「明大卒としては刺さりすぎる。「恋愛」と「学生からの社会人の葛藤」のどちらも深い。」明け方の若者たち みのりさんの映画レビュー(感想・評価)
明大卒としては刺さりすぎる。「恋愛」と「学生からの社会人の葛藤」のどちらも深い。
最初のシーンは明大前の居酒屋から始まる。設定は明大の4年生。本当に明大生がよく行く居酒屋であり、ここで自分と重ねてしまった明大卒は少なくないはず…。
黒島結菜さん演じる「彼女」はいい意味であざとく、天真爛漫で、まっすぐに見つめてくる、本当に魅力的な人物で、見る人誰もが一目惚れしてしまうことに共感してしまうだろう。
あんなあざとい誘い方ありますか…?お酒のチョイスがハイボールというところもまたGOOD。私も缶のハイボール飲める女になろう。
2回目のデートは下北沢。これもまたビレバンからの演劇からの餃子の王将という大学生らしい、重ねたくなるデート…。目覚ましのエイリアンもよかったですね…。
黒島さんの服装も古着っぽくて、とってもかわいい。時系列ずれますが、超ネタバレですが、お別れをするときの服装、清楚系でしたね、本当は古着が好きだったりするのかな…?
配属される前の夢を語る感じ、そして配属された後の現実はつまらないながらも同期同士でアイデア語り合うシーン、数年後に夢を語れるのもまた若さだねっていうのも、またリアル。「彼女」の方からそういえば仕事辛いって話出てこなかったな…。
原作も大好きな私からすると、2点。1点目、なんでラブホのスイートルームにしなかったの…?!あのシーンのはしゃぎっぷりが大好きだからあそこのシーンみたかったのになぁぁぁ。枕投げはしてくれてよかったけど…。
2点目、最後のミカさんに彼女のことお話しするシーン。あそこはどう表現するんだろうなぁと思ってたけど、まぁ原作通りではあったものの、もっと感情の強い揺れ、見たかったなぁ…。原作はあそこが本当に号泣したシーンだからこそ…。
でも総じて原作そのままの雰囲気で、曲もマカエンで最強にあっていた。ヤングアダルトはこの映画のためにできたのか?!ってくらい笑ハッピーエンドへの期待はは、曲としてとても好き。斬新だなぁと思いました。
原作また読みたいなという感想。映画もまた5年ごくらいに見たいな笑