スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームのレビュー・感想・評価
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ドラえもん的ツカミから盛大なバタフライ効果を経て結実する大いなる責任に泣きました
ミステリオによって実名をバラされたピーターがドクター・ストレンジの魔力で誰も自分がスパイダーマンであることを知らない世界にしようとするというドラえもんのような導入部、サム・ライミ版とマーク・ウェブ版それぞれの世界にポッカリ空いた穴を埋めようとピーターが奮闘する仮面ライダーシリーズや戦隊ヒーローシリーズのような東映的展開を経て、科学の力に魅了された者、家族や友人を愛する者、全ての生きとし生ける人々のため達大いなる力で大いなる責任を背負いNo Way Homeを覚悟するピーターに泣きました。3つの並行世界を巧みに束ねた壮大で複雑なストーリーの下地にあるのはわずか1年前の米国の実情。信じたいことしか信じない人々によって分断された世界を救うにはこんな手しかない、そこには『バタフライ・エフェクト』に漂っていた絶望と同じものを感じました。
色んな楽しみはあります
話や展開がかなり強引なところを感じましたが、あらゆる事柄・人・もの・キャラ等々、楽しめる要素が満載なので、ストーリーそっちのけで観賞できるような気がしました。とはいえ、個人的には相当イライラしたところも・・・
そもそも、スパイダーマンにはそんなに思い入れはありません。だから、トビー・マグワイアの時もアメイジングの時も最初のものしか見ていません。でも少しかじっているだけでも、ちょっとした感動はあったかなーと。いちいちキャラや設定など記憶しているわけでもないから、分かるような分からないような内容でした。なので、色々と見てからこれを見ると楽しめるかもしれません。まあ、当たり前のように色んなシリーズを見ているからこそ観賞するんでしょうけど、この作品が初スパイダーマンだとすると、きついかもしれません。
要素が多過ぎて見ているだけで混乱してしまう作品で、話もなんかつまんねーなぁなんて思いながら見ていましたが、終わってみれば、決してハッピーエンドとか楽しいものでなかったけれど、なんだか原点回帰的なところを大いに感じて、泣けてきました。これでお疲れさま!でいいんじゃないですか?ヴェノムもあくまで面白要素でいいと思うし、ストレンジなマルチバース的なつながり予告なんて余計だなーなんて思ったり・・・明るくなるまで期待してエンドロールのエンドを耐えていたんですけどね。
個人的には、しっかりと完結した作品だったスパイダーバースの方がよっぽど良かったなんて思ってしまいました。でも帰ってから、多分、スパイダーマン2とかアメイジング2とかを見ると思います。
歴史の反芻
やーめちゃめちゃおもしろかったです!
スパイダーマンってみんな好きだし見に行きたくなると思うけど、シナリオ面でのハードルの高さは確実にそれなり以上のものがある(なおシチュエーション単体で笑えるところはかなり多いし、演出は恥ずかしいくらいわかりやすかった)。分かる人には分かる的なノリが内輪ぽくてちょっとやな感じがした。MCUつってもエターナルズにしろシャンチーにしろほぼほぼ単体で見れたりもするからなんともな~。
まあともかく、まだ見てない人もご存知の通りMCUや他シリーズで積み重なってきたものをストレンジの力でふたたび現在に呼び出してヒネることに物語のエモさが集約されてて。
結果、膨大な前フリが上映中一気にカタルシスになって溢れ続ける高密度な作品として仕上がっている。だからこう、今回登場するストレンジの魔法って舞台装置的な意味でも超都合のいいシステムなんだね。
個人的には最後の最後でもっとたくさんいろいろ出まくってほしくなっちゃって、物足りなかったというのが本音。どんだけ贅沢なんだ。
でもねやっぱスパイダーマンはアクションだな。必然的に緩急ついたワイヤーアクションが描かれることになるのでずっと見てて楽しい。
IWかEGか忘れたけど、ストレンジのポータルとスパイダーマンのスイングキックの合体技が一瞬出てきて。そのアクションゲームのテクニックぽさっていうのか、動きの楽しさに妙に惹かれたので二人の能力のさらなる絡みがたくさん見れて満足した。
"期待しなければ失望しない"けれど、ファンなら期待していい、損しない欲張り見たいもの全部乗せにムズムズした!--- かつてスパイダーマンを見たすべての人へ
"大いなる力には大いなる責任が伴う"
フルスイング&ホームラン!息を整えさせて…。子供時代のサム・ライミ版からずっと慣れ親しんできたSONY × スパイダーマン =ソニースパイダーバースの歴史が今マルチバースという進=深化を突破口に交錯する、スパイダーマン過去作たちの(その後&)落とし前!!! 前2作でスパイダーマン=ピーター・パーカー個人に恨みを持つというより…な相手と戦うなど、代理戦争に駆り出されていたのが、今回初めて自分という存在に執着する強敵たちと対峙することになって、本当の意味で己と向き合い決断することになっていく。喪失から一体何を学び、立ち上がるのか?果たしてやろうとしていることは正しいのか?だから本シリーズに今までベンおじさんパートが無かったこともあり、3本目でありながら同時に1本目のような気もした。最初から最後の最後までピーター・パーカー=トム・ホランドくんのキャラクターがよく出ていた気がした。
"He's gonna kill us all." 彼はそんなんじゃない!WE HELP PEOPLE. ピーター、ピーター、ピーター…今回も素晴らしくクセ強めバイプレーヤー名優ウィレム・デフォー(表情筋柔らかすぎ!顔芸)はじめ豪華キャスト勢揃いで目の前に立ちはだかり、襲いかかってくる!キャラクター多いものの根幹を貫くテーマが一貫していて見やすかった!豪華なのに散らからないで知らずしらず温かな気持ちに包まれている、流石その主演カップル同様愛すべき"ホーム"シリーズ!! ここぞと待っているサプライズ、わかっちゃいても大満足なファンサービスの数々はたとえサウスパークの懐かしベリーのようなもの=思い出補正的な部分があったとしても、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜更け』なんかとは雲泥の差でやっぱり最高に素晴らしかった(自覚的なシーンも?レゴ)!またメタ的なネタも『マトリックス レザレクション』なんかよりずっと気持ちよすぎた!コレコレコレ、コレを待ってたと言わんばかりに歴史ある作品に対するファンサービスのお手本みたいな作品だった!オォー!!
【tinkle】テンポよくエモーショナル。メチャクチャ最高に気持ちよくも、最後はなんとも切なくもなってウルッと…これはやっぱり年越す前クリスマスに見たかったな〜と思った。主人公ピーター・パーカーの決断が胸に沁み入る、余韻に浸る(トム・ホランドくんが言って脚本書き換えたところ?)。
3はマジックナンバー!!!
例えばピュアすぎるトム・ホランドくんの口が軽くて、おなじみのお騒がせネタバレ王子になったこと……。例えばSONYとディズニーが決別したことから前作『ファー・フロム・ホーム』を最後に"MCU離脱!"となって、"これからはヴェノムを始めとするSONYのユニバースに出ます"となったものの、トム・ホランドくん本人がディズニーCEOに涙ながらに電話して、奇跡の復活劇を遂げたおまけに、史上初複数のユニバースに出るキャラクターにスパイダーマンがなったこと……。そして例えば本作ではちゃんとうっかりネタバレしなかったこと……!これらもすべて本作に至るまでの長い布石というか、今となっては一種の必然に思えてくるほど。一つ一つのエピソードが規格外なほど絵に描いたようにチャーミングで、きっとそれらを聞いた誰もが笑顔になってきたことと思う。そんな大人の常識や利害関係も通用しないところでトムホことトム・ホランドくんはみんなの弟分として愛されてきたから。ナイススロー&ナイスキャッチ。
from every universe
道徳心 "Everyone deserves a second chance."
AVI ARAD
勝手に関連作『ホークアイ』『スパイダーマン:スパイダーバース』
P.S. ドクター・ストレンジは角が取れてきたのかピーターには優しい英国人コンビ、まさしくEnglishman in New York。ウィレム・デフォー見るとエンケンとかバイプレイヤーズの面々思い出すようになってきた。ジェイミー・フォックスは『ベイビー・ドライバー』のときみたい。また、マイルズ・モラレス映画作るのかなってセリフもあった。
2021年映画館始め/劇場鑑賞回数最速上映含む3回
毎回同じところで声上がるのが印象的だった
最高のスパイダーマン版エンドゲーム
MCU版スパイダーマンだけでなく、サムライミ版・アメスパ版を含めた全てのスパイダーマン映画のまさに集大成。感動と興奮が止まらない満足度100%の傑作!
エンドゲーム以来の衝撃。大小サプライズ盛りだくさんなのはもちろん、もうとにかくめちゃくちゃに面白くて非の打ち所がないです。
ストーリーやアクション、スパイダーマンらしいコメディパートもどれも素晴らしく、絶妙なおふざけとシリアスの塩梅は個人的にはシリーズNo.1。
ファンが見たかったものをこれでもか!と詰め込んでくれて、嬉しくてクラクラ。笑 3人のスパイダーマンの共闘をしっかりたっぷり魅せてくれたこと、サムライミ版スパイディだけ体から糸が直接出ることへのツッコミ(笑)、MCU版ではこれまで登場しなかったあの名台詞の使い方、そしてアメスパ版スパイディがMJを…!涙 他にもたくさんのファン悶絶シーンが盛りだくさん。
また、MCU版以外のヴィランは皆根っからの悪人ではなく救えたはずなのにというもどかしさが個人的にあったので、今回彼らへの救済に繋がったラストは本当に嬉しかったです。皆良かったね…!
全てのスパイダーマンへの愛に溢れた最高の作品。
ありがとうスパイダーマン!!!
大いなる力には大いなる責任が…伴いすぎ!
みんな大好きスパイダーマン。居ても立ってもいられず最速上映にて鑑賞。
物心ついた時から大好きなヒーローの一人で、サム・ライミ版から現在までスパイダーバースを含め全て鑑賞しているが、本作はそんなファンの為だけに作られたお祭り映画だった。故に、明らかにおかしいだろって展開が散見している。
映画として楽しもうと思っている人たちにとっては苦笑してしまう代物だが、スパイダーマン好きにとっては嬉しい作品に仕上がっている。
見所はなんといってもライミ版からの(ほぼ)オールキャストがこぞって登場することだ。見所というか、これがこの作品の全てである。スパイダーバースで様々なスパイディたちが共闘するのを見たオタクが夢見た理想郷である。
なんてめちゃくちゃな展開だ…と思いながら観ていたら、なんとアンドリュー・ガーフィールドが!
更に間髪入れずにレジェンド、トビー・マグワイヤ兄貴の姿が!!ある意味アベンジャーズより凄い光景だ!!!
癖の強いヴィランたちもパワーアップしてカムバック。それぞれのユニバースの悪役の共演というのも新鮮で面白い。ウィレム・デフォーはやっぱり名優。是非ともDCユニバースでジョーカーを演じてほしい。DCといえばフラッシュの自伝のタイトルがフラッシュポイントというのが笑ってしまった。
そして気になる人物と今後の動向。
冒頭、サラッとマット・マードックが出てきたのは意表を突かれた。さも当たり前の様に弁護士面して出てきたが、果たして再登場はあるのだろうか。いや、きっとあるに決まってる。デアデビル ウィル リターン
結末はスパイダーマン史上一番ヘビーだった。ある時は親友を失くし、またある時は彼女を失くして、ラストは散々な目に遭うスパイディたち。しかし今回は一味違う。全員に忘れられるなんて、ある意味死ぬより恐ろしい。確かにトム・ホランド演じる今回のピーター・パーカーはトニー・スタークの技術を使い放題という前任の先輩たちと比べたらとてつもない、正に大いなる力を授かった人物だった。だからって取らなくてはならない責任が大きすぎる。
毎度観客を驚かせるMCUの大いなる力。これは続編やらなきゃ責任とれないね😏
これで不満がある人を理解できるけど
賛成できません。
スパイダーマン映画にとって最大の愛を込めた作品だと思います。
観たい物を見れて、シンプルの夢を叶える映画でした。
絶対続きがあると思って、いつか会えるかと楽しみしています。
希望があるよ。
スーパーヒーロー
先行試写会にて鑑賞。この日まで無事ネタバレを踏む事なくこれたことにまず自分を褒め称えながら劇場でソワソワして待っていました(基本的に映画は1人で行くことが殆どなのですが、マーベル好き、というかスパイダーマン大好きな友人を誘って行きました。友人が鑑賞前にポップコーンを半分くらい食べてしまうほど興奮していたのがまず面白かったです)。
スパイダーマンシリーズは、サム・ライミ版、マーク・ウェブ版、そしてジョン・ワッツ版と、1作も劇場で鑑賞した事が恥ずかしながら無かったです。そのため、ネトフリやアマプラを駆使しまくってスパイダーマン7作品を一気に完走しました。本当に面白く、なんで頼もしいヒーローなんだろうと一作一作噛み締めるように見ていました。そしてファー・フロム・ホームでのスパイダーマンの正体がバレて、殺人犯として捲し立てられるという衝撃的な展開、自分はここから1ヶ月も経たない内にノー・ウェイ・ホームを観れたので興奮を維持できていたのですが、これを2年半もの間待たされていたファンの人たちはとんでもなく焦らされていたなぁと。マーベルはずる賢いなぁ。
今作、自分もそうですが試写会に来た皆さんの歓声、すすり泣き、驚嘆と、マスクの中でありながらも内に秘めた興奮が炸裂していました。これコロナ禍じゃなかったらエンドゲームの時みたいにアメリカの劇場は大騒ぎになっていたんじゃないかなぁ、という展開が目白押しでした。むしろそこに混じって歓声を上げたいくらいです。
物語は現代でいう炎上のような扱いをされたピーター・パーカー、ネッドやMJと共に大学進学にら大きな影響を及ぼしてしまい、それを解決するためにアベンジャーズとして共にサノスと戦ったドクター・ストレンジに助けを求めますが、ドクター・ストレンジの魔術が失敗してしまい、他のスパイダーマンの世界からやってきたヴィランたちがやって来てしまう、というのが大まかなあらすじです。
予告の時点ではストレンジがやらかしたのかな?と思っていましたが、実際はピーターが多くの注文をつけすぎて(ピーター・パーカーを人々の記憶から消すと頼みましたが、MJにネッド、メイおばさんにハッピーと沢山追加注文)しまったが故に、魔術が失敗してしまったというピーターも原因の一つだったというのが明かされます。両者とも険悪な雰囲気にはなりませんが、ストレンジがヴィラン退治を命令します。こうやって単独作品だけれど他の作品のヒーローと関わるのはなんだか興奮してしまいますね。シビルウォーを思い出してしまいます。
それと同時に大学進学を頼み込むため、教授の人に車道で頼み込むというまぁまぁぶっ飛んだことをするピーターですが、ドック・オクが突然登場し、バトルが勃発します。ピーター・パーカー違いで現在のピーターを襲いますが、あれ?こいつ知らない状態で戦況が一変してスパイダーマン寄りになるのがちょびっとコメディしてて良かったです。腕vs脚という明言の仕方もカッコいいですし、橋というバトルフィールドを存分に使った戦い方もド派手で良かったです。
ユニバースの垣根を越えてやってきたヴィランたちを倒すのではなく、治療という形で生きさせるという展開は過去の過ちではないにしろ、結果的には人を殺してしまっているという過去のスパイダーマンたちに突きつけつつも、その過ちを2度と起こさないようにするという強い信念がそこにはありました。その治療自体が危険だと感じたストレンジがピーターを引き止めようとし、一度幽体離脱させたり、別次元へ誘い決着をつけようとしますが、糸を上手いこと使い、ストレンジを拘束するというこれぞスパイダーマンという戦い方に惚れ惚れしました。地形が変動しまくる映像は圧巻でしたし、ストレンジのやられ役な感じもここ最近しっかり者なカンバーバッチを見てきたので、なんだか新鮮な気分でした。
ドック・オクは大人しく治療を受けてくれて、悪の力は無くなり善良な市民に戻りましたが、他のヴィランたちはそんな簡単にはいかず、全員元々持っているポテンシャルを最大限に活かして逃亡を図ります。その最中にメイおばさんが戦闘に巻き込まれて息を引き取るという、シリーズでのピーターに起こる大切な人の死が今作にも健在でした。このシーン、最初は呆然として見ていましたが、段々と心がキュッとなってしまうほど寂しい感情が湧いてきました。ピーターが何もかも投げ捨てて逃げるのも仕方がないです。
ただ、ここからが凄い。沈んでいた気分を一気に盛り上がらせてくれたのは歴代スパイダーマンが集結するシーンです。トビーやガーフィールドは出演を否定していましたが、ネッドの突然使えるようになった魔術でピーターを呼びかけると赤と青を基調とした見覚えのあるスパイダーマンが現れて、マスクを脱ぐとガーフィールドがいるというサプライズ!そんなサプライズをもろともしないネッドのお婆ちゃんが蜘蛛の巣を態々取らせるという這う力の贅沢な使い方には感動のあとに爆笑をくれました。そしてまたピーターを呼ぼうとすると今度はトビーが登場。またお婆ちゃんが雑な扱いをしますが、ここで初代スパイダーマンと2代目スパイダーマン、3代目スパイダーマンマンが同じ映像の中に存在するというなんとも豪華な映像に圧倒されました。そしてヴィランたちの治療薬作りに協力するというソニーとマーベルが手を組んでくれて良かったー!と感謝が尽きないです。治療薬作りの途中にもそれぞれの時系列で起こったことをメタ的に話しますし、それぞれ大切な人を亡くしたという共通点も見えてきて、ますます3人の絆が深まっていき、面白いけどどこか感動している不思議な気持ちになりました。ネッドがピーターと呼んだら全員振り返るのもシュールで面白かったです。あとトビースパイダーマンが糸を体から出していて、ガーフィールド、トムホスパイダーマンはその構造を知らないというある種のジェネレーションギャップもコメディとしてなかなか良かったです。
その3人がウェブスイングをしながらそれぞれのヴィランと相対するシーン、シンプルな絵柄ながらとてつもなくカッコよかったです。3人がうまいこと協力できず、連携できないなと悟ったら素早く集まりプランを立て行動に移すというのもテンポが良かったです。戦闘自体もよくぶっ壊される自由の女神名前での戦闘という高低差を活かしたアクションも見ものです。特に素晴らしかったのはガーフィールドスパイダーマンがMJを助けるという、消化不良で終わってしまったシリーズを完璧に救う形にした製作陣の思い切りの良さに感服いたしました。ドック・オクが味方として助ける展開もとても好きです。
トムホスパイダーマンがメイおばさんを殺したグリーンゴブリンを圧倒的なまでに拳で何度も殴打し、殺そうとするという、ある種いきすぎたヒーロー、「スーパー!」を思い出すような恐ろしさ、それと同時にトビースパイダーマン、ガーフィールドスパイダーマンの過ちを繰り返してしまうのかと思いきや、トビースパイダーマン、ガーフィールドスパイダーマンが止めるという、これまた胸熱な展開、涙がちょちょぎれていました。
長いこと蜘蛛の巣に張られていたストレンジがなんとか復活し、魔術を駆使して世界を元に戻そうとしますが、このまま何もしないままだと更なるヴィランたちがやってくる、それを防ぐためにはトムホスパイダーマン、ピーター・パーカーという存在を誰も知らない世界にするという、MJにネッド、ハッピーやストレンジたちがピーターそのものを忘れてしまうという死よりも残酷な世界への選択肢を迫られますが、幾千の戦いを潜り抜けてきたピーターの判断はとても早く自分自身を知らない世界に行くことに、ここでサブタイトルのノー・ウェイ・ホームの伏線を回収していきます。
ストレンジが良き師匠としての風格、そして包み込むように"元気でな"と送り出す姿が本当にカッコいい!先輩スパイダーマンたちにも優しく抱きしめられ、ネッド、そしてMJにそれぞれ別れを告げ、トムホスパイダーマンは旅立っていきます。なんてクールなんだろう、なんて勇ましいんだろう…!
誰もピーター・パーカーを知らない世界、世界を救ったヒーローだけれど暮らしはだいぶ質素なものに、それでもMJに告げた約束、"愛してる"を言いに行くためにMJが働いているカフェにいきますが、そこにはピーターを知らないMJとネッドの姿が。もうこの時点で寂しいったらありゃしないのですが、ここで敢えて何も言わずコーヒーを受け取り、店を立ち去っていく背中には若者とは思えないほどの哀愁がそこにはありました。
そして無線を聞き取り、新たにミシンで縫い上げたマスクを装着し、夜の街を颯爽と駆け抜けていきながら物語は終わります。
もう最高っっっっっっっっでした!拍手が巻き起こるのも納得です!20年近い新たなスパイダーマンの歴史を総ざらいしながらも、トムホスパイダーマンの決定的な成長に繋げ、新章へと向かっていくという後味のいい終わり方。マーベルさん、これはもう最強のエンターテインメントですよ!MCUNo.1といっても過言じゃないです!劇中チョロっとセリフに出ていた黒人のスパイダーマンがいるかもというセリフ、ファルコンがキャプテン・アメリカを継いだように、新たな継承がここから始まっていくと思うとワクワクが止まりません!
ポストクレジット後に、ヴェノムでもエンドロール後に描かれていたようにトムホスパイダーマンの世界にやってきていたエディとヴェノムですが、まだ知らぬ話が多すぎて混乱しており、そして姿が消えていくという本当におまけ的な扱いをしちゃうマーベルは度胸が凄いです。ヴェノムのキャラには合っていましたがなんとも贅沢…。ただシンビオートを置き去りにしているのでまたこれも伏線なのだろうか…?
エンドクレジット後には「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」の予告編が解禁され、ワンダが本格的に関わってきたり、もう1人のストレンジがいるなど意味ありげな予告でますます楽しみになってきました。
149分あっという間です。今年ベスト級の面白さでした。公開されたら即刻2回目観に行きます!次はIMAX、4DX、 Dolby Atoms、もしくは吹き替え版でも!この興奮をもう一度味わいたい!
鑑賞日 12/21
鑑賞方法 シネマイレージ会員限定試写会にて
想像を超えられた ただし予習は必須
「想像しろ、超えてやる」の煽り分の通り、しっかり超えられました。
そして、想像していた通りの部分に関しても、
予想していたにも関わらず、実際にスクリーンで観ると感動で泣いてしまいました。
もう二度と見れないと思っていた彼らのスーツ姿、
まさか共演してくれるとは思ってなかったマット・マードック、
ベンおじさんがいなくなった世界で、例のセリフを言ってくれた大好きなメイおばさん。
大好きな人を傷つけたくなくて、自分のことを隠したピーター、、、、、、
この映画が完成して、演じている3人自身が、1番嬉しかったんではないでしょうか。
他の共演者がいても、トムホピーターはしっかり主人公でいてくれました。さすがです。
今の姿をスタークさんに見せてあげたい…
そして最後、誰にも正体を知られず、1人でひっそり街を守り続けるスパイダーマンになったこともまた、歴代スパイダーマンを思わせました。
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「この騒ぎは、甘い考えだったピーターの自業自得」って意見もありますが、それはまさにその通りです。
でも実はそれも歴代スパイダーマンと共通してるんですよね。恋をしてヒーロー業が疎かになったり、ベンおじさんが殺されて我を忘れて復讐する姿だったり、、、
特に今作のピーターは今までのスパイダーマンより少し幼く、まわりに沢山のヒーローもいたので、より「何とかなる」「助けられる」と浅はかな考えになりやすかったのでは。(それがトムホピーターの優しい良いところでもある!)
今もまだまだ若いヒーローなので、力を身につけて、成功して、失敗して、学んで、の繰り返しなんだと思います。
今後、ヴェノムがスパイダーマンにどういう影響を及ぼすかが楽しみです!
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「喋りすぎ」という意見もありますが、そもそもスパイダーマンは戦闘中でもよく喋るっていう設定なので、、、そういうものだと思ってあげてください~
あとマルチバース使うなというお声もありますが、MARVELコミックではマルチバースがガンガン存在するので、MCUが続くうえで、いずれはマルチバースを導入することは避けられなかったんですよね。ドクターストレンジの映画でもマルチバースの話はでてますし。
今回の映画はスパイダーマン単独作品でもあるが、どうやってMCUにマルチバースを導入するか、というのを、MARVELがよく考えた答えなんだと思います。
ただ、過去作を見ていない方からしたら分からない点が多いのは否定できません。
しかしそれはシリーズ物に必ず付き物なことだと思うので、今作を観て、過去の作品が気になった方はぜひトビスパもガースパも見ていただきたいです!
エンドゲーム以来の満足感
シリーズ随一の傑作、鑑賞後の満足感はエンドゲーム以来
これだけ多くのキャラクターが入り混じり、更にはマルチバースというただでさえややこしい題材にも関わらず、MCU版ピーターを主軸とした骨太で芯の通った展開は見事としか言いようがない。
それでいて全てのキャラに活躍の場を与えるという徹底ぶり(一部カメオ出演的なキャラもいるが)
ファンが見たかったもの、期待していたものを全て叶えてくれたのではないだろうか?
本家ディズニー側で消化不良な作品が続いており、MCUに見切りをつけようかという考えも浮かんではいたのだが、見事に払拭してくれた
もうさ、MCUはSONY主導で進めたらいいんじゃない?
妙にしゃべるに対して
否定的なレビューがありますがスパイダーマンの肝はキャラクターの軽快なトークなので
的外れ、スパイダーマンの事本当に好き?
過去作と同じ?どこが?本当に見た?
スパイダーマンファンの方々アンチレビューは気にせずに
この映画は昔から実写のスパイダーマンに触れて追い続けてるファン、MCUを追ってきたファン
なら間違いない名作です。
MCU、アベンジャーズの作品にスパイダーマンが参戦した時
ファンが想像したり望んだひとつの夢が叶った
今回の映画はスパイダーバースのコミックが出た日からファンなら思い描いて想像した夢を
越える感動があったと思う
ゲストは思ったよりたっぷり出てくれました
これだけは言えるスパイダーマンを好きなら絶対見た方がいい
公開前の否定的なレビューは見てないアンチか
そこまでファンじゃないだけだと思う
なんでそんな状態で試写会行ったの・・・もっと見たいファンの人おったやろ
唯一の不満は飲んだくれの旅行者コンビがただ飲んで忘れ物をしてただかえって言ったところw
お前らなにしにきたw
例のシーンの共感度で感想が分かれそう
過去2シリーズへの敬意がすごい。SONY→MCUでもこんなことが出来るんだという感動がありました。
噂話を逆手にとった会話では笑いが起き、例の伏線回収シーンでは歓声が沸きました。
(日本で観た方に聞いたら、英語のニュアンスがよく分かっていないのか、それとも知らなかったのか、シーンとしていたそうでとても残念です。)
これまでの歴史や期待を共感できるファンに囲まれて観られたことがとても嬉しいです。
ずるい映画だよ
いままでのスパイダーマンという財産をもち
アベンジャーズのMCUという財産ももつ
なんならアイアンマンより恵まれてんぢゃね?
っていうトムホスパイダーマン。
今回はその財産をふんだんに使った
集結ムービーかつ終結ムービー。
楽しかったありがとう。
ネタバレは公開まで……がまん。
ほんとうにスパイダーマンを愛してるならね。
約束だよ。
同窓会(良い意味で)的な作品かも
マトリックス/レザ〜でも思ったけど、同窓会的な要素が多め。
かなり楽しめました!
※サム・ライミ版:1〜3とマーク・ウェブ版1〜2を見てから
本作品を見たほうが良いと本当に思います。
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2度目の鑑賞後です
・ソニーとマーヴェルのトップにありがとうと伝えたい
(実現に際しての権限者)
・トムホさんにはもちろん感謝しかないです
(お願いをしに何度も足を運んだと報道があった)
・ストーリー、登場人物、アクション、CGI、音楽…
ここまで色んな要素に感動(感心)したのは、自分でも
滅多に無いですが…最高でした。本当にありがとう。
※予告編などの事前情報は入れないで、観に行かれることを
オススメします!!
イマイチ
イマイチだった。試写会にて鑑賞したが、不満が残る内容だった。予告はあまり観ないほうがいいと思う。なぜなら、それ以上の事が起きない。
2時間半の長さだ。
詰め込み過ぎて雑味が残る。まず敵が多すぎて、扱いが雑過ぎる。ピーターとストレンジもこんなに馬鹿なのかと疑うくらいおかしな展開がある。あと、とにかく感傷に浸り過ぎて飽きる。
特に気になるのがキャラクターがベラベラ喋り過ぎ。戦う、しょーもない会話、会話、戦うみたいな感じで会話。おかしな会話。必然性もあまりなく、ただの無駄話してると映る。
今作はスパイダーマンの過去作のリメイク感が強く残ってしまった。残念な結果になってしまった。
「全ての運命が集結する」は本当にホントだった!
“シリーズ最高傑作”も、いつもの宣伝文句と思うなかれ。
間違いなくシリーズ最高傑作でした(T-T)
まさかの展開に、客席から歓喜の拍手が沸き起こった!!
コロナを経て、劇場でこの一体感に包まれる幸せ。
トム・ホランド君のシリーズは、これまでのスパイダーマンではあまり描かれなかった高校生らしいワチャワチャしたノリが可愛くて大好き!
なかでも親友ネッドとの息の合ったバディ感が魅力であり、チームワークが要となっていると思います。
そもそも、マーベル・シネマティック・ユニバースのコンセプト自体が、ヒーロー同士が共存する世界で生まれる協力だったり、仲間としてのチームワークだと思うので、ホランド版ピーター・パーカーの個性は欠かせない!
そして、一口に仲間といっても、全員が全く同じ方向を向いている(向かせている)軍隊や組織ではない。
一人一人がそれぞれ異なる価値観や信念のもと集まった仲間なので、時に仲違いや反発もある。
そんな異なる者同士の個性を活かしたチームワークを大きなテーマに据えつつ、更にその延長線上にこれまでの作品達への最大級のリスペクトを繋げてくるとは!!!
どれも違ってみんな良い。
まさに多様性の時代に響く集大成でした。
そしてホランド版スパイダーマンは、ユニバースの他のヒーロー達に比べると若くて未熟な分だけ、誰よりも真っ直ぐ。ここも魅力ですよね〜。
「記憶を消しちゃえ♪」と短絡的な発想もするけど「罪を憎んで人を憎まず」のスタンスが巻き起こす奇跡。
観た人とネタバレアリで話りたくなる。
一回りも二回りも成長したピーター・パーカーに出会えます(T-T)
ウィレム・デフォーの演技の振り幅!
手の動きと表情で、ものすごいパワーを操っている説得力がある。カンバーバッチ様もさすがでした。
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