「息子を送り出す父親の心情」とんび talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
息子を送り出す父親の心情
<映画のことば>
「ええか。お前は好きで東京に行くんじゃ。
つまらん泣き言言うてくんなよ。
野垂れ死んでもええ。
お父さんが東京に行くときは、お前の骨を拾いに行くときじゃ。」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
大学進学のためにひとり東京に旅立つ息子。
早くに母親を亡くして、父ひとり子(息子)ひとりで暮らしてきただけに、父とすれば、息子と別れて暮らさなければならない寂寥は並大抵ではない。
むしろ、突き放さなければ、自分がその寂寥感に押し潰されてしまいそう。
その胸中を吐露するのに、これ以上の言葉はないと思う。
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