「運命集結…トムホ・スパイディ最終章?」スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
運命集結…トムホ・スパイディ最終章?
マーベル・シネマティック・ユニバース第27作。
スパイダーマン・シリーズ(MCU版)第3作。
通常スクリーンで鑑賞(吹替)。
原作コミックは未読です。
大いなる力には大いなる責任が伴う。スパイダーマン最大のテーマと言えばこれに尽きますが、本作ほどその意味、その重みを痛感させられるスパイダーマン映画は無かったはず。
三部作のフィナーレに相応しいストーリー展開で、アクションはもちろんのこと、人間ドラマも深みがあり、ピーター・パーカーのヒーローとしての選択に涙がこぼれました。
夢にまで見た景色がスクリーンに広がりました。大方予想していましたが実際に観ると壮観。観客のどよめきがすごかったです。私も思わず「すご!」って言っちゃいました。
特に感動したのはMJ落下シーン。明らかに「アメスパ2」のオマージュで、同作の絶望を連想し今度こそと祈らずにいられませんでした。用意されていた「救い」に一瞬で落涙。
これを実写映画で実現させたのは本当にすごい。MCUのスパイダーマンの集大成だけでなく、これまでのスパイダーマン映画に敬意を込め、MCUならではの自然な形で総括した本作は最高のイベントであると共に、シリーズ物の新しい形として映画史に刻まれるのではないかなと思いました。
トムホ・スパイディの決断によってサブタイトルの意味が分かりました。苦しみを乗り越え親愛なる隣人の道を歩む。あの笑顔、そしてラストのスイングが堪らなく沁みました。
~2022年映画館初め~
[以降の鑑賞記録]
2022/04/16:Amazon Prime Video(レンタル,吹替)
2023/11/10:金曜ロードショー(地上波初放送)
※修正(2023/11/10)