「想像を超えられた ただし予習は必須」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム あべこさんの映画レビュー(感想・評価)
想像を超えられた ただし予習は必須
「想像しろ、超えてやる」の煽り分の通り、しっかり超えられました。
そして、想像していた通りの部分に関しても、
予想していたにも関わらず、実際にスクリーンで観ると感動で泣いてしまいました。
もう二度と見れないと思っていた彼らのスーツ姿、
まさか共演してくれるとは思ってなかったマット・マードック、
ベンおじさんがいなくなった世界で、例のセリフを言ってくれた大好きなメイおばさん。
大好きな人を傷つけたくなくて、自分のことを隠したピーター、、、、、、
この映画が完成して、演じている3人自身が、1番嬉しかったんではないでしょうか。
他の共演者がいても、トムホピーターはしっかり主人公でいてくれました。さすがです。
今の姿をスタークさんに見せてあげたい…
そして最後、誰にも正体を知られず、1人でひっそり街を守り続けるスパイダーマンになったこともまた、歴代スパイダーマンを思わせました。
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「この騒ぎは、甘い考えだったピーターの自業自得」って意見もありますが、それはまさにその通りです。
でも実はそれも歴代スパイダーマンと共通してるんですよね。恋をしてヒーロー業が疎かになったり、ベンおじさんが殺されて我を忘れて復讐する姿だったり、、、
特に今作のピーターは今までのスパイダーマンより少し幼く、まわりに沢山のヒーローもいたので、より「何とかなる」「助けられる」と浅はかな考えになりやすかったのでは。(それがトムホピーターの優しい良いところでもある!)
今もまだまだ若いヒーローなので、力を身につけて、成功して、失敗して、学んで、の繰り返しなんだと思います。
今後、ヴェノムがスパイダーマンにどういう影響を及ぼすかが楽しみです!
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「喋りすぎ」という意見もありますが、そもそもスパイダーマンは戦闘中でもよく喋るっていう設定なので、、、そういうものだと思ってあげてください~
あとマルチバース使うなというお声もありますが、MARVELコミックではマルチバースがガンガン存在するので、MCUが続くうえで、いずれはマルチバースを導入することは避けられなかったんですよね。ドクターストレンジの映画でもマルチバースの話はでてますし。
今回の映画はスパイダーマン単独作品でもあるが、どうやってMCUにマルチバースを導入するか、というのを、MARVELがよく考えた答えなんだと思います。
ただ、過去作を見ていない方からしたら分からない点が多いのは否定できません。
しかしそれはシリーズ物に必ず付き物なことだと思うので、今作を観て、過去の作品が気になった方はぜひトビスパもガースパも見ていただきたいです!