「面白かった」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム SP_Hitoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
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ヴィラン大集合、スパイダーマン大集合には子供っぽく興奮してしまった。今までバラバラのものと認識してたものがつながる喜びと興奮って、やっぱ子供心からくるものだと思う。ガンダムにおけるターンA、仮面ライダーにおけるディケイド、というところか。
こういう、「実はつながってましたー」って話は、東映のヒーロー大集合お祭り映画みたいに雑に処理しちゃうと子供だましになっちゃうのだけど、今作は脚本が非常にちゃんとしてるので、単なるお祭り企画ではなく、それぞれのスパイダーマンがちゃんとそれぞれの物語の続きになっていて、大変に良かった。
今のスパイダーマンはアベンジャーズやアイアンマンの脇役キャラみたいな感じで始まった印象があるので、なんとなく単体のヒーローではないような物足りなさがあったけど、今回の展開で設定がリセットされて、本来のスパイダーマンになったように思う。
ただ、マルチバースの設定はあまりになんでもできてしまって便利すぎるので、ここまでやりたい放題するのは今作で終わりにした方がいいんではないか…。
たおすべき敵を無理やりひねりだすために、作り手の都合でマルチバースの設定を使ってるのがここまであからさまだと、ちょっと冷める。今回も主人公側の失態で敵を作り出してしまったわけだし、どうも次作のドクターストレンジもそうなるような終わり方だったし。
次作はマルチバースやアベンジャーズがらみの壮大な敵を相手にするんじゃなくて、街レベルの素朴な物語でのスパイダーマンを観たいな…。次作がそうなるといいな。
そういえば、絶対不可能だろうけど、東映スパイダーマンが出てきたらめっちゃ面白いな、などと妄想してしまった…。
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