「原題は「カラスの卵」。こっちの方がしっくりくる。」ピザ! キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
原題は「カラスの卵」。こっちの方がしっくりくる。
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インド、チェンナイのスラムに住む兄弟。石炭のくずを拾いながら生活費を稼いでいるが、近くにピザ店ができてなんとかして食べようと画策する。
町の大人相手にちょっとした手伝いをしておこずかい稼ぎしたりも。
父親は罪は不明だが留置場、祖母は途中で亡くなり、大変な状況に。
そんななか、ピザは食べれるのか、という話。
インドの急に踊りが入ることはなかった。こういうのもインド映画なのか。
スラムの問題を軽快かつサラッと取り上げ、重くならないようにしつつも、貧富への差別を無くそうという思いが込められているのが伝わる。
ピザ店は実際にはインドだと富裕層しか入れないだろうが、お金さえあれば誰でも食べられる、というのが後半の流れ。
最後のオチも想像はできたが、そこが問題ではなく、スラムの問題を扱いながらも、クレイジージャーニーのような物騒な事件は起こらず、貧しいながらも幸福度は高い作品になっている。
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