「ありがとうスパイダーマン!!!」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとうスパイダーマン!!!
池袋のIMAXレーザーで鑑賞、過去作は全て視聴済み。
私が行った回は満席で、日本でもスパイダーマン人気が伝わってきました。
予告編にもあったように、過去のスパイダーマンの悪役が集結しているだけでも嬉しかったです。アクションシーンは勿論、彼らのやり取りは笑いそうなぐらいニヤニヤせずにはいられませんでした。特に、ウィレム・デフォーのグリーンゴブリンは、当時から20年近く経っているにも関わらず、不気味なオーラを漂わせる演技に圧倒され、改めてベテラン俳優は凄いなと感じました。
また、従来のヒーロー映画のように悪者を倒すのではなく、治療をして救おうとするストーリーもよかったです。元のユニバースに戻ったら死ぬ運命を避けるために、全力で行動するトムホピーターの優しさには感情移入せずにはいられませんでした。
そして、何と言っても一番のサプライズは、トビーとアンドリューがポータルから登場したシーンでした。彼らが現れた瞬間に声が出そうなぐらい衝撃を受け、私の周りでも一瞬だけざわつきました。公開前からファンの間で噂になっていましたが、まさか本当に登場しただけでなく、重要なポジションで物語に関わるとは思ってもいませんでした。
それと、個人的に嬉しかったのが、打ち切りになってしまった「アメイジング・スパイダーマン」シリーズが救われたことです。2で中途半端なまま終わってしまい、当時は残念な気持ちでいっぱいでした。しかし、アンドリューピーターが落下するMJ(ミシェル)を救うなどの活躍をし、アメイジングの物語が綺麗にまとめられて安心しました。
ラストでは、ストレンジの呪文によってMJやネッドなど親しみのある人からピーターの記憶が消えてしまいます。頼れる人がいなくなり、孤独になった光景は寂しくなると同時に悲しくもなりました。それでも、一人で自作スーツを着て街を救うために立ち上がる姿は、若者が自立して子供から大人への成長を表現しているように感じました。
長文になりましたが、サプライズありで最後まで飽きることなく楽しめた私の人生No.1映画となりました。
ここまで素晴らしい作品を作ってくれたソニーやマーベルの皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございました!!!