「独りよがりの正義」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
独りよがりの正義
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アメージングスパイダーマンが好きだった。
というよりヒロインが。
あの最期にはあまりの想定外の事態に呆然とし、大きな喪失感が残った。
今回予告編でそれを彷彿とさせるシーンがあったので、
その結末を大いなる期待と不安を持って待った。
結果は期待以上!
よもやのアメージングスパイダーマンの登場、そして助けた時のあの表情、
今思い出して書きながら泣いている。
また、この類のラスト。
個人的には好き。
シチュエーションは全く違うが、
時をかける少女featuring 原田知世のラストを思い出し胸が疼く。
但し、そこまでの過程にはイライラし通し。
相変わらず甘ちゃんのガキでドクターストレンジに多大な迷惑をかけただけでは飽き足らず、
おば譲り?の独りよがりの正義を振り翳して状況をさらに悪化させる。
叔母の死は自業自得としても、無関係な人々の損害は計り知れない。
もうウンザリだ。
そういう観点では、このシリーズに対しての喪失感はさほどない。
有終完美といったところか。
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