「運命、大いなる力、大いなる責任」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム たかさんさんの映画レビュー(感想・評価)
運命、大いなる力、大いなる責任
「運命を受け入れろ」
スパイダーマン1作目のコピーである。
今作はスパイダーマンというヒーローのテーマがより強調された一作だと思う。
まずは過去作のヴィランをオリジナルキャストで勢揃いさせるという、オタクが寝る前にベッド考えているような夢のような光景。
それに加え、サプライズとして「彼ら」まで登場させてみせた。
ファンなら誰だって期待していただろう。しかし、誰もが心の中で無理だと思っていた。そんな「大人の事情」を魔術でも使ったかのように乗り越えできた。
スパイダーマンのヴィラン達はほとんどがとある不幸により人生が変わってしまったある種「被害者」である。
その彼らに対してピーターは能力を治癒し、人生をやり直させようと試みる。
彼は誰に対しても「親愛なる隣人」なのである。
そして「大いなる力」を持った彼が直面する「大いなる責任」とは?
一連のサプライズに改めて「スパイダーマンを好きで良かった」と思わされた。
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