いなる責任を伴う》
この映画でトム・ホランドのスパイダーマンは終わりました。
親しみやすいキャラでひ弱で巻き込み型のヒーロー。
最後に最愛の人・マギー叔母さんを亡くし、
愛の充足とは何処までも無縁なのがスーパーヒーローの宿命です。
しかしトム・ホランドは足跡をしっかり残して忘れられない
レガシーでありレジェンドになりました。
過去は簡単に変えられない
アマプラにてようやく鑑賞。
途中集中力が途切れたが、スパイダーマン3世代?のチーム戦や、ラストピーターの成長に期待したいと感じれたので総じてよかった✨また、過去作のスパイダーマンを観たいきっかけとなった!
ここからは、感想が散らかっているので箇条書きで!
・メイおばさん退場でびっくり。。最期のシーン、トニーの最期と似てるような感じした。。がれきに横たわってる感じが、、泣(メイおばさんは現実世界で、実際ロバート・ダウニー・Jrと恋人の時期があったらしいですね♡話逸れた笑)
・ピーター良い体になってた🤣年齢重ねるごとに色気が溢れてるぞ!笑
次世代のトニー候補か?🥹
・ネッドは魔術を使える素質が備わってたのかな?少し愚痴になっちゃうけど、そのキャラ自体の重みが軽くなるから個人的には好ましくないかな🥲(ここ最近だとシークレットイノベーションも同じような感想を持ってしまった)
となんだかんだマイナス面を見てしまったけど、今後のアベンジャーズが若者達に託され、どんな展開になってくかは、まだ追いかけていきたいところ!!
神映画‼︎
2回目の視聴(1回目は映画館)
一番好きなヒーローのスパイダーマンの神映画‼︎
•スパイダーマンは親愛なる隣人として、ヒーローとして頑張っているのにその頑張って守っている人から否定されて報われないのがやっぱり辛いし、それでもヒーローとして守るのがやっぱり好きな理由だと思う。
•アメイジングスパイダーマンがMJを助けるシーンは涙腺が崩壊した、、
•3人のスパイダーマンの共闘は興奮がおさまらない‼︎
•最後ピーターの存在を忘れさせて、スーツを作ってスイングするシーンも、メリーバッドエンドで悲しすぎ、、
2024年6月29日3回目の視聴!
•デアデビル出てるの気づいてドラマ見ようと決めた!
•やっぱり感動するしテンション上がる!
ファンサなら★5、映画としては★2.5。※一応具体的なネタバレは避けてます
好きなキャラが動いてるのさえ見られれば良い!今までの集大成だから内容はともかく感動!胸アツ!というファンなら★4〜5にするんじゃないかな。自分ももちろんファンだけど、そっち系のファンではないので、作品としての評価は低め。
DVD視聴でしたが、2時間半の長丁場というのを置いといても、途中で何度も「まだ終わらないのか?」「まだ半分?」「え?まだ?」とシークバーの位置を確認する始末。
そういや自分がMCUファンを語っておきながら、単独作には悉く低評価積み上げてたハイパー高望みファンだってことを忘れてた…
今作は「格好良いからこういうシーン欲しい」「この設定は次作に繋げるために入れなきゃ」「盛り上げるためにこのシーンは必要だし、それ入れたらこの会話も入れないと」という裏の事情が透けて見えるというか、「事情」で入れなきゃいけないシーンが大量にあり、結果的に全体がその継ぎ接ぎのように感じてしまい、どうしても楽しく見られませんでした。ていうか、そもそもそういう余計なことを感じさせてしまうテンポの悪さ。
そして、そこを置いといてもピーターがアホ過ぎる。子供の失態をコメディ調にして、って手法はディズニー版に今までもあったけど、いくら何でもコメディにできねーだろというレベルのミスをやらかしまくる。で、前作の反省はどこに活かされてんの?という話。前作のレビューで「一つ山場を越えたからって急に大人になれるわけじゃないし」って書いた気がするけど、それにしたってお前。
前回、自分の生活を優先したくて、都合良く現れたよう知らん他人に軽々しく自分の使命を押し付けて大惨事になったよね?あれだけ痛い目見て、なんも学んでなかったぞこの小僧!と衝撃の今作。
初っ端から軽々しくドクター・ストレンジに頼み事、重要な魔術を使ってる最中にアレコレ注文をつけまくり魔術失敗、その場の思い付きで人の大事な物をパクって逃走、敵を改心させりゃ納得してもらえるっしょ☆からの大失敗、自分の失態で犠牲者出して逆ギレ、仲間に諭されたにも関わらず暴走し、仲間を傷つけ自分の尻拭いしただけなのに何故か泣けるBGM流してくる自己陶酔エンド。
いや泣けるよ?泣ける話だけどね?最初から最後まで、ただただ自業自得。1、2作目の「周りに迷惑かけつつ支えられながら頑張って成長していく愛すべきおバカ」はどこいった?
監督も脚本も1から変わってない(1は脚本の人数がもっと多かったけど、2以降もその中の2人が続投)のに、やっぱりシリーズの締め兼他のシリーズに繋げる作りにするのは色々と難しいんでしょうね。非常に大雑把な纏め方で、やりたいことはわかるけど…という感じでした。
確かに、ピーターがアホなクソガキじゃないと折角出した仲間達が引き立たないから、2から成長してないのも仕方ないかもしれませんが、物語として、主人公の同じような「思い付きで行動からの失態」を何度も見せられるのはやはりウンザリします。
個人的に、MCUのピーターがあれだけ愛されキャラになったのは、アベンジャーズありきだったと思うんですよね。
スパイダーマンが加入する時のアベンジャーズは、既にヒーローとしてある程度安定した強さを持った年上の集団で、そこに入ってきたモロ後輩って感じの未熟な子供が、その大人達に可愛がられて成長していく…という設定でファンの心を掴んだのがかなり大きかったと思います。特に、ずっと父の愛を感じられなかったトニーが、親のいないピーターと父と息子のような関係性で描かれていたこと。指パッチンでピーターが塵になった時の、トニーの表情に泣けた人も多かったのでは?
逆に言えば、どんなに頑張ってもその魅力はサム・ライミ版やソニー版では絶対に出せないんです。支えてくれる人、見守ってくれる人がいないから、自分ひとりで辛さを抱えて無理にでも成長するしかないという、孤独なヒーローにしかなりようがなかった。でもMCUに合流することで、周りの大人達に見守られ、時には厳しく叱られながらも成長する、漸く「ヒーローだけど中身は普通の子供」を表現することができた。
大事な人を失い、自己犠牲をし続けながら独りぼっちで苦痛と共に無理やり成長するのではなく、周りに支えられ、見守られながら成長していくという、子供の理想の成長の仕方を漸く描けるようになったのです。
だからライミ版やソニー版と違ってホイホイ色んな人に正体がバレるし、ピーターの成長を近くで見守ってきたメイおばさんと、スパイダーマンの成長を近くで見守ってきたハッピーという2人が恋愛関係になるしと、ピーターを見守る人々にもフォーカスをあてたストーリーになっているのかな、と思っていた…のですが。
2作目の最後で急にメイおばさんが『ハッピーとの付き合いは遊び』とか言い出し、ピーターは自分のことしか考えず、人に迷惑かけて学んだかと思いきや今作でも成長しておらず、まるで続編に繋げるお膳立てが3作目で無事できたから、もう初期の設定なんかどうでもいいとでも言わんばかり。
メイおばさんが突然軽率な恋愛をするキャラ設定になったのも、あまり思い入れんなよってことだったりして。もちろん恋愛に関して色んな考えの人がいるだろうけど、1作目ではさも「今後は2人でピーターの成長を見守っていきます」的な雰囲気を醸し出してたので、3部作とも「ホーム」がタイトルにつくこともあり、てっきり温かい「ホーム(家庭)」を一番大切に描くのかなと思いきや…まさかの。「ホーム」って全作タイトルにつけてきたフリは一体何だったんだよ。
アメリカのヒーローものって何故か暗い終わり方するのが多くて、MCU版のスパイダーマンは割とポップな雰囲気だったから、やっと暗いエンドじゃなくなりそうかなと思ってたのにな。何で今更、昔の使い古された「孤独なヒーロー」像を踏襲してきたのか疑問。別世界の仲間と集結したし、ここらで一旦原点回帰しとく?って感じなのか。
もちろん色んな設定があって良いと思うけど、あまりにも「孤独なヒーロー」と「物悲しいエンド」に偏り過ぎじゃね?と。そういう設定が爆発的に売れたから、ずっとその設定で何十年も続けてるんでしょうか。それはそれで馬鹿らしいというか。お金の事情もあるんだろうけど、ポリコレだの何だの言ってないで、設定、ストーリー、キャスト等どんどん全方向に新しいチャレンジをし続けていただきたいですね。
とりあえずスコセッシ監督に「あんなもん映画じゃねーよ」とか、タランティーノ監督が「スターになったのは俳優じゃなくヒーローだろww」と煽り散らかされた時、自分も「言いたいことはわかるがせめて見てから言え」と思ってたけど、本作みたいなのを作ってたら反論できないかもな。完全にシリーズものの一部、しかも最終章だからこれだけ売れたんだよね?と言われたら反論できない。
ただ、これだけは完全同意と思ったのが、スコセッシやタランティーノに対して「シャン・チー」の主演シム・リウが言った言葉。
『私もハリウッドの「黄金時代」は大好きです。でも、それは地獄のように白かった。』
「映画界にスコセッシとタランティーノしかいなければ、黄色人種の自分はあれだけの大作に出るチャンスすらなかった」というハリウッド黄金時代の差別主義と多様性のなさを指摘する発言です。
本当に白人男性ばっかでしたね。今もだけど。有色人種や女性が出てくるのは、そうでなきゃいけない理由がある時だけ。
もし社会派の作品でもっと有色人種や女性が主人公の作品が増えてヒットするようになっても、やっぱり「ポリコレだ~!見慣れないもんは全部ポリコレだ~!」とワケわからん奴らがまた騒ぐんかな。そういや本作のレビューで、「アメリカの作品なんだから全員白人にしろ!不細工な女や有色人種を出すな!ポリコレだ!」っていうのがあったけど。
有色人種や女性が主役の大作映画を作ること自体が「新しい試み」なくらい今までが偏ってたんだから、最初のうちは暫く手探り状態でヘボい作品が生成されても当然。
今までの売れた作品の焼き増しではなく、思い切って全然違う作品を、こういう大型作品をまだ作れてる企業や監督が率先して増やしていってほしい。
ところで、Youtubeの確か"WIRED"というチャンネルで、今作の視覚効果担当者が「こんなに視覚効果使ってるよ~」と解説してる動画があるんですが、その肝心の視覚効果が安っぽく感じました…
前作は感じなかったのに何故?と思ったら、今作はジョーダン・ピール監督の「ノープ」を見た直後に間を置かず見てしまったせいかも。
「ノープ」はどうしても実現できないシーンだけ視覚効果を最低限使ったそうで、ほとんど「リアル」。対する本作は、ほとんどのシーンが視覚効果で作られたものだそう。「リアル」を見た後に視覚効果バリバリの本作を見てしまい、大迫力なことが起きているにも関わらず薄っぺらに見えてしまったんだろうなと。
「視覚効果スゲー!」の幻想を壊してくれたという意味では良かったかな…どんなに緻密にリアルに作ったとしても、やっぱり「そこにある」という存在感には敵わないんだな、と改めて思い知らされました。質量を感じないというのか、本物の木とプラスチックでガワだけ作った木くらいの差。
トム・クルーズみたいにリアルを追求する俳優はまだまだいますが、徐々に「爆発なんか視覚効果でどうにかなる」が普通になり、すぐ近くで爆発が起きて「死ぬかもしれない」と本気で恐怖と戦いながら演技をする俳優は既に減ってきてるんでしょうね。
もちろん危険行為を減らせ、現実にできないことも作り出せる、価値の高い技術だけど、同時に俳優にとって命となる「経験」もどんどん失われているんだろうな。外野としては怪我がないのが一番って気持ちもあるし、経験が貴重な財産になるとも思う。
何度かレビューで「持ってないものは出せない」と書いてますが、どんなに想像力が豊かで優秀な俳優でも、経験の差は大きいのでは。
ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは言わずと知れた演技派ですが、危険な現場どころか若い頃に誘拐された経験があるそうで、やはりその経験が自分の生き方を変えたと話しています。プライベートでそんな激ヤバ体験をする人はそんなに多くないでしょうが、「危険な現場」に挑戦する俳優も、安全に配慮されていたとしても、似たような気持ちなんだろうな。
でも、これも「新しい挑戦」と思えば納得かな。最先端技術を使いまくって「今はこんなことできるんだぜ!」って作品も、それはそれで技術を楽しむって意味で面白いかもしれないし、特に映像技術に関心のある人達からしたら興味深いだろうし。
将来こういうのが「映画の中に入れるVR」みたいなのに繋がってったりするのかな。もしできても、スコセッシ監督は使わないでしょうね。
どう見るか、どこを面白がるかは人それぞれだし、色んな作品があって「映画」というジャンルなんだよな、ほんと。
ともかく、最近流行りのマルチバース系の話にも興味がなく、スパイダーマンガチ勢というほどではなく、視覚効果マジックを「ノープ」に壊され、主人公に肩入れできなかったので、色々重なってしまい不運でした。
サム・ライミ版から「我こそはダーマンガチ勢だよ!」という方には滾る場面もあるのでお勧め。
もう最高傑作
これまでの過去作のスパイダーマンのキャラが出てきただけでなく、私が大好きなMCUドラマデアデビルのマットマードックが、戻ってきた事が本当に素晴らしい!
彼の復帰作でもあり、初の映画デビュー作でもある事が本当に素晴らしいです!!
この映画を観た人も是非、MCU最高傑作ドラマ
マーベル/デアデビル観てください!!!
MCUの裏社会をうまく描いており永遠に見てられるほど面白いし、
戦闘シーンはCGをほぼ使ってないガチアクションになっていて、キャプテンアメリカWS以上の迫力があります!!
とくにシーズン3はマジでマーベルドラマ史上最高傑作です!!
スパイダーマンファンにはたまらない
過去作のヴィランが出てきた時点で
なるほど、マルチバースの世界観をこういう使い方するのかー
と興奮しましたが、
更にピーター2人が出てきてもうほんと嬉しさが止まりませんでした…!
そして過去作の話しや描写を模した場面も多々あり、ファンには堪らない作品だと思います。
特にアメイジングスパイダーマンが今回はMJを助けることができたのはぐっときました。
ただ終わりが悲しく、次作でピーターが報われることを祈っています…!
スパイダーマン、夢の競演
多分、マルチバースという概念が初登場し、新たな広がりを見せるアベンジャーズ
当時の『2002年版』、『アメイジング版』を見てきた身としてはとても懐かしく感じました。やはり、少し年を召したなと感じつつも、過去作も再度見直したくなりました。
スパイダーマンことピーター・パーカーが成長する上で外せない要因が「家族の死」だと思います。それを乗り越えるシーンが幾度となく描かれてきたが、今回は異世界の自分に励まされる展開で斬新でした。
副題「ノー・ウェイ・ホーム」という意味はマルチバースから現れたスパイダーマンやヴィランが帰れないという事実を指した意味だと思います。私は叔母さんを失い、帰り道を見失う途方に暮れたピーターを指しているようにも思いました。超魔術で後戻りできなくしてしまったストレンジを意味するのかもかもしれませんが。
ファンサービスがいっぱいだーマン🕸 細かいことは気にせずに鑑賞するのが吉、か?
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズの第27作にして、”親愛なる隣人”の活躍を描いたMCU版『スパイダーマン』シリーズの第3作。
また、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズ(2002-2007)や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(2012-2014)、『ヴェノム』シリーズ(2018-)とも繋がりのある一大クロスオーバー作品となっている。
ミステリオの陰謀により、全世界にスパイダーマンであるとバレてしまった上、犯罪者の烙印を押されてしまったピーター・パーカー。
好奇の目に晒され、日常生活を送ることもままならなくなった彼はドクター・ストレンジに助けを求めるのだが…。
原作はスタン・リー。
○キャスト(MCU)
ピーター・パーカー/スパイダーマン…トム・ホランド。
ミシェル・ジョーンズ…ゼンデイヤ。
スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ…ベネディクト・カンバーバッチ。
ハッピー・ホーガン…ジョン・ファブロー。
J・ジョナ・ジェイムソン…J・K・シモンズ。
ベティ・ブラント…アンガーリー・ライス。
○キャスト(ライミ)
ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン…ウィレム・デフォー。
ピーター・パーカー2/スパイダーマン…トビー・マグワイア。
○キャスト(アメイジング)
マックス・ディロン/エレクトロ…ジェイミー・フォックス。
ピーター・パーカー3/スパイダーマン…アンドリュー・ガーフィールド。
○キャスト(ヴェノム)
エディ・ブロック/ヴェノム…トム・ハーディ。
製作はケビン・ファイギ。
第30回 MTVムービー・アワードにおいて、作品賞を受賞!
全米歴代興行収入第3位、世界歴代興行収入第6位というメガヒット作品。やっぱりみんなスパイダーマン好きなんすねぇ…。
総評としては、たしかに楽しい!…でも歴史に残る傑作とか号泣必至の感動作とか、そういうテンションでは無いかな…。みたいな感じ。
アトラクションとしてはとっても面白い作品だと思う。
「スパイダーマン」のファンにとってはとっても嬉しい、サプライズプレゼントのような一作であることは間違いない。
とはいえ、一本の映画としては非常に不細工。
ファンへのサービスを過剰に盛り込みすぎているあまり、脚本がおざなりになっている。
まずもって気になるのは、今回の大騒動の原因は全てピーター・パーカーとドクター・ストレンジの不手際にある、という点。
ピーターの未熟さやドクター・ストレンジの傲慢さを描きたいが故の展開だったというのは理解できる。…のだが、その結果としてメイおばさん死去という笑えない結果になってしまい、なんとも後味の悪い感じになってしまった感があるのは否めない。
どうせお祭り映画なんだから、「いやー、めっちゃ大変な事になっちゃったけど、何事もなくって本当に良かった良かった😊」みたいな軽いノリで済ませてしまった方が良かったんじゃない?
いやいや、メイおばさんが死なないと「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことをピーターが学ばないじゃん!という意見もあろうが、過去のスパイダーマンと違いトムホ・ピーターは師匠であるアイアンマンの生き様と死に様をバッチリ目の当たりにしているわけで、「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことは誰よりも良く理解しているはず。
メイおばさんには悪いが、死に際に「大いなる〜」なんて言われても、ピーターからしてみれば「うん、それ知ってる知ってる」てなもんだろう。
このモヤモヤ感を打ち消す為にも、やはりマルチバースによる混乱はヴィランに引き起こしてもらってですね、それをスパイダーマンズが阻止するという展開にすべきだったと思います。
MCU世界にもノーマン・オズボーンが存在していて、若くして亡くなった息子ハリー・オズボーンを蘇らせる為に科学技術を用いてマルチバースの扉を開いた結果、ヴィランズがMCU世界に闖入。ノーマンもグリーン・ゴブリンに取り憑かれてしまい暴走を始める。
うん、これで完璧!✨
…ってこれ完全に『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)と一緒やんけ!!∑(゚Д゚)
そう。結局そこなんです。
今回の映画、「マルチバース」という概念を用いたからすごいみたいな事になってますけど、それ既に『スパイダーバース』でやってる訳なんですよ。
今回の大騒動の原因がピーターにある、というのも『スパイダーバース』との差別化を図ったが故なのだろう。
本作は『スパイダーバース』へのカウンター的な側面のある映画である。じゃあ本作が過去作である『スパイダーバース』を上回る完成度だったかと言われると…。ねぇ?
まあ『スパイダーバース』が完璧すぎるので、それと比べるのも酷だとは思うけど。
あとどうしても触れておかなくてはならないのは、本作があまりにもハイコンテクストな作品であるということ。
この『ノー・ウェイ・ホーム』、マンキンで鑑賞するためには下準備として「ライミ」シリーズ3作+『アメイジング』シリーズ2作+「MCU」シリーズ26作+『ヴェノム』シリーズ2作=33作もの映画を鑑賞しなければならない。
デアデビルが登場したという事はNetflix版のドラマも押さえておかないといけないし、フェーズ4のドラマシリーズも鑑賞した方が良いだろうし…。とか考え始めると、もうどれだけ予習しても間に合わない🤯
まあ実際のところ、そこまで履修済みの観客はほとんどいないとは思うけど、少なくとも「ライミ」「アメイジング」「MCU」の『スパイダーマン』を観ていることが前提の映画である。
最低7本の映画の上に成り立っている作品として、この程度の面白さで良いの?もっとやれたんじゃないの?とは思ってしまう訳です。
ファン向けの作品であるのは間違い無いと思うが、ファンだからこそ嫌な気持ちになるんじゃないのか?と思ってしまう点もチラホラ。
個人的に一番嫌だったのはドック・オクの扱い。「それ本名?」とか「海水飲む?」とか、そういう小手先のギャグがすごく鼻についた。『スパイダーマン2』(2004)のオクタビアス博士は凄くシリアスなキャラクターだったんだからさ、そこは茶化さないでよ…😓
ヴィランズの「治療」という展開にも違和感はある。
たしかにドック・オクやグリーン・ゴブリンの凶暴化は外的要因が強く、それを取り除くことは有意義なことかもしれない。
ただ、エレクトロやサンドマンは、能力によって変貌したというよりは元々あった心の闇が能力によって増幅したみたいな感じなわけでしょう?それって能力を消し去る=「治療」という単純な図式が成り立つことではない気がする。
というか、そもそもサンドマンは『3』で改心してるでしょ。作中の描写を見るに彼は『3』後の存在な訳だから、もうヴィランじゃなくない?なんでこの人暴れ回ってんの?
事程左様に、不満点や疑問点の多い作品であった。
とはいえ、やはり3人のスパイダーマン揃い踏みにはテンションが上がったし、アクション要素の面白さは他のMCU作品を凌駕していたと思う。
賛否が分かれそうなエディ・ブロック/ヴェノムの扱い方も、肩透かしといえばそうなのだが彼らのキャラクターに合っていて好印象。
好きか嫌いかでいえば普通に好きな作品だし、なんかいまいち盛り上がりに欠けるフェーズ4においてようやく気持ちがアガる作品が誕生してくれた!という嬉しさもある。まあ細かいことは気にせず、ユニバのアトラクションに乗ったような気持ちで楽しむのが吉ということなのでしょう!
この先、トムホ・ピーターはMCUから離脱するのかな?自分としてはその方が良いんじゃあないかと思いますが、しばらく動向を探っていきましょう😄
…実はこの映画で一番印象に残っているのは、「トビー・マグワイア老けたな∑(゚Д゚)」ということ。いやまああれから15年も経ってるから当たり前なんだけど。
ライミ版世代としては、オジさんスパイダーマンが活躍する『スパイダーマン4』を、トビー主演で制作してくれたらテンションぶち上がる!🕷️🕸️
凄い!これぞマルチバース
アベンジャーズが、他のマーベル作品を鑑賞した方がより楽しめるように、
この作品は、2002年以降のスパイダーマン作品を鑑賞した方がより楽しめる、
と言うか凄い!と思う。
何せ、演じる役者も世界線も別のシリーズのスパイダーマンとヴィランが一堂に会するんですから。
これは凄いです、
こんなに分かりやすくマルチバースを描いた作品は初なんじゃないの?
これを超えるには、最早バットマンシリーズか007シリーズのマルチバースしか無いっす!
知らんけど。
とは言え、話の内容は退屈極まり無い‥。
浅はかな主人公の行動で世界が大混乱、的な話ってイラつくんですよね。
メイおばさんが死んだのも、全部お前の浅はかな行動のせいじゃん。
もしかしたら、
次のマーベルシリーズのフェーズに向けてのグレートリセット的な作品なのかもしらんけど、
今後マルチバースが多用されて、今までのアベンジャーズの存在が薄まるような展開にはなりませんように‥
スパイダーマンにハズレはないな
大変面白かった。
トムホランドのスパイダーマンはまだまだ続きそう。
★4.3にしたかったんだけどまあいいか。
〜homeのシリーズではヒーローが少年らしさがあってすきだな。
毎回高校生らしい悩みが事件と繋がっていくのがいい。
ヒーロー活動を取るか青春を取るか?
そんな悩みはヒーローらしからぬ悩みなのがスパイダーマンに人間らしさを
与えているのではないだろうか。
マルチバースから来たヴィランズを送り返せば、送り返したと同時に
死ぬとわかっている悪党どもを送り返せない、かつてないほどの優しい
ヒーローっぷりを表していた。
確かに今回の事件はピーター自身にその原因があるわけだが
その見返りとして大切な人を亡くしたり、愛すべき人たちに忘れ去られてしまうという
究極の罰を受けることになるわけだが。
全てを失ったピーターが1から再構築していく新たな世界は
とても期待させられる。
次回の登場にヴェノムも見れそうだし、今後のスパイダーマンも見ますます逃せない。
ところでトビーマグワイアとアンドリューガーフィールドのスパイダーマンは
全部見てるので俳優陣がそのまま登場しているのは中々ゴージャスだった。
ただヴィランに新鮮味がないのが残念だったな。
関係ないけどアメージングスパイダーマンが2までで終わってしまったのが
非常に残念だ。。
奇抜な超大作
公開前には箝口令が敷かれたと言われているが、歴代スパイダーマンやヴィラン大集合というのは怪獣ものやウルトラマンなどでもお馴染みのアイデアですが実現させるとなると大変だったでしょう。予算2億弗も注ぎ込めるマーベルならではの力技、構想が大きいので2時間半の長丁場になるのも致し方ありませんが退屈せずに観られたのはVFX満載のど派手なアクションシーンのお蔭でしょう。
物語性はどうかというと相変わらず辛気臭い、原作同様、主人公の未熟さや運命への葛藤、引きずる悔恨などジュブナイル世代に共感を呼ぶ設定、本作もあれだけ痛めつけられたヴィランに掛けた情けが仇になるという微妙なプロット、宿敵に「お前の弱点は人が良すぎることだ」とまで言われます、「大いなる力には大きな責任が伴う」という亡き伯父の名言は伯母が継承。
ヒーローの匿名性が扱われますが、活動のしやすさは基より、家族や友人たちを心無い人々から守る意味でも必要でしょう、覆面強盗に妻を殺された恨みを持つからといってマスク姿のスパイダーマンを非難する新聞社社長などは病的ですが、メガネだけでばれなかったクラークケントの時代とは違いますね、メン・イン・ブラックではニューラライザーという記憶消去装置を使っていますから本作で懲りたスパイダーマンも続編では使うかもしれませんね。
マルチバースは何でもありなのでつっこみようもありませんが荒唐無稽というか奇抜な超大作でした。
おぉー
トビー・マグワイアのスパイダーマン、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンが登場し、トム・ホランドの現スパイダーマンと共演する。この豪華さも素晴らしいし、どの俳優もスパイダーマンっぽさを残して歳を重ねていることに素敵だなと感じます。
当然、それぞれの映画の悪役も登場し、悪役俳優の方々もすばらしいあの頃のままで演じられるコンディションを保たれていて凄いと思いました。
主人公の性格に沿っていたので、ストーリーも自然でちょうど良かったです。よくこのキャスティングを成立させられたなーと思います。もう映画というか企画が良いです。
懐かしのキャラたち
アイアンマンからはじまってアベンジャーズ、その他のマーベル作品はほぼ全部見ています。
スパイダーマンは会社が少し違いますが、アイアンマンより先に子供の頃にみてから大好きな作品です。
スパイダーマンがアベンジャーズに入ったとき以上に今回の映画は嬉しかったです。
懐かしの俳優さんが演技の雰囲気もほとんど変わらず再登場、しかもとてもリスペクトされてて面白かったです。
昔の暗の雰囲気がなくなり悪役を救うというコンセプトもとても良かったです。
悪の死を回避した結末は新しくて良かったです。あと悪役の方達が見た目がほとんど変わらずおどろきました。
内容はボリュームがあり見応えバッチリです。
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