「メイおばさんのいい女ぶりに終始ウットリする映画」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
メイおばさんのいい女ぶりに終始ウットリする映画
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これぞファンが求めていた皆が観たかったスパイダーマンを限りなく100%に近い形で作られた映画ではないだろーか。
サムライミ版やアメイジング版の悪役やピーターパーカーまでもが出るってだけでも凄すぎるサプライズなのに、それぞれのスパイダーマンのストーリーにしっかり決着をつけていたあたりはもうお見事としか言いようがない。
さらにはトムホランド版ピーターも自らの大いなる責任に落とし前をつけ、そして全てを受け入れるエンディングでの切なすぎるトムホランドピーターの成長ぶりにも胸が熱くならざるをえない。
そんな物語が展開される後半は常に感情を揺さぶられっぱなしだった。そしてエンドクレジット後、ダメ押しのワンダの登場には声が出そうになった。
とにかくスパイダーマン単体でまるでアベンジャーズを観てるかのような感覚になってしまうほどのモチベーションの高さは、こんなにすげ〜ものを作ってしまったら今後どんだけレベルの高い作品を作らなくてはならないか心配してしまう程だ。
そして映画としてはいよいよ具体的にマルチバースの世界に足を踏み入れたわけで、その世界観やビジュアルもかなりワクワクさせるものだった。
本当に非の打ち所がない完璧に近い映画ってなかなか無いものだが、なんかそのレベルのものを観た気がした。いや観たんだと思う。
ソニーマーベルが本気で作ったスパイダーマンの映画と言えよう。
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