「マルチバースで大混乱!スパイダーマンに歴史あり!」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
マルチバースで大混乱!スパイダーマンに歴史あり!
いや〜、懐かしい。映画館へ出掛けたのが丁度、今日からまん延防止措置っていう日で・・・明日からは自粛して籠ります、と言い聞かせて出かけました。でも、結構、人が出ていて、みんな危機感持ってないなって思ったのを覚えてます。(自分も人のことは言えませんが)
さて本編ですが、やっぱり何度見ても面白い。
自粛を無視して出掛けた甲斐があったと納得した時から変わってません。期待どおり、いや、それ以上に楽しませてもらい、大満足です。
前2作のチャラチャラした青春真っ只中みたいなのとは、ちょっと違う感じ。勿論、ユーモアに溢れてお笑いのシーンもたくさんあるのですが、本作品は泣けました。
「ホームカミング」のアイアンマン、「ファー・フロム・ホーム」のミステリオみたいに、頼れる師みたいな感じでドクター・ストレンジが出てくるのかと思ったら、ピーターに振り回されて、騒動の根源になっちゃうようなピエロの役どころだったかな。
【ネタバレ】
前作の終わりであんな事になって、どうなるのか?と思ったら、まるっきり続きでしたね。
正体がバレたことで、理不尽な扱いを受けるピーター。ジョナ・ジェイムソンの追随で、増々窮地に陥ってゆく。(このジョナ・ジェイムソン、サム・ライミ版「スパイダーマン」のあの人です。)
それにしても、この作品、よくぞやってくれました!としか言いようがない。感謝、感謝です。 まさにスパイダーマンの集大成でした。
制作会社や大人の事情の壁を乗り越えての協闘で、まさに感動の一言です。
ヴィランの集合だけでなく、3人のスパイダーマン登場にはホンッと驚きました。トビー・マグワイアも、すっかり老けちゃったけど、よく出てくれました。 それぞれのスパイダーマン・シリーズのエピソードも織り混ぜながらの展開に、ニヤリ、ニヤリの連続でした。
ラストもなかなか渋かったです。スパイダーマンは知られているのに、ピーターを知っている人はいない?MJとネッドのくだりは、ちょっと切なかったな。
今後のスパイダーマンは、どうなるんだろう?孤高の戦士として戦ってくのかな?
さて、話は変わりますが、途中で出てきた弁護士みたいな人、デア・デビルですよね!新しい映画、出来るのかな?まぁ、それほど好きってほどでもないですが、ますますマーベルの世界が広がっていくんですかね?