「全てのスパイディ作品に愛を与える映画」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム takaさんの映画レビュー(感想・評価)
全てのスパイディ作品に愛を与える映画
クリックして本文を読む
多分この映画を評価するならば
ネタバレ禁止を前提にしないといけないのではと思う。
サムライミ版、マークウェブ版共に
MCUシリーズ、ヴェノムシリーズなど
全てを総括して初めて真に理解できる映画。
物語はファーフロムホームのラスト。
正体をバラされた直後から開始。
それがきっかけにスパイダーマンと知る
MJやネッドもマスコミの標的に。
タイミングも悪く彼等が進学する直前だったため
ミステリオを信奉するスパイダーマンは悪だという世論のため、進学を三人とも見送られる。
絶望したピーターはドクター・ストレンジに
人々にスパイダーマンとしての記憶の消去を依頼するが…
アベンジャーズエンドゲームがMCUをすべて観た人へのご褒美だとしたら
この映画はスパイダーマンシリーズを観た人へのご褒美と救いを与える作品。
4作目を作りたかったサムライミ版や
くしくも2作品で打ち止めされたアメイジングシリーズに対しての救済も含まれる。
何より嬉しいのがヴィランふくめメインキャストがしっかりそのままの役者で演じてくれてるところ。
この作品を見て何よりも最近観た
「マトリックス・レザレクション」を思い出さずにいられるだろうか。
そしてラストはなによりも「バタフライエフェクト」を思い出す。
ヒーローでいる苦悩。
自分の味方でいる知人は敵に狙われる。
サムライミ版2作目においてもピーターはMJと距離を取ろうとしたあの風景を思い出す。
トムホ版スパイダーマンも4作目、あるいは
「レザレクション」的な救いを与えてあげてほしい。
エレクトロに「どこかに黒いスパイダーマンもいるはず」というのは次作への伏線ってことでいいんですよね?
コメントする