鳩の撃退法のレビュー・感想・評価
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考察させたがり映画
天才小説家の津田が自分が富山で体験した不思議な出来事を小説にし始めると同時に、その事件が現在進行形で展開されるサスペンス。
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疾走したある家族、津田が手にするニセ札、裏社会の"ある人物"などなど色んな出来事が繋がっていって、最初からミスリードだったり伏線が張ってある。やりたいことはわかるけど、あまりにもそこに重点を置きすぎて製作者側の「さぁ!考察してください!」っていうドヤ顔がチラチラ見える。
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最初から謎ばっかり強調されても、登場人物の描写が甘いと全部どうでも良くなる。主人公の津田に関しても、本当は全てを把握しているのか本当に振り回されている男なのか、どういう人格の人なのか最後まで定まらないせいですごく見づらい。
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この定まらなさもミスリードのつもりなのかもしれないけど、まずは主人公の目線に立たせてくれないと、その人が振り回される話なんてどうでも良くなる。
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他にも秀吉や裏社会の"あの人"、決して役者さんは悪くないのに、キャラに魅力がない。特に裏社会のドンは、全ての行動の動機が謎。何か悪いことしていてみんなが怯えてるって設定だけでは、見てるこっちの恐怖感は煽られないな。
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そして何より、そこまでドヤ顔で謎を演出していて、かつ、メタ構造まで使って結末それだけ?ってなる。それもおそらく、真相が登場人物の関係性や心情に関わるものだったから。原作は上下巻ある長編なので、かなり削ったのだろうけど、こういう色んな人が出てきて色んな出来事が絡むミステリーものは、人物描写が甘いとダメなんだってよく分かった。
複雑な割には…
終盤に全てのコマがシュルシュルと
カラスはゴミを漁り鳩を散らす
頭の体操ができる、でも伏線完全回収は不可能映画
全てはラストの伏線回収のために、ストーリが構築されているかのよう。かと言って、怒涛の種明かしが終わっても、物語が完璧にクリアになったわけではない。あとは観た者の解釈に任す体で、煙にまかれる。
まんまと作者の巧妙な策に踊らされて、少々悔しいのですが、久しぶりに頭の回転数をあげました。
原作は未読だからかもしれません。
フィクションとノンフィクション、過去と今を行ったり来たり。登場人物の多さがさらにかき回し、真実は何処に?
太鳳ちゃんがそれを確かめるために富山に行って、床屋や本屋は実在したけど、人物には会ってない。リリーさんがただの床屋のおじさんで終わる筈ないし、あの不穏な雰囲気だし…本屋のミッキーさんは何故彼に遺産をあげる気になったの…そもそも二人は実在したの?倉田が偽札作っていたのは、あのネバーランドみたいなとこ?いや、あの訳知り顔の社長かな?顔ぐちゃぐちゃにされたお兄さんは、身代わりでダムに沈められる為?などなど、全部の答えは映画の中には無いのです(^◇^;)
全ては小説家の妄想だった、ってこともあり得る?
「鳩の撃退法」というしっくりこないタイトルも、思わせぶりですね。
独特の雰囲気
予告見て面白そうだったから観に行ったけど、思ってたのとはちょっと違...
こねくりすぎ・・・かと
カルテットはウサン臭い
ジェットコースターサスペンスムービー?
面白いけど、面白くない。
超インパクトのある台詞を期待してしまう^^;
久々auマンデー1本目は・・・
最近は、モノマネ芸人へのネタ提供的な台詞が多い藤原竜也主演『鳩の撃退法』
直木賞受賞した過去のある作家の新作は、フィクションなのかノンフィクションなのか!?
現実なのか小説の描写なのか困惑する編集者を土屋太鳳ちゃんが演じるのですが、小説を元に検証していくと・・・
いやぁ〜次々出てくる役者さんたちも豪華で、シリアスな中にも笑いもありで面白かったですが、そこまで偶然は重なるのかw
裏社会にも政治や医者の世界にも表には出て来ないドンっているんでしょうね。
ドラマスペシャル的でもって感じもしますが、CM入ると話に集中出来ないと思うので、劇場かVODがいいと思います。
ただ今回は、過去作のように超インパクトのあるお約束的な強烈なセリフは無かったです。
鳩の撃退法…?
TMIです
もう一度みると発見ありそう・・・と思わせる手法ではありますが
登場人物が多く、表と裏、昼と夜、現実と創作、時間の前後を混ぜこぜにすることで理解が追い付かないので、あとで考え返さないと構造が見えてこなくて見るものを翻弄します。
(喫茶店の店員とデリヘル嬢の見分けも付かない自分では序盤の誰が誰に何を貸した返したのやりとりだけでバッファ切れでした。)
恐らく本で読むとそういうところが面白いのかもしれませんが一発勝負の映画館では途中で見返せませんので難しいですね。
生存本能に訴える謎解きの誘導のようなものがあればモチベーションが続いたかと思いますが、グランドストーリーの把握にだいぶ時間がかかるので途中で飽きてしましました。
意味が分かると怖い話を観るぐらい緊張感をもって観ないとダメだったのかもしれません。
ピーターパンを読みたくなること間違いなし。
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