劇場公開日 2021年9月23日

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「マイ・ファーザーというタイトルだと神父と勘違いしそうだからダディにしたのかな?」マイ・ダディ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0マイ・ファーザーというタイトルだと神父と勘違いしそうだからダディにしたのかな?

2021年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 予告でストーリー明かしすぎ。多分ネタバレ禁止もナシってくらいストーリーがわかってしまう。そのおかげで序盤に展開するストリートミュージシャンのHIROのエピソードがそのまま御堂一男の妻になるであろうと想像できてしまい、違う時系列を並行させるギミックが役に立っていない。キーボード弾き語りと賛美歌伴奏オルガンという点くらいかな。

 骨髄バンクのドナー登録。大切なことです。以前にも『半落ち』(2003)、『火火』(2004)と骨髄バンクの啓蒙作品がありましたけど、当時は20万人、現在は50万人に増えているそうです。よし登録しよう!という気持ちにもなったのですが、ちょっと年齢制限に引っかかる年齢になってしまいました。おかげでイオンシネマの入場料もハッピー55だし・・・

 ちくわカレー。食べたことありません。金沢にもないかと思って検索かけたのですが、「ちくわ」というお店はあるものの、おでん屋さんなのでカレーのメニューは無さそうです。写真見てたら魯肉飯食いたくなってきた(汗)。

 終盤にドナーは誰なのかと娘ひかりが父親に問いただそうとするシーンがやっぱり良かった。坊主頭(ツルツルだともっと良かった)にもしているし、中田乃愛ちゃんの迫真の演技。将来が楽しみな女優さんですね。そういや長澤まさみもセカチューで大ブレイクしたんだよなぁ・・・谷村美月『おにいちゃんのハナビ』(2010)、三船美佳『友情Friendship』(1998)も印象に残ります。

 この作品のキモとなるのは主人公ムロツヨシが牧師だという設定なのでしょう。自分の子じゃないと知ったときの衝撃は「汝の敵を愛せよ」という言葉も伏線となり、いかに冷静になれるかといった心理描写。出産日でわかりそうなものだけど、おたふくで男性不妊だとかいったことで悦子は安心仕切っていたのでしょう。なんだか民法の再婚禁止期間も絡んできそう・・・ややこしい。

kossy