「トム・ホランドのスパイダーマンは最高だった」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム コショワイさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5トム・ホランドのスパイダーマンは最高だった

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

興奮

1 トム・ホランドが主役のスパイダーマンシリーズの3作目にして、新旧シリーズの敵役との壮絶な闘いを描く娯楽作。
2 敵役が沢山出て来たが、サム・ライミ版のシリーズを昔TVで見た程度なので、各敵役の来歴などをわからないまま見ていた。旧作を見ていればもっと楽しかったかもと思った。
 全体のプロットは単純で、ある理由からかつてのスパイダーマンの敵役が主人公の前に出てきて闘うが、心優しい主人公は仲間と協力しながら彼らを生きたまま元の場所に戻そうとする話。
 アクションシ−ンは、CGを存分に活かしアメコミの世界の映像化のようでド肝が抜かれた。
3 ドラマ部分はきちんと作られていたと思う。主人公が進学にやきもきしたり、仲間への思いやりや彼女との恋愛、叔母との絆などが描かれていた。一つの作品の中にアクションの動とドラマの静がありメリハリがあった。また、主人公は真面目な性格で、特殊な能力を持つと責任が伴うと自覚し、悩んだり、悲嘆するなど血の通ったヒ−ロであった。
4 主人公を演じたトム・ホランドは、細マッチョの体型と童顔の顔つきが見栄え良く、強さと繊細さを体現し印象を残した。身のこなしや劇中のスパイダーマンのあのポ−ジングがとても格好良かった。

コショワイ