「甘口カレーか!」明け方の若者たち momoさんの映画レビュー(感想・評価)
甘口カレーか!
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おせちもいいけどカレーもね!という時期に年始初映画。
黒島結菜ちゃんには恋する乙女のアシガールのままでにいて欲しい私としては濡場などけしからん!
という思いと、女優として開花するには濡場も必要なのか?
の葛藤をしながら観に行く。
監督は若い女性だが、いっそ監督がおっさんだった方が男目線の艶っぽい濡場になって、まだ辛口カレーになったかもな。
これまでの黒島結菜をアンバンマンのお子ちゃまカレーとすると、今回、甘口カレーになったぐらいの感じだった。
ガウンがめちゃくちゃ不自然だし、その割に長い。
3秒でもいいからガウンなしで挑んで美しいシーンを撮影していたら奔放な美しい人妻として、作品の質も上がっただろうに。
女性の監督ならではの視点で女性の身体を美しく撮ろうと思わなかったんだろうか。
あんな濡場なら一切なくても翌朝のシーンにするだけで、話はつながるよ。
学生時代の友人たち、それぞれ社会人になり苦悩する姿もなんだか文句が多くて甘い感じがする。
そこも甘口カレーな感じ。
大企業の歯車のありがたみを知れ!
単調な毎日の中に楽しさもやりがいも見つけられるだろ?
といちいち甘ったるく感じてしまうのだ。
失くしたスマホ探しで始まった恋はスマホを失くして終わる。
そこは、なんかよかった。北村匠海の物憂げな表情もよかった。
結論。黒島ちゃんは今回、往年の宮沢りえとか菅野美穂みたいにスパッと脱がなかったんだから、もう脱がなくていい、この先も。
小出しにもしなくて良い。
彼女の魅力は違うところにあると思う。
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