仕掛人・藤枝梅安のレビュー・感想・評価
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昔なつかし必殺仕掛人。
なんか芝居の台詞がどなたさんも棒読みで。菅野美穂さんなんかも棒読みでまるで素人役者みたいだった。あれは脚本の加減なんでしょうか よくわかりませんが。しかしさすが愛之助さんは時代劇、堂にいってましたね。途中うとうとしましたが 殺し屋 豊川えつじさん なかなか良かったですね。
時代劇の楽しさを堪能
江戸の町並みや部屋の設いが素晴らしかったです
行燈のゆらゆら揺れる灯りや陰影の表現が太秦の時代劇職人さんたちの技をみせてもらいました
トヨエツさん、愛之助さん、天海さんを始めとする俳優さんたちの熱量も凄いなと感じました
トヨエツさんの漂う色気も楽しみのひとつであるかな、と。
久々に力のある映画を観たなという満足感
時代劇が苦手な方でも楽しめると思いますよ
人を裁く者は、いつか自分も裁かれる... 法の眼を掻い潜る外道を始末する制裁者の苦悩と矛盾を衝く重厚な時代劇映画!!
『鬼平犯科帳』や『剣客商売』で知られる池波正太郎先生の時代劇小説シリーズで、過去にも萬屋錦之介さんや緒形拳さん、渡辺謙さんといった錚々たる名優の主演でTVドラマ化・映画化されておりますが、"池波正太郎生誕100周年記念"ということで今年二作連続公開の今回は一作目です。
新生の梅安を演じるトヨエツさんをはじめ、脇を固めるキャラクターに至るまで主演を張れるような豪華俳優陣なのはさすが劇場版スケールといったところで、殺陣や殺しのバリエーションは必殺シリーズほどではないにせよ、代わりに"請負での悪人始末"という一義的な正義の危うさやそれによって二次的な被害者・加害者を生んでしまうという矛盾と皮肉をじっくりと描いており、人生の残酷さと因果応報を時代劇らしい解り易さで展開してくれます。
時代劇というと"偉大なるマンネリ"そして"勧善懲悪"が至上命題ではありますが、その大前提を踏まえつつも過去の映像化の積み重ねを大事にしつつも、劇場版という尺とスケールを最大限に生かした全時代的な人間存在の業を見事に描いた秀作だと思います。
時代劇だから単純明快でお約束ばかりのものと早計せず、老若男女どの層にもそれぞれにそれぞれの形のメッセージが受け取れる作品なので是非劇場でご覧いただきたいところです。
原体験者がゆえに思いも。
TBSで深作欣二の放送初回を見たとき鳥肌が立った思い出がある。(たかが)これまでのテレビ時代劇とは、圧倒的にレベチな奇跡を突然見せられ、放送後しばらく動けなかった、塾高2年の秋。それから50年。必殺シリーズが浸透し、手法として歴史遺物(コモディティ化しちまった)となった現在、どれだけ『新しきモノ』を見せてくれるのだろうか。という期待とともに鑑賞。キャメラ照明とも、陰影を強調したザラついた感じで、シリーズ初期のアヴァンギャルドな雰囲気を再現。テレビドリマ的なクローズアップを効果的に使った演出。抑えた役者たちの演技。それぞれが『令和』にリメイクするにあたって、『昭和』をリスペクトしているのが画面から伝わる。なかなか満足すべき仕上がりと思う。テレビで初回目撃した老人には、嬉しいリメイクであった。
悪人退治
江戸の品川に住む藤枝梅安は、腕の良い鍼医者という表の顔と、生かしておいてはならない者たちを闇に葬る仕掛人という裏の顔があった。そんな梅安がある日、料理屋を訪ね、仕掛の標的であるおかみの顔を見た瞬間驚いた。それは、梅安自身の暗い過去を思い出させるものだった。さてどうなる、という話。
仕掛人、今でも居てくれたら良いのに、って思う。まずプーチンを仕掛けてもらって・・・なんて思った。
妹を殺すのか、迷ったんじゃないかと思うが、悪い奴は成敗しないといけないので、そこは仕方ない。
梅安役の豊川悦司と彦次郎役の片岡愛之助とのコンビは良かった。特に2人で酒を飲み、料理を食べるシーンは美味しそうだった。
菅野美穂の濡れ場は色っぽかったし、天海祐希、高畑淳子、小林薫、柳葉敏郎、早乙女太一らもさすがだった。
エンドロールが終わってから次回作の予告シーンが有るので、明るくなるまで席を立たないようにしましょう。
令和の時代劇の雰囲気を楽しむ!
久しぶりの時代劇、いつの時代にも悪者がいるね。
請負人とオーダーする側の切ない気持ちが伝わる。
ヤバイ仕事を請け負う割には仕掛人は良識ある判断をされていました。
トヨエツ梅安が非常にクール
時代劇はキチンと差別や男尊女卑を描いてこそ!だと思う。
平等なんてありゃしない。差別や残虐当たり前。
まぁ今の時代余りにもやっちゃうと作品が成り立たなくなってしまうんだけど…
トヨエツ「梅安」緒形拳に並ぶくらいカッコいい。
映画だから好色の梅安を多少の遠慮があるとは言え描けるし(笑)
血しぶきは今の映画ならではです。引きの風景の美しさも。
愛之助とのコンビも面白い。
次回も楽しみしかないです。
子役の歯並びの悪さが大人になって綺麗になってるのは⁈
矯正したのか?
トヨエツでこのシリーズしばらく続けて欲しいなぁ…
出演者は言う事無し
なんだけど、演出や画作りが兎に角残念な出来で『何か違う』感が最初から最後まで漂ってました。
鑑賞前にメイキングのアクションシーンを見た時に嫌な予感がしまして、残念な事に的中してしまいました。唯一演出で良かったのは愛之助さんの仕掛けシーンくらいであとは演者の芝居だけでもたせてるようにしか見えませんでした。リアルさで行くのか、外連味を持たせるのか、どっち付かずの中途半端な演出に椅子からズリ落ちそうでした。
もう少しエグさやエロさがあれば
仕掛人と言えば、自分の代わりに恨みを晴らしてもらう話。
恨みが大きければ大きいほど復讐のカタルシスがある。
しかしながら、本作には韓国映画のような恨みのエグさも、当初のテレビ版のようなエロさも無い。そのせいか復讐のカタルシスもあまり感じられない。
ただ、その分ストーリーはキレイに出来てるし、豊悦をはじめとする役者陣の巧さで充分に楽しめる作品にはなっている。
面白くなってきたじゃな~い
万七女将おみのさんが出てくる辺りからドキドキハラハラ止まらず。最期はホロリと来た。もっと早く思い出していたら、おみのさんは生き延びたのだろうか。
にしても、パート2もキントリも楽しみだ
トヨエツの色気よ(*ノ∀`*)
時代劇ガチ勢の私としては、大変楽しみにしていた本作!!
原作の池波正太郎は、若かりし頃に通学で熟読したなぁ〜懐かしい。
さて本作、まずは主役の豊川悦司の色気が凄いです。彦さんと関係があるのかと疑ってしまいます笑
周りを固める俳優陣も豪華で、とても楽しめました。特に高畑淳子です。絶滅危惧種のthe女優で、映画への没入感を高めてくれます。
ただ、個人的に気になったのは、おもんさんの菅野美穂でしょうか…。多分、勘違いですが着物を着なれていないんじゃないでしょうか。(逆に天海祐希の所作が美しく、流石だなと思いました。)後、指先の“はんなり感”が無いといいますか…。後、スミマセン。早乙女太一の殺陣もイマイチでした。
とはいえ、池波作品といえばの料理シーンがあったりで非常に満足です!!是非、映画館でご観賞くださいませ
緒形拳と豊悦
数十年前のテレビシリーズ必殺仕掛人の梅安は緒形拳さんが演じられていて、飄逸だけど女好きでギラギラしてて脂っこい梅安だった。
豊悦さんの梅安はトーンが低くて鬱屈していて女もそんなに好きでもない。
ギラギラしていたあの頃の時代と今という時代の違いが見事に出ている気がする。
続編もみたい
カラーデザインが幻想的で池波作品にも関わらず絵撮りは現代的な雰囲気を感じられて良かった。
キャスティングもハマっていてこれだけで見る価値があるし、続編もみたいと思った。
ジョーカーみたいな映画を目指したらしいが、ジョーカーを目指すならもっと作家性の強い監督の方が良かったのでは?
もっと現代的との親和性を感じられる世界観やテーマが必要だったのでは?
それが支持されるとは思わないが。
もっと時代劇のリブートをやって欲しいと純粋に思った。
やられたら‼️❓やられてなくても‼️❓万倍返しだ‼️❓関係無いけど‼️❓
いやはや、今まで、半世紀ほど前から、梅安は萬屋錦之介、派生した仕掛人や仕事人の藤田まことから今に至るまで、なんと酷いものであるかを痛感しただけで、長生きした甲斐があるとゆうものです。
それほどまでに、この映画は、原作に忠実で、高品質で、丁寧に、凄いものなのです。
ストーリーや演出、映像もさるとこながら、エンドロールでキャストが登場順になるとゆう異例なことになるほどすごい出演陣なのです、適任者総出演レベルなのです。
ああ、一番言いたいストーリーが遅れた、この物語の脚本は、人間関係の縦の糸、横の糸、のみならず絡まる糸が縦横無尽に魂を揺さぶり、心を掻きむされるのです。
菅野美穂の濡れ場に代表されるように、その俳優たちの命懸けの演技に、平常心ではなく観れないくらいに感動するのです🥺🥲
今年は、半世紀の中で最高の時代劇映画を図らずも2本観ることが出来ました、ありがとうございました😊😭生きる糧になりました。
この映画の続編が四月に公開されるそうです、それまでは何としても生きていこう、そう思いました、是非。
良かったところは
豊川悦司扮する藤枝梅安は特筆すべきところ。
何気ないたたずまいに、ただならぬ雰囲気を醸し出していました。
ひじょうに妖気漂う人物像になっていました。
作品の中身に関しては、原作重視だからだったのでしょうか?
毎回読まず見ずでの鑑賞なのでよく分かりませんが、
相関関係やなぜ仕掛けにまで至ったのかとか梅安の過去とか、過去のまた過去・・と、
本編中ずっと説明されているような気がしました。
でも気のせいかもしれません。
生き別れたたったひとりの肉親をも打ち損じの無い、
安定のミッションコンプリートでした。
もうひと仕掛がほしい時代劇
大好物の時代劇で原作シリーズのファンなんで期待してたけど、TVの特番レベルの出来でした。内容は原作通りで、トヨエツ梅安も愛之助彦さんもなかなかいい感じで、池波作品お約束の食事シーンが多いのも嬉しい限りです。演出も、逆光や薄暗い室内の照明で江戸の闇を強調した雰囲気作りがいいんだけど、全体的に手堅く作っただけで、映画ならではの広がりやケレン味とかが足らないような気がします。場面のつなぎが悪かったり,余計なセリフやシーンが割とあるので、この内容で130分とは長過ぎです。次回作ありきのエンドロール後のエピソードも、なんかTV番組の次回予告みたいでない方がすっきりします。役者ではトヨエツ梅安が昼と夜の顔の使い分けが上手かったし、天海祐希の悪女も迫力抜群。
久しぶりの本格時代劇!
池波正太郎生誕100周年として、小説「仕掛人・藤枝梅安」を映画化した本作。今やテレビで時代劇を観る機会もめっきり減り、久しぶりの本格時代劇を期待して鑑賞してきました。日本人としてこういった作品を求めるDNAを持っているのか、懐かしさや心地よさを感じる、腹落ちのよい作品でした。
ストーリーは、鍼医者を営みながら裏では人のためにならない人間を密かに葬る仕掛人としての顔をもつ藤枝梅安が、蔓(元締)から料理屋の内儀・おみのに対する仕掛け(殺し)の依頼を受け、女中のおもんからおみのの悪事を裏付ける内情を聞き出すものの、おみのの顔には見覚えがあり、過去の因縁や相棒・彦次郎の受けた仕掛けとも関連し、事態はしだいに複雑に絡み合っていくというもの。
テレビの1話完結型の1時間ドラマと違い、元締からの依頼をきっかけに少しずつ悪事の全容が明らかになり、それとともに一見関わりのないと思われた人たちが少しずつ繋がり始める展開が、劇場版らしい見応えを生んでいます。そこに、梅安と彦次郎の過去の因縁も存在し、仕掛人としての信念や矜持や葛藤を感じさせます。
“梅安”といえば、緒形拳さんや渡辺謙さん、テレビドラマ「仕事人」シリーズを思い出す世代の方には不要でしょうが、そうでない初心者向けに、冒頭でガイダンス的なシーンがあったのは親切でした。しかも、「起り(依頼人)を探ってはならない」という不文律が、後の伏線にもなっています。
映像は全体的に暗めに抑えたトーンで描かれ、特に陰影を強調した絵づくりには、時代劇らしさを感じます。他にも、地味な着物や調度品、素朴な料理、行燈しかない暗い室内等、あちこちから市井の息づかいが感じられます。また、その料理がどれもおいしそうだったり、そばの食べ方に江戸っ子らしさが感じられたりと、細部までこだわった描写もとてもよかったです。必殺シリーズのような凝った演出の殺しやド派手な剣劇シーンはありませんが、そのぶん重厚な仕上がりになっていて、久しぶりに本格的な時代劇を堪能した気がします。
最終盤、おみの殺しの依頼人を確認した梅安が最後の仕掛けを行います。「気の弱い善人ほど…」という言葉から「まさか女中のおもんか!」と思いましたが、そこまでのどんでん返しはなかったですね。いやー、あれで彼女だったらおもしろかったのになーなどと思いつつエンドロールを眺めていたら、その中に「侍 椎名桔平」の文字。「え?出てた?」と思ったら、エンドロール後の次作に続く映像で登場。今度は、彦次郎の過去にまつわる仕掛けになりそうで、今からワクワクします。
主演は豊川悦司さんで、歴代梅安に勝るとも劣らぬ熱演がすばらしかったです。彦次郎役の片岡愛之助さんも、梅安のよき友として存在感の光る好演でした。このシリアスな二人のためのコメディリリーフとして、高畑淳子さんが抜群の立ち回りを見せます。おみの役の天海祐希さんも、強く艷やかな演技が秀逸でした。
役者良し
なんというか、登場人物の関係性が濃すぎるというか、世間狭すぎませんか、というところはある。
そこを役者の芝居で補っている感じかな。
特に天海祐希の所作と菅野美穂の佇まいが素晴らしい。
あとなんと言っても早乙女太一の殺陣!美しい…
池波正太郎らしく食べ物は美味そうだが、ビデオ然とした画面の質感にはもう少し気を配ってほしかった。豪華なTV時代劇にしか見えないので…
グルメ番組も顔負け☺
どんだけ食べるねんってくらいに、食べるシーンが多くて、空腹時に観なくて本当に良かったと思いました。しかも、皆さん、本当に美味しそうに召し上がられていて…!
あの、だし巻き玉子、私も食べたい‼️
映画の内容は、サスペンス要素もたっぷりで、最初から最後までハラハラドキドキしっぱなしでした。
第2作目が今からもう楽しみで仕方ありません‼️
トヨエツと愛之助の色気
トヨエツと愛之助さんの色気が本当に凄い。
どういう鍛練したら身に付くのでしょうか?
仕掛人なので当然暗殺シーンがありますが、美しくまるでおくりびとのような優しさすら感じた。
トヨエツさんが相方としては愛之助さんしか考えられないとオファーしたと男おばさんでおっしゃっていたが、まさに名コンビ。
食事のシーンも京都の名店制作とのことで行ってみたくなった。
時代劇の割にスピード感があり見やすかった。
続編も楽しみ。
全178件中、121~140件目を表示