「瀬々さんの本領が発揮しきらないジャンル故に」とんび サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
瀬々さんの本領が発揮しきらないジャンル故に
2022年劇場鑑賞26本目 良作 62点
我らが瀬々さんの最新作。
正直瀬々さんでなくても良かったかなあ
社会派人間ドラマを描くのに長けた監督ですが、それゆえなのか今作といい昨年の護られ〜や糸などベタな展開というか、起承転結で捻りに欠けていた印象。
それに対して当方が瀬々さんの作品で一番好きな映画、楽園とその次に好きな明日の食卓は共に最後まで締め方がわからないし人の撮り方と背景(景色)の映し方が特に秀逸。そちらも是非
まあそんな中でトンビの話をすると、10年近く前に放送されていたテレビドラマ版からはそれなりに映画サイズに凝縮されていましたが、例えば母がなくなるまでの前が短すぎるたり、父が亡くなるところを簡易的にし省くし、北村匠海を父役として最後まで使うのは無理あるし、杏と年齢数個さも無理あるしで概ねの配役はいいにしても、もっとこう余計なシーン省いてパートの配分の比重を変えるとか、時代が進めば役者を変えるなどして欲しかった。
いくらバツイチ子持ちの息子だからって北村匠海より実年齢上な井之脇くん息子役は無理あるって笑
あと、父にありがとうを言えてないいうなら、阿部寛が父にしたように病室で寝込む阿部寛に手を握ってありがとうと一言いう北村匠海。みたいなシーンがあってのエンドロールが欲しかった。
個人的には当サイトの評価は過大評価だと思っています。
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