「日本製スパイダーマンもマルチバースの一つじゃないのか、ソニーさん?」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ぽったさんの映画レビュー(感想・評価)
日本製スパイダーマンもマルチバースの一つじゃないのか、ソニーさん?
クリックして本文を読む
大抵の作品は良くても3.5くらいなのに、これは4.4。私がよく見ているツイートの人も感動したとか書いている。スパイダー映画のくせに何故?という疑問を解決するために見に行った。答えは、ピーター1、ピーター2が出てくるから、だろう。現実のマルチバース的解釈である。
日本製のスパイダーマンもマルチバースの一つとして登場し、巨大ロボも見参てなことになってたら、また、エンディングはザ•スパイダースを使ってたら、シャレがわかるって事で評価5なんだけど。
俳優は、いい顔をしていた。
話は荒唐無稽すぎてつまらない。
ピーターはヴィランたちを「治療」してから元の世界に戻そうとするんだが、研究者でもない、まだ高校生のピーターにそんなことができるのか(MIT 志望であることがしつこく繰り返される)。スターク社の分析装置を使ったようだが、砂人間から二重人格まで何でも分析できるのか。そういう装置が都合よく自宅にあるものなのか(スーツを作って貰っただけではないのか)。治療薬や変換装置はどうやって作ったのか。電気うなぎの水槽に飛び込んで電気人間になるという未開の類似思考の怪物だから「治療」もそういう方向のものなのか。ついでにピーターも自分で自分を「治療」してスパイダーマンの呪縛から逃れれば良かった。そうすれば「大いなる力」に悩むこともなくなる。
この映画に感動した人は何に感動したのか?シリーズの「たたみ方」か?作品自体ではなく作品を媒介に製作者の趣向を汲みとって楽しむというゲームなのか?
コメントする