クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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こんなイーストウッド見たくない
イーストウッドらしい人間交差系映画
まだまだ、現役?
退屈と言われるかもしれない、でも、悪くない
元カウボーイ
旧友の義理
旅と出会い
少年との友情
そんな、クリントイーストウッド臭の漂うアイテムで飾られるも、そこには緊迫や衝撃の展開もなければ、意表を突いたラストも用意されていません。
退屈だと評価されるのも仕方ないけど、私は嫌いじゃなかった。
夕陽を背に鶏を間に挟んだシルエット、心を開きふざける少年を眺める老人の表情、小屋のような教会の佇まい、朝日とともに届けられた朝食、レストランの陽だまりの中でのダンス。ゆっくりと、美しい絵画の連なりと温かく深みのある台詞を追う、心地のよい作品です。
そしてもう一つ。老いることも悪くない、楽しみが増えるかも、とも思わせてくれる作品。90歳で監督と主演を務めることのできる唯一無二の存在ゆえの、説得力なんだろうなぁと思います。
生涯現役の姿は見事ですが
かつてマッチョだった男の再生劇
最近の映画は2時間30分声は当たり前になってきた。多くの娯楽映画がアトラクションの要素を増やしてきてもちろんそれは十分見ているものを楽しませてくれるし映画館の大スクリーンで見るそれは面白いのだがやはり長く感じる。しかしそんな中でこの作品は昔ながらの空気感やプロットを今の我々にも伝えてくれる。それは言い換えれば「古臭い」と言われてしまうかもしれない。派手なシーンもなければ、敵も武装はしていないし相手は1人で追いかけてくる。普通は何十人も連れて来るかもしれないがそこはお約束で正々堂々と向かってくる。イーストウッドは見るからに年季がこもっており、彼の振るうパンチは少し弱っちく見えてしまう。その老人のパンチ一発で沈む若者は側からみて違和感を覚える人は多いと思う。しかしこの映画はそんな昔気質で、イーストウッドという人物が好きならば楽しめる作品だとは思う。
この映画を見終わって思ったのは、「ただひたすらのんびりできた」と思ったのが印象的だった。簡潔に言えばメキシコにいる若造をただ連れてくるだけの物語なのだが、メキシコの広大な風景、馬の躍動感、人と人との文字では言い表せない感触の美しさ、そこに生きる人々の絆、よそ者であるイーストウッドたちを受け入れてくれる現地の人々の優しさ、太陽の照具合、遠くに見える荒野の熱気、建物がほとんど出てこない広々とした空間、余計なシーンがないからこそ物語に惹かれるし、その時間はゆっくり静かに流れる。そんなゆったりとした風景を見たときに忙しなく物語に集中して見れたことがこの作品の最大の魅力なのだと思った。
ニワトリが大活躍するのも愛しいです
スーパー爺さんを絶賛する作品
あれ?この既視感は一気に「マディソン郡の橋」まで戻されたような、、、
「グラン・トリノ」を最後にすれば良かったのに・・と切に思った・・。...
マッチョ。
クリント・イーストウッドの創作意欲に脱帽
男の生き方と、帰るべき新しい家。
君にとってマッチョとは何かを考えよう!
マッチョの意味は強いということです。作中で言っているのでここでの定義はそれ。では強いっていうのはどういうこと、人を指すのか?を考えさせるのがこの映画です。
かつては一流の腕を持ち馬を自在に操っていた老カウボーイと、誰も信じないと強がり一人で生きている少年。この二人を通してマッチョとは強さとは何かを描いています。
筋肉モリモリのシュワちゃんだけがマッチョではない。マッチョとは生きざまです。どう生きていくか、自分自身の人生をどう使うのか、信念を持てるのがマッチョだと受けとりました。
とまあ、感想としてはそんな感じでしょうか。
実際のところこの映画はイーストウッドを観るための作品です。年老いたイーストウッドが、イーストウッドだ!というのを味わうためのものです。そこんところ、よろしくお願いします。
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