「広島は備後の人情物語。」とんび caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
広島は備後の人情物語。
結構、尺がある。題名も「とんび」ということを考えると、「お前には出来すぎた嫁」が、なぜ「出来すぎた嫁」なのかを最初に描いてほしかった。
そして、ラストの北村匠海と杏の無理のあるフケメイクのシーンをカットでいいのではないだろうか。
麻生久美子さんを最初に殺すのはもったいない。
描きたい世界は伝わってくるが、すべてが上滑りしている感もある。
北村匠海のドリフのようなヅラも気になるし、「とんびが鷹を産んだ」感も、ちょっと描き方が弱い気がする。
ガナリ声演技も、ほどほどにしないと、ちょっとわざとらしい。
しかし、薬師丸ひろ子さんのおばちゃんっぷりも素晴らしく、昭和から平成への時代の移り変わりを描くファンタジーとも言える映画だ。
ぜひ、劇場で確かめてほしい!
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