劇場公開日 2021年9月17日

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「暗いけど、美しいすれ違い恋愛映画」レミニセンス keytonさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0暗いけど、美しいすれ違い恋愛映画

2021年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 人の記憶を呼び覚まし、幸せな時間を思い出させてくれる職人ニックは家の鍵をなくしたというメイの依頼を受けて、彼女の記憶を呼び覚ます。無事に鍵のありかがわかり一段落した後彼女のイヤリングが職場に落ちていたので彼女の職場へと足を運んだ。しかし、メイはおらず行方不明となった。同時に、裁判所へある事件の依頼を受けて検察官と昏睡状態の男の記憶を再生する。そこには行方不明になったメイが登場し、ニックは事件の真相とメイの追跡を開始する。
 賛否分かれた映画なので自分としては否に近い感想でした。全体の流れがだらだらして途中で寝てしまった。雰囲気も暗く、娯楽映画としては楽しめない。最後の主人公の選択に関しても共感できない展開だった。
しかし、水没した街の様子を再現したのはとてもよかった。市場や酒場の様子は水浸し以外は現代と変わらない様子で今までどうりの日常を送ろうとしている人間の本能を感じられた。
また、水中に沈んだ劇場のシーンはとても美しかった。引きの画でこんなに感動した映画はあまりなかった。

keyton