劇場公開日 2021年4月2日

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「初日が満席で見れなかったため本日鑑賞。 客入りは60%くらいですか...」裸の天使 赤い部屋 marioさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0初日が満席で見れなかったため本日鑑賞。 客入りは60%くらいですか...

2021年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

初日が満席で見れなかったため本日鑑賞。
客入りは60%くらいですかね。小さな映画の割には良い方ではないでしょうか?

さて内容は江戸川乱歩「畸形の天女」が原案。
乱歩マニアとしては、このレアな原作をどうアレンジするのか興味があった。
元々、この原作は乱歩以外に3名(大下宇陀児、角田喜久雄、木々高太郎)の作家がバトンを受けながらの連作小説なのだが、映画は窪田監督が乱歩作からバトンを受けてオリジナルのストーリーを展開していた感じだった。
それが良い感じで現代にマッチし、乱歩の雰囲気を崩さず映画としても良質な物になっていたかと思う。

中山来未と言う新人の演技はセリフの棒読み感が凄かったが、それが文子のキャラクターを崩さず成立していた。変に達者な女優だったら文子のキャラクターが成立してなかったかもしれない。
木下ほうかは珍しく普通の男を演じ新たな一面も魅せてくれる。この映画で良い方向性を見つけたのではないでしょうか。

セックスシーンも逃げずにまっすぐ見せてくれていて満足でした。

次作の「聖なる蝶」もあるようですので、ますます楽しみになった。

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mario