クライ・マッチョのレビュー・感想・評価
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クリント・イーストウッド91歳
クリント・イーストウッドももう91歳ですか。この映画を撮り始めたのはもう少し前だろうけど、少なくとも90歳前後の人が作るような映画じゃないですね。逆にストーリーが出来すぎていて、映画の教科書に載りそうな出来栄え。 ただあまりにキレイすぎると逆に物足りなさを感じてしまったり…91歳、恐るべし。
淡々とした起承・(てん) 結の映画かな⁉️
クリント・イーストウッドがもう少し若ければ良かったのに、と思うくらいよぼよぼ感が拭えなかったですね😅 ストーリーも、淡々としていて、スリルも迫力もサブライズもなく、知らぬ間に終わった感じです😓 クリント・イーストウッドの花道映画と考えればそれでいいのかもしれませんが、特別ファンでもない私にとっては、とても物足りない映画でした😨
美しく広がる乾いたメヒコの大地と肌
映像がとても美しく車と馬が並走するシーンやメヒコの乾燥した大地や空気感がしみわたる、そして静かに潤い程よく整って行く。国境でのラストシーンに流れるピアノの老人の足取りのようなシングルトーンと鶏の鳴き声が情緒を最大限に揺さぶる。
ご老体は労りましょう。
かつてロデオスターとして人気だったが今は孤独に暮らす老人が、元雇主から息子を誘拐してきて欲しいと頼まれ、実行するうちに少年と友情を育む話。 イーストウッドはもはや奇跡のような存在だと思っているので、話の面白さどうこうよりスクリーン内で動いているだけで見に行く価値ある(言い過ぎ?笑)。特に今作は、60-70年代西部劇のヒーローとして人気で、その後もコンスタントに作品に出演・監督をし、最近は「ヒーローについて」を問う作品を多く撮ってるというイーストウッド本人の歴史が乗っかってるからこそ成立する話。 ラストの"マッチョ"について少年と語るシーンなんて、完全にイーストウッド自分のこと話してるだろという感じなので深みが違う。 そして"マッチョ"になることを切に願うイタイ少年の問題が完結せずに終わるのは、イーストウッド自身が次の世代に伝えたいことは伝え切っていて、今後どうするかは君たち次第だぜ😎みたいなメッセージに感じた。 ただ、劇中では何歳の設定が分からないけどイーストウッド本人は御歳91歳。そんなご老体にかなり鞭打たせてる誘拐計画で笑う。ご老人を長距離ハイウェイさせるんじゃないよ、ベンチの固いところで何日も寝かせるんじゃないよ、ロデオ(さすがにあそこはスタンドだろうけど)させるんじゃないよ、と何度思ったことか(笑) あとは本当にイーストウッド、チャラいケバケバした女性嫌いなんだな〜と。少年の母親とは真逆なカフェの店主がまさにマリア様のような穏やかで全てを包み込んでくれそうな女性で、そういう女性と最期は穏やかに暮らしたいんだろうな。まぁそんな女、そうそういませんよ。
クリント・イーストウッド 90歳 真夏の大冒険‼️
はい。よく私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。 イーストウッドの映画です。現在 91歳。撮影時は90歳。いや年齢は関係ない。レジェンドです。 パンフを読むとレジェンドと共演できるだけで、最高と言っている役者が多数。 話しがずれて申し訳ないが屋久島の縄文杉だ。樹齢4000年以上だよ。もう神さま。御神木だ。災害大国の日本で生きてきた。人々を見続けてきた。そんな感じだよ。ただ・・・ 屋久島行った事ねえし。 偉そうな事言ってすみません。 一応言っておきますが私のレビューはとっちらかっていますからね。言いましたよ。 レジェンドと言えば、皆さま 蒼井そらちゃんをご存知でしょうか?簡単に言うとセクシー女優です。日本よりアジアの知名度は抜群です。タイやインドネシアでは映画に出ています。しかしながら・・・ 中国では女神‼️ツィッターのフォロー数が1500万ですよ。 レジェンドです。 で、最近ネットニュースで関連の記事が配信されてあるんですが、そんなのはどうでも良いんです。ある部分が凄いんですよ。下ネタじゃ有りませんよ。 2019年に二卵性の双子を出産したんです。そらちゃんが。その名前が予想の範疇を超えているんです。 考えて下さい。なんと・・・ やすし きよし‼️ またもレジェンドだーー‼️ 今度は男女の双子を出産して。名前は・・・ 大輔・花子 の予定・・・らしい・・・ はい。枕が終わりました。さて映画の感想に入ります。いわば余談です。 マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)はかってロデオのスターでした。しかし老境になりクビに!一年後、昔の雇用主からメキシコにいる息子を連れて帰ってくれと依頼されます。 マイロは渋々メキシコに向かって車を走らせます。 テキサスからメキシコへ。車は南へ走る走る。時代は1980年。なんとも殺伐とした風景。だがそれが良い。 元雇用主の元妻はメキシカン。子供の面倒をみません。ただ色気たっぷりでマイロを誘惑します。 その手は桑名の焼き蛤‼️ 少年は闘鶏場にいました。相棒は闘鶏の雄鶏。その名もマッチョ❗️またね、このマッチョが良い演技するんですよ。 そしてこからメキシコからテキサスへの旅が始まるわけです。まっ映画ですからすんなりとは行きません。 なんか、【運び屋】を彷彿とさせます。途中の鄙びた町の飲み屋で暫し滞在します。色気のある女性が店主です。 マイロは動物に優しい。村人が動物の相談に来るようになります。マイロ曰く、俺はドリトル先生じゃねえ‼️ ここで脱線します。すいません。 二カ月程前の事です。帰宅中、歩いていた時です。目の端に違和感。あれ?鳥?なんとムクドリがネットに引っかかっていた。なんか目で助けを求めています。 はい。助けに行きました。ところが全身ネットに絡んでいます。無理です。ただ自宅まで100メートル。 「ちょっと待っててね」 自宅にダッシュ。ハサミを持って戻ります。ネットを切って手にムクドリを載せます。ムクドリは私に攻撃します。 「いやね、君を助けようとしてるんだよ」 大人しくなりました。私に課せられた命題。絶対にムクドリを傷つけない。 なんとか、全ての糸を除去出来そうです。あっ? あっ?もし飛べなかったらどうしよう?見殺しには出来ない。飼育したら法令違反。 最後の糸を切除しました。 「飛べる?」 飛べました‼️良かったーー ムクドリは一気に遠くには行かず、電線に止まって私を見ています。 「助けてくれて、ありがとな」 間違いなくそう言っていました。鳥にも心はあります。 脱線が長いんじゃ‼️ 失礼しました。 多分ね、この映画はイーストウッドの佇まいを堪能する映画。若い方は理解出来なくてもしょうがない。 「年寄りの冷や水」「60の手習い」「老いては子に従え」 どれも老人を揶揄しています。イーストウッドは言います。 いや違う。矍鑠としている老人は沢山いる。一括りにするんじゃねえ‼️ 恋をしてもいい!新しい事を始めてもいい!自分で、型にはめこむんじゃねえ! そう言ってます。イーストウッドは! そんなこんなで堪能しました。 あと・・・動物好きに悪いやつはいねえ‼️ イーストウッドの悪口を言う奴はマグナムで頭を撃ち抜くぞ‼️ こんな長文、駄文にお付き合い頂きありがとうございます。途中脱線したり乱暴な事を言ってごめんなさい。
何を観せられたのか
これは、あれだな、マスターベーション。
クリントイーストウッドのマスターベーション映画。
行く時メヒコめちゃ近いやん、帰り遠いやん。
ママに迫られるのとかなに?
いうほど悪ガキじゃなくない?
ちょいちょい見せる男前(風な)仕草、顔。
いや、分かるけども。
そこ、恋に落ちる?とか。
なんかマディソン郡の橋のオマージュ?続き?
なんなの、って、感じがしたわ、、
MVPはとりあえずチキンさんで。
んー。
もうそこにイーストウッドがいるだけでなんかすごいのだ かつてマッチ...
もうそこにイーストウッドがいるだけでなんかすごいのだ かつてマッチョ&ワイルドの象徴だったイーストウッドが、年月を経て心のマッチョを獲得したかっこよさ。 道を迂回したり、自分のダメなところを反省したり 人を許して愛せる、 そんなマッチョを自分も目指したい!
マッチョの権化が指し示す、新たなマッチョイズム。これってイーストウッドの遺書なんじゃ…。
元ロデオスターの老人マイクと、彼の恩人の息子ラファエルが、メキシコを旅しながらお互いを理解していくというロードムービー。
監督/製作/主人公のマイクを演じるのは『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』の、巨匠クリント・イーストウッド。
御年91歳!
俳優としては70年近いキャリアを持つハリウッドの妖怪が、監督デビュー50周年の節目に送り出した一作。
30年以上前にイーストウッド主演作として持ち込まれた企画が紆余曲折の末、ついに御大自身の監督作として世に送り出された。
余談だが、一時はアーノルド・シュワルツェネッガー主演作になりかけていたらしい。
シュワちゃんがマイクを演じていたら、全く違うジャンルの映画になっていただろうな😅
本作の感想を端的に言ってしまうと、「イーストウッド以外が主演だったら何の価値もない映画」。
お世辞にも面白い映画とはいえず、100分ほどのランタイムでありながら何度も時計を見てしまった。
ダラダラと長いだけのメキシコ道中。
何度も繰り返される、警官に捕まるか否かのハラハラサスペンス。
何故かワンオペな追手。
イーストウッドの高齢化によるアクションシーンの迫力のなさ、etc…。
正直不満点は山ほどある映画です。
とはいえ、観終わった後の満足感はなかなかのもの。
正直、アメリカン・マッチョイズムの権化のような存在であったイーストウッドが、90歳を過ぎてからこの作品を撮ったという事実に胸がいっぱいになった。
本作はほとんどイーストウッドの遺書。
いつ死ぬかわからないから、とりあえずこれだけは撮っておこうと思ったんじゃないだろうか。
落ちぶれた元ロデオスターという設定は、西部劇のスターであったイーストウッド本人のキャリアと重なる。
イーストウッドは監督へとキャリアチェンジしたことで、上手くハリウッドの世界を生き残ってきたわけだが、一歩間違えれば元アクションスターのロートルになってしまっていたかも知れない。
本人にもそういう自覚があったんじゃないかな?
イーストウッドが元ロデオスター、マイク・マイロを別の時間軸の自分だとはっきりと自覚し演じていたからこそ、これほどまでにキャラクターのリアリティが引き出されていたのだろうし、観客もマイク=イーストウッドだと思いながら観賞する事ができたんだと思う。
強く勇敢でワイルド、馬を駆り、銃を打っ放し、気に食わない奴には鉄拳制裁。出てくる女はみんな自分のものになる。
イーストウッドが演じてきたキャラクターこそ、正にアメリカン・マッチョイズムそのもの。
しかし、このマッチョイズムは独りよがりで排他的な正義感という側面も持つ。
「Make America Great Again」を掲げた某大統領がメキシコ国境沿いに分離壁を建設しようとしていた事は記憶に新しい。
自国と他国、自分と他人、その隔離と排他を押し進める為の力こそがマッチョイズムであるならば、そんなものには何の価値もないとイーストウッドは切り捨てる。
本作でイーストウッドが新しく打ち出すマッチョイズムとは、チキン(臆病)の皮を被ること。
臆病なことや弱いことを不要だと切り捨てることはない。
弱いからこそ他人と手を取り合って生きていくことが出来るのだろうし、年老いた肉体にも新しい可能性を見出すことが出来る筈なのだ。
チキンとコック(男根)は表裏一体である。
それこそがイーストウッドが90歳を過ぎて呈示する新たなマッチョイズム。
若き日のキャリアを振り返り、それを「過大評価」であると言い切り、その上に新たな価値観を築き上げる。
まさにイーストウッドの人生の総決算のような映画であり、もはやこれは面白いかどうかとか、そういう問題ではない気がする。
イーストウッドが人生を締めくくるために作ったのではないかと思わせる一作。
とはいえ、イーストウッドが本作を最後にポックリ逝くとは思えない。
マジで200歳くらいまで生き続けて映画を撮りまくって欲しいし、イーストウッドならそれも不可能ではないような気がする…。
コケ国境
元騎手の老人が知り合いの息子を他所から自国へ連れてくる話。 老人と少年の語りがメイン。緊迫シーンもあるが都合よく軽く流れていくので、全体的にまったりとしている。 良い点 ・終わり方はきれいか 悪い点 ・少年がやたら前のめり ・心変わりが多い ・手話というよりジェスチャー
老人のみが醸し出せる理屈のないユーモア
TOHOウェンズデイに
今日見逃すともう後がないかもしれぬと仕事を早退
前の二作 その前も と傑作続きだったので
かなり期待していたが… オラとしてはアラ? という感じ
話はシンプルだし長さもちょうどよいが
なんか所々に違和感が残った
・母親はなぜイーストウッドに迫る
・レストランのオバサンはなぜ2人をかくまう
→イーストウッドじいさんはなぜそんなにモテる
オラの親父が他界した歳より上なので
・息子の気持ちの変化のタイミングと行動が不規則で
しっくりこない
・牧場でそれなりに時間が経過していることがうかがえたが
割いている時間が短いような
・追っ手弱すぎ
大長編の小説を無理矢理1時間半にまとめ
説明的なエピソードを極力省くとこのようになると分析する
まぁ1970年代の話みたいだし
牧場でのエピソードなどは微笑ましく 画はキレイ
老人のみが醸し出せる理屈のないユーモアを感じ
平和でほのぼのとした幸せな気持ちにさせられたのは事実
イーストウッドの遺作としては惜しいのでもう1作お願いします
イーストウッドすごい
運び屋じゃないよは笑っちゃいましたね!
イーストウッド、年齢を重ねても
衰えないというか
俳優という職業の真骨頂を
見せつけられているというか
加齢という人間の弱点さえ
強みに変えてしまう生き方を体現していて
ほんとうにすごいと思いました!
マッチョ!
気軽に観れる現代版西部劇かな
シリアスな作品の印象が強いイーストウッド作品にしてはライトなテイストのロードムービー。撮りたいものを撮った、そんな監督の思いがスクリーンから伝わってきたような気がします。 馬から車に乗り換えて西部劇に出てきそうなメキシコの風景を少年と旅する。細かいことを言い出せば色々と雑なところもあるけれど、西部劇って昔からそういうとこあるよねって、気軽な気持ちで見たほうが楽しめる作品でした。
とにかくカッコイイ
正直、強引な展開、不自然さ、唐突感や違和感、あまり芳しくないところはたくさんありました。それでも、この質と格好良さは、全てのマイナス要素を打ち消してしまった。 変なところも感動的なところも、そしてエンディングさえも淡々としていて、派手に盛り上がるところなんて皆無だった気がする。それでも、この素晴らしい作品に非常に感動してしまった。これだから今一度イーストウッド作品を見返したくなってしまう。不滅の格好良さをもっともっと欲してしまう。
寅さんパターンか?
ここ最近の監督主演パターンをなぞっている感じ。もはやCイーストウッドの日記というか想いを映像化してる?有名俳優は出てないし、ストーリーはおそらく1ページ程度で纏められる。が、後期高齢者となった、昔はマグナム44を街中で撃ちまくってた男がカメラの前でゆっくりとダンスする姿はただ泣ける。映画の神様に愛された男の神話はこれからも続くか。
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