「明け方と夜明けの狭間で。」明け方の若者たち はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
明け方と夜明けの狭間で。
もうすぐ社会人になる僕と、飲み会で知り合った少し年上の彼女。公園のベンチから始まる恋の行方を数年に渡って追ってゆきます。
決して特別ではない名もなき2人を北村匠海と黒島結菜が好演。ただ2人の間に時折流れるふとした違和感。中盤でその正体が明らかになります。正直この展開は予想だにしませんでした。完全に不意打ちです。もう1回観て色々確認したくなります。
監督の好みなのか挿入歌のチョイスが最高でした。バンドがお好きなんですね。ちなみにあえてあげるならRADは2枚目です。
自分は勝ち組だと高々と豪語してたやつが数年経ったらあやしい商売の勧誘に忙しい。人生って思うようにいかないことばかり。それでも明け方の空。薄暗がりからそっと夜が明ける。たまに感傷的なったりするけど、僕にこの先素敵な出会いがありますように。そう思えるラストシーン。ジーンとしました。
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