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映画レビュー
人間のときの記憶がない天人ソファ。頭の中に消しゴムが入ってたのかもしれない(キム・テヒがソン・イェジンに似てるから・・・)
日本の死後49日間の中陰を韓国では中天と言うらしい。その死んだ人の霊魂が集まる世界になぜか迷い込んでしまったイ・グァク(チョン・ウソン)。亡くしてしまった最愛の女性が天人ソファと名乗っていたのでビックリ。そして、その中天に反乱を起こすグループは、かつてイ・グァクも入っていた処容隊のメンバーだったのだ。もうこの時点で頭が混乱すること必至だ。
時代は新羅の統一後、王族・貴族が乱れきっていた頃のお話。その腐敗した富裕層を倒すべく活動していたのが処容隊・・・本来は退魔師パン・チュ(ホ・ジュノ)が指導し、魔術や武術で悪霊を追い払う隊なのだ。彼らは貴族たちに滅ぼされ、イ・グァクだけが生き残った。彼はおたずね者にされ、悪霊(LOTRのオークみたいな奴ら)を退治したのに村人に襲われるのです。で、なぜか中天へ・・・あらすじ書くだけでもしんどい・・・
天人たちと反乱軍(といっても霊魂なんだから)との争いの中へ、イ・グァクが間に入ってしまう。天人ソファは記憶のない元恋人、反乱軍は元仲間。もちろんクァクは恋人を守るのだけど、人間界に戻ることとか、世の中を良くしようなんてことはすっかり忘れ去っているようでした。彼女と同じ天人になるには記憶を全部無くしてしまうし、彼女を助けることだけが目的なのか・・・しかも「世の中を変える」という処容隊の目的も伝わってこない。「生まれ変わったら一緒になろう」という愛のテーマはあるにしても、彼ら2人はそんな未来のことまで考えてなかったようだし・・・
ワイヤーアクションもそれほど目新しいものはなく、ワダエミの衣装も新鮮さを感じない。だけど、中天の世界観(建物のCGが凄い)や中天に広がる大自然(オール中国ロケらしい)がファンタジックに描かれ、この映像美にうっとりさせられるのです。が、結局、ストーリーの曖昧さによって眠くなるだけでした。そして、登場人物が死んでるのか死んでないのかわからないし、ここで殺されたら一体どこへ行くのやら・・・
ゲームの実写版みたいな映画
「大ボスを倒し姫を助けて世界を救う」というゲームの実写版みたい。
大ボスにたどり着くまでに何人かの敵がそれぞれの技とアイテムを駆使して出てくる。
アクションシーンがCGなのでゲームの中の世界って感じがするんでしょうね。
映画のストーリーとは関係ないけど、チョン・ウソンとキム・テヒがとにかく美しくCGなのではないかと思うほどでうっとりしました。
好みは分かれるかもしれないけど、私は好きなジャンルの映画です。
好みは分かれるかもしれないけど、私は好きなジャンル