「単なるお祭り映画じゃないのよ!」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム ごーるどとまとさんの映画レビュー(感想・評価)
単なるお祭り映画じゃないのよ!
2回観て数日経ち、ようやく気持ちが少し落ち着いてきてレビューを書く気になりました。
出来ればネタバレは1ミリもしたくない。
だけど感動だけは記しておきたいのでなるべくネタバレせずにレビューします。
とは言えぼかして書いてもやはりあれこれ気づいてしまうかと思いますので折り曲げておきますね。
そしてまだ観てない方は本当に何も情報を入れずに劇場へ行っていただきたいです。
前作のラストでピーターがスパイダーマンってバレちゃって、えーーーこの後どうすんのよぉ!?って心配してたのですが、今作は身バレしてピーターもお友達も大変な状況になっているところからスタート。そこからドクター・ストレンジに助けを求めて…ってお話だけどドクター・ストレンジを出すことによってその後の展開がナチュラルになってるしとにかく物語として完璧と言っていいのでは。
私は公表されているキャストさえ確認せずに観たのでこれまでのヴィランが出てきた時点で驚き、グリーン・ゴブリン役ウィレム・デフォー登場で(えーーーウソでしょーーー)と大興奮!
デフォー様キターー!!!でした。
そうなんです、スパイダーマンはやっぱり最初の、サム・ライミ版が一番好きだったんです。マーク・ウェブ版のアメージングはコレジャナイ感はあるもののなじもうと思ってたのにあっけなく2作で終わっちゃって。そしてジョン・ワッツ版はMCUという前提があるのでやはり別物で。トムホにちょっとモヤっとしたり。
でもそれらは全てこの「ノー・ウェイ・ホーム」のためだったのかな、と思えるほど見事な着地を見せてくれました!これまでのモヤモヤは全部ぶっ飛びました。
皆さんそれぞれにスパイダーマンの歴史があるでしょうがこの最終章がそれぞれの思いを全て昇華してくれた、とまで言えば言い過ぎでしょうか。
鑑賞1度目は驚きと興奮が強くて(ありがとうマーベル)って感謝の気持ちでいっぱいに。
2度目は少し冷静に観れたので台詞の細かいところがよくわかって(これはあれに繋がってたのね)と気づけました。わかる人にはクスッと笑える台詞が多かったですね。
トムホの成長もピーター・パーカーとしての成長物語としても素晴らしいあのラスト。。
ずーっと映画ファンで良かった。
映画を観続けてきて良かった。
これは映画ファンへのとっても贅沢なご褒美ですね。
ただね、これ単体としてはどうなのかなと。
これまでの作品をあまり観てきていない人にとってはそこまで感動はないのかも。
いや十分面白いのでしょうけど最高傑作、とまではいかないのかなぁと。そこがマイナス0.5点要素です。
でも
もう一度言います。
これは映画ファンへの贅沢なとっておきのご褒美なのです!
心からありがとう、と言えます。
出来ればもう二度とスパイダーマンのリブートはしてほしくないなぁ。
あーーー観た人と思いっきりネタバレ含めて語り合いたいわぁ!!