劇場公開日 2022年4月8日

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とんびのレビュー・感想・評価

全210件中、141~160件目を表示

4.0終始泣いてしまった

2022年4月13日
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ゆーこ🌙

4.0どこか不器用で真っ直ぐな父親。阿部寛の熱演に随所で泣けました。周り...

2022年4月13日
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泣ける

楽しい

幸せ

どこか不器用で真っ直ぐな父親。阿部寛の熱演に随所で泣けました。周りを固める俳優陣も素晴らしい(個人的には薬師丸ひろ子さん、杏さんが良かった)。様々な親子を通じて絆を感じさせてくれる作品でした。

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Yoshi K

4.0最高のキャスト、スタッフとこの原作

2022年4月12日
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大吉

4.5ヒバゴン目撃少年のウソに比べたら大したウソではない

2022年4月12日
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 『三丁目の夕日』なみにマツダオート三輪や舞台が昭和感を醸し出していた(夕日ではダイハツミゼット)。その夕日にも登場していた薬師丸ひろ子も小料理屋の女将として好演。日アカの俳優賞でいえば、助演女優賞は確実じゃないかと思えるほど感情を揺さぶられた。もし新設するなら濱田岳にもわき役賞を捧げたい(笑いのパートは彼が独占)。

 もちろん主演の阿部寛も良かったのですが、どうしても今までの作品のイメージを焼き直した感じがして新鮮味が足りなかった気もする。銭湯で潜ってしまうシーンでは浮き上がったら古代ローマにテレポートするんじゃないかと冷や冷やしてしまい、暴力的なところやちゃぶ台返し(ちょっと蹴っただけ)では『自虐の詩』をも想起させられた。

 笑いあり、涙ありで、マスクがぐしょぐしょになってしまったのも昭和世代のためでしょうか、こうした作品を観たのも久しぶり。アキラの名前も「ダイナマイト150トン」からわかるように小林旭にちなんで命名したのでしょう。何度も歌われてましたが、個人的にはフィンガー5の「恋のダイヤル6700」にハマってしまいました。

 細かい伏線とかいっぱいありそうで、親子三世代における絆を感じさせるところが満載。血のつながらない親子と育ての親のプロットも良かった。重松清作品らしい。最後の映像で気づいたのは、ポッポと呼んでいた機関車の玩具。父親ヤスが手作りで作ったモノだったんですね~胴体がカゴメ野菜(トマト?)ジュースの缶だったところが痺れる。それが木工ポッポや箱ごと置いた缶ジュースだったのですね!絶妙!こうなってくると伏線探しに集中してしまいがちになるのですが、気づいたのは終盤。「トンボ学生服」という看板がとんび学生服に見えてしまったのは俺だけじゃないはず。もちろん、くわいの産地は広島県が1位。細かく書くとうるさい!と言われそうです・・・ビー・クワイエット!

 薬師丸ひろ子パートで涙が出尽くした感じもしたけど、もちろん泣けるシーンは終盤にもやってくる。笑って泣いて、感情を揺さぶられっぱなしの映画となりました。

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kossy

3.5安心して鑑賞・・☆

2022年4月12日
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原作は未読だが、TVの連ドラで見ていて内容も了解済み。
尚且つ、この配役なので ハズレはなしと安心して鑑賞。
思った通りの面白さだった。

主役の二人はもちろん、安田顕が良い味を出しているし、薬師丸ひろ子も良い。
阿部寛の妻役の麻生久美子が儚げの女性を上手く演じる。

でも、何と言っても阿部寛の昭和っぽい無骨さが物語をひっぱっていく。
舞台となる商店街が大規模なロケが行られたとのことだが、人情溢れる
懐かしい街に仕上がっている。
その時代を知らない世代にも、夢のような世界。

終盤に描かれる北村匠海の就職試験の際に書かれた作文で父の嘘が
わかるシーンが到達点のよう・・・

年齢層に関係なく色々な人に楽しめる映画。
ただ、佐藤健と内野聖陽のドラマのコンビが印象的だったので、マイナス0.5かな・・

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☆ムーミン

3.0トンビに油揚げさらわれた?

2022年4月12日
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単純

寝られる

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カールⅢ世

3.5重松作品の面白さ

2022年4月12日
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重松作品の涙あり笑いありの作品に仕上がっています。
それにしても、阿部寛さんはこういう役やらせたら右に出るものはいないよね。

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Fighters1110

4.5誰かを思い出すあたたかい物語

2022年4月12日
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hum

4.0モデルコンビの親子

2022年4月12日
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oぷよさんo

4.0典型的な重松清作品

2022年4月12日
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泣ける

悲しい

楽しい

2022年映画館鑑賞13作品目
4月10日(日)イオンシネマ石巻
1000円

原作未読
堤真一主演NHKのTVドラマ版未鑑賞
内野聖陽主演TBS日曜劇場版未鑑賞
原作は『疾走』『泣くな赤鬼』『ステップ』の重松清
監督は『フライング☆ラビッツ』『ヘヴンズ ストーリー』『64-ロクヨン- 前編/後編』『最低。』『友罪』『菊とギロチン』『楽園』『糸』『明日の食卓』『護られなかった者たちへ』の瀬々敬久
脚本は『私の奴隷になりなさい』『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが、』『あゝ、荒野 前篇・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』の港岳彦

舞台は広島県備後
昭和30年代から現代までの話
職場見学に訪れた際の事故で妻を亡くした男が周囲に助けられ息子を育て上げるヒューマンドラマ
父親になった男の生涯
ステップが父と娘ならこっちは父と息子
典型的な重松清作品
原作も多くの人に愛され何度も映像化される名作

運送会社に勤める喧嘩っ早く素直じゃない市川安男に阿部寛
安男の出来のいい息子で早稲田大学に合格する市川旭に北村匠海
幼い旭を庇う形で事故で亡くなる美佐子に麻生久美子
旭が勤める出版社の先輩でバツイチ子持ちで旭と再婚する由美に杏
寺の息子で安男の親友の照雲に安田顕
照雲の妻幸恵に大島優子
寺の坊主で照雲の父海雲に麿赤兒
安男の姉貴分で小料理屋を営むたえ子に薬師丸ひろ子
運送会社の課長萩本に尾美としのり
安男の子分的存在で同じ運送会社に勤める葛原に吉岡睦雄
安男と同じ運送会社に勤める年がかなり離れた後輩広沢に濱田岳
水産会社の社長尾藤に宇梶剛士
小料理屋の馴染み客トクさんに宇野祥平
元嫁ぎ先に置いてきたたえ子の娘泰子に木竜麻生
成長した旭由美夫妻の息子健介に井之脇海
成長した旭由美夫妻の娘美月に田辺桃子
安男の父の再婚相手の連れ子で入院中の父を安男に再会させる島野昭之に田中哲司
旭が勤める出版社の雑誌編集長に豊原功補
安男を不審者扱いにする出版社の真面目な警備員に嶋田久作
旭が取材に訪れた埼玉の木工会社の代表者村田に村上淳

海辺に旭まで連れ出し安男を励ます海雲の説法が泣ける

娘の再会に狼狽する薬師丸ひろ子とピンボケでもしっかり仕事する濱田岳の芝居が特に良かった

由美を連れて小料理屋に訪れた旭に一芝居を打ち怒鳴り散らす安田顕が良い
役所広司や吉田鋼太郎や堀内敬子とはタイプが違うが彼の大声もよく響く
好きだ

強いて上げるなら照雲の妻役はもっと年上のかたが演じた方が良かった気もしないではない
アイドル嫌いじゃないので大島優子が絶対にダメだというわけではないが

母と共に父の勤め先に訪れた息子がはしゃいでタオルを振り回し積んでいた荷物に引っかかり無理に引っ張り崩れてきた事故
積荷の安全管理が不十分だったことは確かに否めない
だが幼い子供とはいえバカ丸出しの巨人ファンじゃあるまいしなぜ突然タオルの振り回したのか理解に苦しむ
だからおじさんは子供は苦手だ

『ドライブ・マイ・カー』絡みで海外の評論家が言っていたが世界中の多くの映画ファンが暴力映画にうんざりしているという
彼の個人的感想だがそうかもしれない
こんな時代だからこそ心が癒される映画を多くの人が求めているのかもしれない
そういうこともあってかこういった作品にあまりケチはつけたくない
自分が損するし損してまで辛口批評する必要性をこれには感じない
実際に何が特に悪いというわけではない
幅広い世代が楽しめるPTAもニッコリ模範的な映画といえる

僕が観た映画館でもあちこちから鼻を啜る音が鳴り響いた
検温はセーフだから風邪でもないだろうし換気はバッチリだから花粉症でもなかろう
一般大衆的にいえば普通に泣ける映画なのだ
所謂お涙頂戴とか感動なんとかかもしれない
それでもやっぱりボロクソに叩くにはかなり無理がある名作

素直に涙を流せばいいじゃん
恥ずかしいことじゃない
ただ感動しすぎて我を忘れうっかり忘れ物をすることもあるかもしれないので席を立つ前に冷静になろう

NHKドラマ版や日曜劇場版が観たくなった

教訓があるとすれば両親にありがとうといえる大人でありたいと感じた

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野川新栄

3.5備後の洗礼

2022年4月11日
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ごっとん

4.0配役が素晴らしい不器用な父子の絆物語

2022年4月11日
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泣ける

悲しい

楽しい

予告編を観た時は、それ程期待していなかったが、感動的で示唆に富んだ見応え十分の作品だった。昭和の濃厚な人間関係を軸にしたベタな展開の父子の絆物語であり、ストーリーに新味はないが、何と言っても配役が素晴らしい。どの役柄も、適役の俳優を配しているので、作品に落ち着き、安定感があり、150分弱という滔々とした川の流れのような長尺の作品をじっくり味わって鑑賞できる。

本作の舞台は1960年代の瀬戸内海に面した備後市。主人公は、運送業者のヤス(阿部寛)。幼い頃、両親と離別した彼は、待望の長男(北村匠海)が誕生し、妻の美佐子(麻生久美子)と3人家族で貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、妻が突然の事故で急死し、周りの仲間達に支えられながら、父親として懸命に子供を育てていくのだが・・・。

多士済々の俳優陣が適役を得て活き活きと演技している。特に、作品の中心である主人公の3人家族役、麻生久美子、阿部寛、北村匠海は、最適役であり得意な役柄での演技が光る。

出番は前半だけだが、妻・美佐子役の麻生久美子の存在感が際立っている。夫への愛、長男への愛、全てを優しさで包み込んでしまうような愛に溢れた演技、佇まいが作品の雰囲気を作っている。時代劇・散り椿で悲運の妻役を演じた時にも感じたが、この手の役柄は麻生久美子の独壇場である。

阿部寛は、武骨で不器用であるが、周囲の人々に愛される、放っておけない役柄を、らしい演技で熱演している。特に母親についての長男との確執、分かっていながら素直になれない父親の心情を台詞回しと体全体を使った演技で巧演している。

北村匠海は、自分の気持ちをうまく父親に伝えられない鬱屈した長男の心情を、目の表情と、ぶっきら棒な台詞回しで表現している。阿部寛と演技の相性が良く、本当の親子の様な雰囲気を作っている。

ベタなストーリーでも構わない。出演者が持ち味を活かした演技をすれば面白い作品はできると実感できる作品である。

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みかずき

4.0優れた、作家、監督、俳優

2022年4月11日
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原作は読んでいませんし、テレビドラマは見ていなかったので、全く初めて目にする作品でした。見終わった感想ですが、まずは原作者の力量が非常に高いのだろうと思いました。作品を読む(観る)者に対して、自分は親に対してやるべきことをしたのか、あるいは子に対して十分に愛情を注ぐことができたのだろうかと思わせる場面をたくさん盛り込んであって、心を揺さぶります。巧いです。さすがに流行作家だけのことはある。
次に監督の力量。私は、「糸」と「護られなかった者たちへ」を見せてもらっていたので、高く評価していました。評価を裏切らない出来映えでした。巧いです。
最後に俳優ですが、予算に余裕があるからでしょうが、脇役にも上手な俳優さんを使っていてスキが在りませんでした。例えば、田中哲司など。それぞれ巧いです。主演の阿部寛はその存在感で文句なし。最後の、海岸で息子家族を見つめる表情がかっこ良すぎました。
以上を総合して、全体として、よく出来上がっていると思いました。ただし、ちょっとひねくれた見方をすると、何もかも巧すぎて、罠にはまって騙されているのではないかという疑念も持ちます。私に限ったことですが、もう一度観たいかと言われると「?」がつくように思います。
ちょっと比較する対象が陳腐であるかもしれませんが、「カメラを止めるな」は最初は素晴らしく面白い映画だったが2回目に観たときは全く面白くなかったことに通じるものがあるのではないかと思っています。同じ監督の作品でも、「幸せの黄色いハンカチ」は素晴らしいが、「遙かなる山の呼び声」はよくできているが、あまり評価されなかったというようなことがあり、「巧い」だけではなく、それを凌駕する意図の深さというものがなければならないということでしょう。
振り返ると、「護られなかった者たちへ」には、とんでもない筋があったものの、監督自身の熱い思いがあったように感じます。

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ハルヒマン

3.0親一人、子一人 今は言いませんねぇ

2022年4月11日
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テレビドラマで 内野聖陽と佐藤健の『とんび』を見ていました。
父親の 阿部寛。  不器用な 飲んだくれの父親を 演じていても 何だか、かっこよすぎて
男手一つで 子供を育てる悲哀さ というものが どうも 私には ピッタリこない。
しかしながら 昔は 子供を 地域の人達で育てていく て感じでしたよね。
人の手も 触ると すぐ消毒する 今のご時世、とても考えられない時代でした。
薬師丸ひろこ のお店に 生き別れの娘が 会いに来たとき 実母である 薬師丸ひろこの
厳しいながらも 愛情溢れる言葉には 自然と いつまのにか涙が、こぼれてきました。
昔懐かしい 時代を 振り返るには 良い映画かもしれません。

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miwa

4.5数分おきに泣ける

2022年4月11日
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最初は古くさい、予定調和なストーリーかなと思ってみていたのですが、実際、臭い演出もあるのですが、数分おきに泣けます。わーわーなくというよりじんわり涙が伝う、という感じ。悪い人がでてこないのも安心して見れます。見てそんしない映画。

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yumi

4.5不器用な愛情

2022年4月11日
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上みちる

4.5人は優しさを取り戻すことができる

2022年4月11日
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 阿部寛の演じる市川安男は、暴れん坊の大男だが普段は真面目でよく働く。キレやすいから要注意だが、そこが面白くてからかう仲間もいる。何度も騒動になるが、安男が人を怪我させたりしないことは、みんなわかっている。

 瀬々監督と阿部寛は前作の「護られなかった者たちへ」に続くコンビで、相性がとてもいいようだ。無理のない演出で自然な演技ができる。そのおかげだろうか、男の優しさや誠実さが、無口でぶっきらぼうな態度の中に滲み出る。そこにじんわりとした感動がある。

 俳優陣は概ね好演で、照雲さんを演じた安田顕が特によかった。安男があまり歳を取らないのに対して、照雲さんは徐々に老けていく。見た目もそうだが、歳を取るにつれて人柄が丸くなっていくのは、演出というよりも安田顕の演技力だろう。

 ハイライトは息子の入社試験の作文を読む場面だ。二十歳の誕生日に和尚の手紙を読み、父の本当の優しさに触れたことで、旭は人間的にひと回り成長する。二十歳の誕生祝にこれほど素晴らしい手紙はない。旭は安男だけの子供ではない。照雲さんの言う通り、街のみんなの子供なのだ。たしかに戦後の昭和はそういう時代だった。
 それがいい時代だったのかどうかはわからない。善意もあったが、欲望や差別が剥き出しだった時代でもある。それに対して、今は欲望や差別を隠蔽する時代だ。そして匿名の悪意が猖獗を極めている。男の優しさなど、どこかに消えてしまった。

 しかし人は優しさを取り戻すことができる。別れが照れくさくて便所にこもっていた安男も、これが旭との今生の別れになるかもしれないことに気づく。そして追いかけて手を振る。どうか達者でいてくれ、息子よ。阿部寛の渾身の演技に泣かされる。素晴らしい作品だ。

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耶馬英彦

4.0不器用男の愛する息子との人生

2022年4月11日
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泣ける

笑える

萌える

昭和37年、瀬戸内海に面した広島県備後市(架空)で、運送の仕事をしているヤスは愛妻の出産により息子のアキラが誕生した。ところが、妻が幼いアキラを連れてヤスの職場に来てた時、荷崩れによる事故で妻が亡くなってしまった。それから男手一つで子育てとなったが、周りの仲間たちに支えられながら、息子を愛し育てた。そしてある日、母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは「父さんを助けようとして死んだ」と嘘をついた。アキラは父と衝突するたび「父さんが死ねば良かった」というようになり、父子の関係がギクシャクしてしまった。さてどうなる、という話。
主演、阿部寛の不器用な生き方での親子の絆を描いていて、感動した。
感動して、不覚にも涙が出てしまった。ありきたりのストーリーといえばそうなのかもしれないが、主演の阿部寛と北村匠海が素晴らしかった。他の、安田顕、薬師丸ひろ子、杏、麻生久美子、麿赤兒、大島優子、濱田岳など共演者達も良かった。
岡山でロケしたらしいが、昭和の広島を再現した風景も美しく、マツダのオート三輪の動いてる姿など見応えあった。広島弁もみんな違和感なくて良かった。
強いて揚げれば、野球少年役だった北村匠海の坊主頭はカツラみえみえだったし、北村匠海が阿部寛と神輿を担ぐシーンで身長差から肩から浮いてるのに手を上から持ってた事、肩で支えられない時は両手で下から支えないと。それと阿部寛が亡くなった時には北村匠海の娘は30歳くらいのはずだが、若すぎてそんな年齢にみえなかった。これらは違和感あったが、ま、その程度。
良い作品でした。

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りあの

3.0昭和

2022年4月11日
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泣ける

単純

こういう感想になるだろうとは予想しつつ、
最近ピンとくる映画がなく映画館に足を運んでいないこと、
主演が阿部寛であること、
妻が観たいと言っていることから観賞。

主人公がただただめんどくさく、シンパシーを感じない。
寅さん映画も好きではないが、タイプは違えど同じ臭いがした。
いつもの阿部寛じゃない〜!という感じ。
ダラダラと長く、何度も時計を見て尿意を我慢した。

感動作と銘打つだけあって、
子を持つ親としてホロリとするところは多々ある。
特に和尚親子には心打たれる。

昭和は良かったとは思わない。
今の方がずっと快適だ。
観終えてほろ苦い思いが心に残った。

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みみず

4.0じゃけん

2022年4月11日
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ブレミン