鳩の撃退法のレビュー・感想・評価
全241件中、141~160件目を表示
終盤に全てのコマがシュルシュルと
中盤まで、繋がってはいるコマがバラ置きされていて、終盤のとあるところで一気にシュルシュルと巻かれカチッとはまり、そう言う事か!!になります。
藤原竜也さんは安定の抜群の演技力で、豊川悦司さんの眼力とオーラは半端なく、駿河太郎さんや浜野謙太さん岩松了さんは魅力的で、濱田岳さんがあまりにもちょっぴりだけどビックリするほど印象的。
ディズニーを語っている時の目とは全く違う目をした風間俊介さんも見られます。
カラスはゴミを漁り鳩を散らす
カイジ系ダメ男。それでもカイジは光ものがあったから応援も出来るし熱くなったものだが、この子ホントにダメ(苦笑)。
物語の為に作られた主人公って、やっぱり苦手。違和感あるぐらいに間抜けだったり、無鉄砲だったりするのが何ともね。それでもテンプレダメ男な藤原くんを筆頭に、芸達者な面々が嬉々として演じている分観ていられたかな。
ストーリーの方も秀吉サイドを軸にして展開したら、もっとミステリーが強くなったかなぁ、なんて。コメディともミステリーともつかない、珍妙なモノを観た気分でした。主人公が必要以上にバカな事を除けば、嫌いではないけども。
頭の体操ができる、でも伏線完全回収は不可能映画
全てはラストの伏線回収のために、ストーリが構築されているかのよう。かと言って、怒涛の種明かしが終わっても、物語が完璧にクリアになったわけではない。あとは観た者の解釈に任す体で、煙にまかれる。
まんまと作者の巧妙な策に踊らされて、少々悔しいのですが、久しぶりに頭の回転数をあげました。
原作は未読だからかもしれません。
フィクションとノンフィクション、過去と今を行ったり来たり。登場人物の多さがさらにかき回し、真実は何処に?
太鳳ちゃんがそれを確かめるために富山に行って、床屋や本屋は実在したけど、人物には会ってない。リリーさんがただの床屋のおじさんで終わる筈ないし、あの不穏な雰囲気だし…本屋のミッキーさんは何故彼に遺産をあげる気になったの…そもそも二人は実在したの?倉田が偽札作っていたのは、あのネバーランドみたいなとこ?いや、あの訳知り顔の社長かな?顔ぐちゃぐちゃにされたお兄さんは、身代わりでダムに沈められる為?などなど、全部の答えは映画の中には無いのです(^◇^;)
全ては小説家の妄想だった、ってこともあり得る?
「鳩の撃退法」というしっくりこないタイトルも、思わせぶりですね。
独特の雰囲気
1回目、予備知識なしに観たら、
登場人物の名前が次々と出る、偽名もある、
時系列をあえて散りばめる、
髪型が変わる、で頭の整理が少し追いつかず。
唯一、最後の方で筋道が見えた。
内容が気になりもう一度映画館で観直すと、
あぁ、なるほどねと。
面白い映画でした。
予告見て面白そうだったから観に行ったけど、思ってたのとはちょっと違...
予告見て面白そうだったから観に行ったけど、思ってたのとはちょっと違ったかな。最初、人の名前が覚えられなくて戸惑ったけど、最後にはなんとかなった。
伏線回収はそこそこ楽しめたけど、タイトル回収がよく分からなかった。何で「撃退法」?原作読んだらわかるのかもしれないなと思ったけど、疲れそう。
こねくりすぎ・・・かと
作者(脚本家?)が、「ここまで複雑につなげたぞ」と、しただけのように思えてしまいました。各出演関係者自身、この作品における理解と納得感があったのかなあと疑問です。 いわく経歴ある小説家が変貌する様と人間性を、もっと映画ならではのスケールと表現技術の素晴らしさで表現していただきたい・・・というのがワタクシの期待です。
カルテットはウサン臭い
鳩の撃退法というタイトルからして意味不明だが、オチが弱く、ナニがオチなのかも分からなくってレビュー書き泣かせの映画。
女優陣も数は多いが、土屋太鳳が編集者という本来キーキャスト的ポジションなのだが、刺身のツマ程度にしか使われず、少々佐津川愛美が頑張っているくらい。
ストーリーも中盤までには、ある程度展開が読めて最近では珍しく寝そうになった。
ただ、トヨエツ、リリー、カーチス、岩松了のカルテットはいつも通りウサン臭さを維持していた。
ジェットコースターサスペンスムービー?
現実、小説が行き来して、観ているこっちもどっちの話し?みたいな混乱しながら観ていく感じで面白かったです。スピードはめちゃくちゃあるので、あっという間に物語終わった感じで、ネットリとしたサスペンス好きな人は物足りないかもしれないけど。キャストも良い配役だったと思いますね!
面白いけど、面白くない。
星3は少し辛口なのかもしれません。
面白いと感じはします。
でも、面白くないと思いました。
締めくくりがイマイチなのかな?
でもストーリー的にあれが最善なのかもとも思います。
評価は難しいのかもしれませんね。
微妙、という言葉がしっくりくるのかもしれませんね。
面白いと感じますし、現在と過去を行ったり来たりするのも良いです。
でも、何か足りない。イマイチなんです。
だから、面白いけど、面白くない、です。
役者は素晴らしいです。
脚本なんですかね?
辛口なのかな。。。
超インパクトのある台詞を期待してしまう^^;
久々auマンデー1本目は・・・
最近は、モノマネ芸人へのネタ提供的な台詞が多い藤原竜也主演『鳩の撃退法』
直木賞受賞した過去のある作家の新作は、フィクションなのかノンフィクションなのか!?
現実なのか小説の描写なのか困惑する編集者を土屋太鳳ちゃんが演じるのですが、小説を元に検証していくと・・・
いやぁ〜次々出てくる役者さんたちも豪華で、シリアスな中にも笑いもありで面白かったですが、そこまで偶然は重なるのかw
裏社会にも政治や医者の世界にも表には出て来ないドンっているんでしょうね。
ドラマスペシャル的でもって感じもしますが、CM入ると話に集中出来ないと思うので、劇場かVODがいいと思います。
ただ今回は、過去作のように超インパクトのあるお約束的な強烈なセリフは無かったです。
鳩の撃退法…?
原作の書評欄では「だらだらと書かれた時間泥棒」とか、「自己陶酔した作者による自慰行為」とか、散々に酷評されていたのであまり期待せず、それなりに覚悟して鑑賞しました。
結果、自分的には意外と好きな作品。KIRINJIのアレンジによる陽水の「氷の世界」も効果的に使われていて、ひとつの映像作品としてエンドロールまで飽きずに鑑賞できました。
それより自分は、「鳩の撃退法」という、奇妙で不思議に心引かれるタイトルが気になり、その真意を探りたかったのですが、(幸福の破壊という意味だとか、偽札の撃退法、とか、様々な分析がありますが)、残念ながら観賞後の今でも私にはうまく理解できておりません。そこだけ残念です。
TMIです
もう一度みると発見ありそう・・・と思わせる手法ではありますが
登場人物が多く、表と裏、昼と夜、現実と創作、時間の前後を混ぜこぜにすることで理解が追い付かないので、あとで考え返さないと構造が見えてこなくて見るものを翻弄します。
(喫茶店の店員とデリヘル嬢の見分けも付かない自分では序盤の誰が誰に何を貸した返したのやりとりだけでバッファ切れでした。)
恐らく本で読むとそういうところが面白いのかもしれませんが一発勝負の映画館では途中で見返せませんので難しいですね。
生存本能に訴える謎解きの誘導のようなものがあればモチベーションが続いたかと思いますが、グランドストーリーの把握にだいぶ時間がかかるので途中で飽きてしましました。
意味が分かると怖い話を観るぐらい緊張感をもって観ないとダメだったのかもしれません。
ピーターパンを読みたくなること間違いなし。
嘘(津田の小説)とホントが入り混じる謎解きエンターテイメント。面白かったです。
まずやっぱり藤原竜也は良いですね。演技力は勿論、彼独自の魅力があって。藤原竜也好きならこの映画を見て損はしないと思います。
見終わった瞬間はわけわかんない映画だと思いますが、自分なりに映画の内容を考えていくとなかなか楽しい映画です。是非ご覧ください。
それすらも虚構 なのでは?
小説家である主人公が自らを主人公とした小説を描くことで、登場人物でありながらストリーテラーの役割をこなしていく
この構造によって何が事実で何が小説の中のフィクションなのかが曖昧になり、虚実入り乱れた展開へ突入していく
劇中の出来事を素直に受け取れば鳩が籠から飛び出した、即ち偽札が流出したことから巻き起こるすったもんだ ということにはなるんだろうと思うけど、果たしてそれすら事実なのか
劇中では編集者との会話を基点として小説と現実が区別されていたものの、そもそもその編集者との会話すら小説の中の話 なのではと勘ぐってしまう
小説家なら起こってはならなかったことを起こらなかったことにでき、起こらなかったことを起こったことにも出来る
少し突飛な発想にも思えるものの、こういった言葉こそ作品全体を物語っているようにも思え、そういった考えを巡らせることもまたワクワクする作品だった
あとは特にキャリーの中身が辿る導線
この部分を巡る点と点が繋がり合う展開は非常にスピーディーかつ群像劇的な面白さがあり、なるほどど合点の行く流れが作品全体のテンポ感と絡み合う糸が解けていくような気持ちよさを押し上げていた
偽札の存在理由や目的などモヤっとする点はあるものの、あくまで偽札の背景ではなく存在するそのものを巡る話だとすれば正にTooMuchInfomation
そこを取り上げるのは冗長だってことになるのかな とも考えている
全241件中、141~160件目を表示